人間賛歌・もっちゃん4649

修行の時 ('09年4月の自分史)


春爛漫の候を迎え クウの散歩道はタンポポの絨毯になっています


東屋に続く一本道ですから 地上の星が散りばめられたような

嬉しい眺めなのです(*^_^*)


昨日は母の隣のベッドに見舞いに見えていた女性と 親しくお話が出来

親孝行の話はいつ聞いてもうれしくほのぼのとしてくるわね~♪と 感動しました


夕食の介護だけに顔を出しているのですが 隣のベッドには

食事が運ばれてこないということに最近気が付きました


部屋が途中で変わったので 母は新入りですし

静かにひそやかに私もマスクをかけたまま おしゃべりを控えていたのです


食事介護の途中で入室なさった方が隣のベッドに行き

「○藤○○子さん!」とさかんに声かけをなさっていました


体温を測ってみたり顔をタオルで拭いてあげたり 化粧水をつけてあげたり

娘さんならではの親身の介助を始めていました


食事時間に食事の摂れない辛さがわかるので なにか一言声をかけたくなってきました


「入院はいつからなのですか~?」とお訊ねしました


千羽鶴が2連吊るされていますし 豪華な活け花がいつもきれいに左右にあります


壁には曾孫さんの誕生を教えてあげたいと願う写真が 何枚か貼られていますし

いかに大事に皆さんが回復を願っているのか一目瞭然のベッド周辺なのでした


「去年の9月末に蜘蛛膜下出血で大分の病院にいったのですが

治療法がないからというので 年末にここに来たのです。」と言うお話でした


「三ヶ月経てば 病院を替わるというそれなんですね~

でも 治療法がないというのもお辛いことですよね~」


「78歳で急に倒れ それまでは元気な優しい母でしたから もう一度

目を開けて欲しいと呼びかけてみたり、刺激を与えてみたりしているのです。

母の面会は子供や孫が多いから、毎日3人以上は顔を出しているはずです。」

と言いながら 看護日記をめくって確かめていました


「私たちは5人姉妹で、みんな近くに住んでいますから~」


「あらまあ、よく似ていますね~♪

私も4人姉妹なんですよ。

女の子は何をおいても駆けつけますからね~!」


「半年経ちますが、顔に化粧水を塗ってあげたりすると、

顔を触られているのが分かるのか表情が動きますからねえ。

ほとんど子供たちの自己満足だけの見舞いなんですけどね~」と 寂しげに仰いました


母の年齢を聞かれたので答えると

「母も後10年は生きてもらえると信じていました!」って・・・


78歳である日突然 クモ膜下出血で倒れた母に何ができるか

ほとんど私たちの自己満足のためだけの介護なんですと・・・


母親を中心に姉妹や孫が結束しているのを感じられるだけでもありがたいと仰っていました


「夕食介護にだけ通っているのは私の自己満足なのかもしれません。

完全看護の病院だから手を出すのは悪いかな~?と思いますが、

手放しで母を預けて楽ができると思う自分は嫌なのです。」と

彼女の自己満足という言葉を聞いて私の気持ちも話せました


母のベッドの位置の人は すぐに回復して退院なさる人が多いですよ~と

反対に励ましていただきました


使命を持って生かされている寿命ですから 介護させていただいている者にも

いろんなことを学ぶ修行の時が与えられているのですね!


母の元気な顔を見ながらそんなことを思っていました(*^_^*)


いつ退院してもおかしくないと思えるような顔色の良さでしたよ!

ご安心くださいね(@^^)/~~~


5人姉妹に相応しい野草を見つけました\(~o~)/


暖かなお日様の中で光り輝いている シロタンポポです♪





PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)



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