人間賛歌・もっちゃん4649

人のぬくもりの中で (’08年4月の自分史)


死~ぬも 生きるも ねえお~まえ♪
水のな~がれに なにかわ~ろ♪


引っ張りの上着を羽織ながら 一つのボタンを真剣にかけながら

 大声で口ずさんでいます~


このフレーズだけが何回も繰り返されて、

しみじみと意味を噛み締めているかのようです


ただいま朝食の最中ですが、寒さを少し感じたので 上着を着ているところです


自分で出来ることはいくら時間がかかっていても 手を出さないで見守ってあげています


プライドがありますものね~

達成感も味わいたいでしょうし・・ね


ゆっくりと時間が過ぎて、再度食事が始まりました


自分で判断して即行動に移しますから、母の部屋で私は待機中です

背中を向けてパソタイムであったり、レース編みをしながらビデオ鑑賞であったり~と


誰かが傍にいてくれると言う安心感が とても大きな安らぎに

つながっていると実感しています


これが大きな親孝行なんでしょうねえ~

何も別段しているわけでなく、だまっているだけ


「おうおう、罰が当たります~(^^)」

と ポータブルトイレの介助をしていると お礼を述べています


「ありがとありがとう(*^^)v   すまんなあ~♪」


いろんな場面が的確に判断できて、それに応じての労いの言葉を遣えるという 

人間の尊厳を保った生き方を目の当たりにできて、

自分の未来と重ね合わせることもよくあります


こんな天晴れな老い方が私に出来るかしら?


喜びに満ち溢れた言葉を遣える達人でいられるかしら~?


取り越し苦労を軽蔑してきた私でしたが、いろいろと先暗示をしているのに気づきます


毎日老い方を学んでいるのだと思えてきました~


体力の衰えは否めませんが、認知症の進み具合は3年半前のままか、

それ以上におかしな幻覚もないし 母親を立派に演じてくれています~


寄り添ってくれる話し相手が 傍にいることの大切さを

教わっているのだと感じます


「栗の木で植木鉢を冬の間に作ったから 野草を植えてやって(*^^)v」と

大小5鉢を 友が届けてくれました


硬い栗の木ですから、水に強いと聞きました

芸術作品だと感じ、穴をあけるご苦労も見えます~


大切に使わせてもらおうと、今日の園芸の内容が決まりました


プラスチックの鉢でなく天然木の中で育つ野草は幸せ者ですよね~


人のぬくもりの中で 人は安心して生活できるのですね~


母も私も人間賛歌の朝です~


あなたもお幸せにね~

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)



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