４人の娘の名前を （２００６年１１月の自分史）

　　
認知症の母はやはり大部屋の入院は無理でした。

「昨夜は一睡もしていませんよ～」と母に付き添ってくださった若い看護師さんが

報告してくれました。


食事が届いても点滴の管が手に刺さっているし、朝食に間に合うようにと朝７時半には

出かけたのですが、部屋にはいませんでした。


食堂にいるのかなと思っていってみると車椅子に紐で縛られて動けなくなっているのです。

娘を探すと言うことで徘徊が始まったようでした。


見つからないと思ったのか、４人の娘の名前を次々に大声で叫んでいたんですって～


大部屋に連れて行くと、みんなの視線の冷ややかなこと！


これはすぐに個室に移らないと、私の神経がおかしくなるわ～と感じました。


今日から抗生物質の投与が４日間ほど始まると説明を受けたところでしたが、認知症の

進行が早すぎるし、個室にこれから新しく変わることで　尚いっそう大変になりそうだと

先生にお話して、在宅で飲み薬で対応しようと結論を出していただけたのです。


高熱はあれ以来落ち着いているし、急変したらまたお願いできるので、ひとまず落ち着きました。


昨夜眠っていないので、部屋に帰るや否や、ぐっすりと熟睡状態の母です。


今の間に犬の散歩を済ませて　母に付き添いたいと思っています。


ご心配をおかけしましたが、落ち着けましたのでお知らせをしておきますね～


高齢なので油断は出来ませんが、老木が自然に倒れるような大往生を願っているのです。


「いつかはお別れの時がありますものね～」とお医者さんに言ったら、

「そんな肺炎くらいでお別れにはさせたくないですよ～」と明るく笑ってくださいました。


母がいつもの元気を取り戻せたら御の字だと思っています～(^.^)/~~~

では、またね～




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