まるで天国と地獄ほどの開きのある内容でした。
いつもご夫婦で花の追っかけを楽しみ、きれいな風景や花の便りを下さっていた優しい心の持ち主で、いつかは楽しいお仲間に入れていただきたいと憧れていたご夫婦だったのです。
私は変化のない平穏な中で生活していますから、なかなか気持ちの切り替えがつかずにいつまでもその余韻を引きずる傾向があります。
用事を済ませて余暇が出るとついその中にのめり込んでいくのです。
小さな気分転換は前庭の花が力を貸してくれますが、命の話になると誰かに聞いて知ってもらわないと立ち止まってそこにいつまでも留まってしまうのです。
話し相手が身近にいない環境ですので、差し障りのない範囲で日記にアップすることが区切りをつけて前に進める方法ですので、今日は重たい内容ですみませんがよろしくお願いしますね~
重たさを分けて持ってくださいね~
”我が家にも生涯最も歓迎したくない出来事が起こり・・・
実は相棒が膵臓癌に侵されて、入院加療中ですが、死刑宣告を受けてます。
余命お盆までと言われています。
膵臓から肺に転移、そして右腕の骨を溶かし右股関節までも侵されて不自由な身に・・・
後僅かな命を楽しく楽に送らせてやりたいと思って悪戦苦闘しています・・・”
”何と惨いお話なんでしょう~!
以前に母と同じく若年認知症~?という話をお聞きしていましたので、ゆっくりと物忘れが進み最後にお別れのときがやってくるのだと理解していました。
私の場合は90歳の母親ですからいつお別れが来てもおかしくないのですが、奥様とそんなに早い別れが告げられているとは本当に驚いてしまいました~
若い人の体には癌細胞は早く廻ってしまうと聞いたことがありますから、全く地獄のお苦しみの毎日ですよね~
奥様の意識は正常なんでしょうか~?
傍にいるものの方が精神的に参ってしまいますよね~
お盆といえば、もうすぐです~
針のムシロのような毎日だろうと推察しています~
よくまあ私のことを思い出してくださいました~
ありがとうございます。
苦しい時は胸のうちを聞いてもらえるだけで救われる思いを何回も経験しています~
お辛いお気持ちをゴミ箱だと思って投げ捨ててください~
何のお役にも立てませんが、せめてあなたの心を軽く出来ますならばお聞かせくださいね~
何もお助けできませんが、いつでも気持ちのはけ口としてお役に立てるのでしたらもっちゃんは幸いに思います~
少しでも奥様が激痛から解放される方法があるなら叶えて上げてください~
なによりも頼れるあなたの支えが大きな安心と救いになりますからね~
優しいご主人で喜んでおられますよ~
一番安心できる人が傍にいてくれるのですからね~
どうぞお疲れの出ませんようにご自愛ください~
最愛の人の最期を看取る辛さはもっちゃんと同じ毎日ですよねえ~
とても身近に感じられます~
しっかりと食べて元気を出してくださいね~
遠く西の空からご健闘をお祈りしています。”
翌日、お礼のメールを受け取りました~
外泊許可をもらって家に連れて帰り、子どもや孫や兄弟たちを呼んで楽しい一時を過ごさせてやりたいと思われたそうです。
おそらくこれが最後の見納めになるのかも~と話しておられました。
認知症が奥様の苦痛を和らげているのがせめてもの救いですと教えてくださいました~
今年の梅や桜の季節を二人で過ごされていたのに、人の運命の儚さというか脆さというか、一寸先は闇なんだと今はそのことが大きく心を占めています。
大切な家族と離れている私は、いつも眩しい思いでお二人の幸せなお姿を想像しながらいつかは私も同じような二人の生活を楽しみたいと理想にして憧れていたのです。
なんだか足元ががくがく震え薄氷を踏んでいるような怖さを感じています。
幸せはいつ消えてなくなるかどこにも明日の保証はないのですものね~
私の選択は正しいと思っていたけど、あまりにも信じられないご不幸に見舞われているメルトモさんを思い愕然としているのです。
死を考えることは生を考えること~
今をどう生きるのか、限りある生を大切に慈しむ日を送りたいと願っています~
”すべてが無常なのだ”ということがすこ~し理解できてきました。
未熟者なんだと気付けたことが悟りかもしれません。
悔いのない日を過ごしたいと願っています~
がんばってくださいね~
すべての人のご健闘をお祈りしています!
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