人間賛歌・もっちゃん4649

小さい事の積み重ねが (追憶の日々)


『小さい勇気こそ』


平成10年10月10日10時10分10秒の時に

九州の母は奈良に電話をかけてきました


そのころは体育の日で 祝日だったので

娘に喜びを送りたかったのでしょうね


「10がたくさん並んで珍しいから・・・」と言う用件でした

「あら! そうねえ。」と私も気付きました


平成11年11月の時も 平成12年12月12日12時12分12秒の時も

同じパターンの喜びを母は感じているだろうなあと

授業中なのに なぜか思い出していました


平成13年以降はこの楽しみもなくなりました


でも HPを始めて アクセス数が気になり始め 他の人のHPでも

5555とか 66666などと並ぶと とても喜びを感じます


小さな喜びを たくさん感じられる人になりたいと思うのです


「チリも積もれば山となる」


小さい事の積み重ねが 大きなことにつながると言う事を 考えてほしかったのです


二男が6年生の時に もらってきた学級通信に載っていた詩です

それ以来大事に使わせてもらっています


これは昭和四十年代のはじめの八鹿小学校の卒業式で

その時の校長であった東井義雄先生が 卒業していく子ども達に読まれた詩であると

検索上手な人に作者を調べていただけました


私も同感です

小さな勇気こそ たくさん欲しいなあと願うようになりましたからね



小さい勇気こそ

(東井善雄)

人生の大嵐がやってきたとき

それがへっちゃらで乗りこえられるような

大きい勇気がほしいにはほしいが

わたしは

小さい勇気こそほしい。


わたしの大切な仕事をあとまわしにさせ

忘れさせようとする小悪魔が

テレビのスリルドラマやマンガに化けて

わたしを誘惑するとき

すぐ それをやっつけてしまえるくらいの

小さい勇気でいいから

わたしはそれがほしい。


もう五分くらい寝てたっていいじゃないか

けさは寒いんだよと

あたたかい寝床の中からささやきかける

小さい悪魔を

すぐ やっつけてしまうくらいの

小さい勇気こそほしい。


明日があるじゃないか

明日やればいいじゃないか

今夜はもう寝ろよと

机の下から呼びかける小さい悪魔を

すぐ やっつけてしまえるくらいの

小さい勇気こそほしい。


紙くずが落ちているのを見つけたとき

気がつかないというふりをして

さっさと行っちまえよ

かぜひきの鼻紙かもしれないよ 不潔じゃないかと

呼びかける 小さい悪魔を

すぐ やっつけてしまえるくらいの

小さい勇気こそわたしはほしい。


どんな苦難ものりきれる

大きい勇気もほしいにはほしいが

毎日小出しにして使える

小さい勇気でいいから

わたしは それが たくさんほしい。


それに

そういう小さい勇気を軽べつしていたのでは

いざという時の大きい勇気も

つかめないのではないだろうか。





アブチロンです






PS

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