今思えば、大きな人生の転機が形を現してきた時だったのです!
「早いな~~、もう半分の日数が経ってしまったのね~!
楽しい時ってあっという間に過ぎてしまうのねえ~」とカレンダーを見ていると、連れ合いから電話がかかってきました~
話を聞いて一瞬固まってしまったのでした~
3歳の孫のサヤちゃんがジョンの犬小屋の扉を開けてしまったそうな!!
その頃ジョンはゴールデンの体格の大きい方で、ゆっさゆっさと巨体を左右に揺らしながら歩き、60キロ近くの大型犬だったのです。
顔は間の抜けたようなとぼけた顔をしているので愛嬌はあるのですが、何と言っても瞬発力があって野良猫を見つけて走り始めたら、私の力では制止できなくなっていたのでした。
散歩は息子や連れ合いにお任せでした。
私はもっぱら餌をやったりサークルの中の清掃係りで、いつもその様子をサヤが横で見ていたのです。
餌をやるとき、自分も同じようにやりたいと言ってぬいぐるみの感覚でかわいがっていました。
ジョンは性格はおとなしいのですが、うれしさの愛情表現で飛びかかることがあります。
だから、サヤにはせいぜいサークルの隙間から手を入れて顔を撫で撫でするくらいの関わりしか持たせていなかったのでした。
ところが!!です。
ママの保育園のお勤めが9月から始まり夕方4時前には帰ってくるのですが、私が竹田に帰り留守をしている半月間は、ママに家事全般がかかってしまいます。
洗濯を取り込んだり夕飯の支度をしたり大忙しで、さやは一人遊びを余儀なくされている毎日でした。
三輪車に乗ったり、網を持って蝶を追っかけたり、砂遊びをしたり・・・
めったにジョンの小屋のサークルに立ち寄ることは今までにはなかったのでした~
きっと、餌がなくなっていたのかもしれません。
何か気になることがジョンにあったにちがいありません。
おばあちゃんがいないので、淋しそうに見えたのかも?
私がするのをいつも見ているので、サークルの戸をあけるやり方を実行してみたのでした。
ジョンは一目散に裏の出口に走って出て行ったそうです。
サヤは幸い押し倒されることもなく、怪我も何もなかったそうですが・・・
ビックリして大声で泣いて知らせたそうです~!
息子師匠がたまたま在宅中だったので捕まえに行ってくれたが、線路の方まで一目散に走って行ってたそうでした。
サークル内の生活なので、首輪のみにしてあり、誘引の紐は散歩の時につけてやることにしていました。
やっと自由を得たジョンを連れ戻すのは大変なことだっただろうと、息子の苦労している姿が目に見えるようでした。
なんといっても大きな熊くらいの体格ですからね~
連れ合いは息子に自転車のチェーンのような鎖のカギをサークルの入り口にさらにつけておくように頼んだという話でした。
誰も怪我をしないでよかったね~としみじみ話し喜び合ったのでした。
この騒ぎが義母の心証を害するきっかけになり、すべて私への不満が鬱積し爆発していく布石になったのでした。
嫁さえ実家に帰らなければ孫の嫁が夕方、幼子を1人遊びさせないで済むのに~
退職金を実家のために使うくらいなら、若い子を働きに行かせなくって済むのに~
働きに行くようにと勧めたのは嫁だ~
昼間の留守番を年寄りにさせるとは何と言う嫁だ~~
親戚の長老に意見をしてやってくれ~と再三電話をするように義母がなっていったのでした。
9人家族で人があふれている家と、父が亡くなり10年以上も独居で物忘れがひどくなった実母の家と・・・
私1人が半月間抜けても影響ないと当時思っていた私でした。
えこひいきなしに半月ずつ両方の母を看ても罰は当たらないと信じていたのです。
そんな人間愛はみんな持っているものだと思っていたのが間違いだったのです。
私に向かって言葉では平静を装っているのですが、竹田に帰っている間口汚くののしり連れ合いを責め続けたそうです。
実家ばかりを大事にしすぎる嫁は返してしまえ~とばかりに。
気の済むまで言えば収まるだろうと聞き流して反論もせず連れ合いは聞いていたと後で知りました。
私に面と向かっては何も言わない義母でした。
表と裏の使い分けが巧妙なんです~
家に来る人毎に、ひどい鬼嫁だと同情してもらう話をするそうです。
私の噂は面白おかしく地域に広がり、後ろ指を指されていることが私の耳に入ったのは10月9日のことでした~
思い出すのも辛いことです~
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もっちゃんです
tuyosi
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