毛沢山語録

大陸素浪人の毛沢山が中国や東南アジアについてご報告いたしますw。

毛沢山、お姉ちゃんに騙される?の巻(Closer To Home _Grand Funk Railroad)

2015-10-11 10:34:24 | 日記

50キロもある荷物(中身は本)を持って無錫から高速鉄道と地下鉄を乗り継ぎながらやっとの思い(重い)で到着した上海浦東空港。

とりあえず喫煙者の私はタ-ミナルの外にある屋外喫煙所で一服をする事に。

そこでタバコを吸ってると若いお姉ちゃんが私に声を掛けてきました。

「あの~、すいません」(中国語)

嫌な予感がしたので「私は外国人アル」(中国語)と答えた。

そうするとお姉ちゃんは英語で

「I am hungry」 「I  have no money

ときやがりました。

そして「私に食事をごちそうしてもらえないですか?」(中国語)

これは英語で言えないらしい。(笑)

 キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

これは新手の古事記商売なのか?

でもこのおねえちゃん、なかなかかわいいし身なりも良い。

ひょっとして美人局?(笑)

私はもう歳なので鼻の下もへその下も延びない。(笑)

振り払おうとしたが、後ろについてくる。

しかたないので事情を聞いてみると

①9月11日に安徽省から友達と南京に仕事を探しに出たが、どこも雇ってくれないので上海までやってきた。

②上海で仕事を探してみたがやはり何処にもない。そしてお金もなくなってしまった。

③もう2日もなにも食べてない、どうか麺をごちそうして欲しい。

と言う事なのである。

まあ、昼飯も食おうとしてた所だし、飯くらい奢ってやるか、ということで別の所で活動中のもう一人のお姉ちゃんもつれて近くの空港内のハンバ-ガ-屋へ。

しきりに麺で良いと言うが麺の店までは遠いので50キロの荷物持って歩きたくない。

それに麺屋に別の仲間がいるといけないので

ハンバガ-買ってやると二人はよほど腹が減っていたらしくガツガツと食べる。

二人とも安徽省の農民も子供で26歳。超市(ス-パ-マ-ケット)の店員だったが、二人で新しい仕事を探して放浪してたようだ。

でも、もうあきらめて田舎に帰りたいのだが汽車賃がない。

「家に帰る汽車賃二人分300元下さい。」

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

これが本命か?

信じられる点

①9月11日の安徽省から南京までの汽車(ロ-カル)の使用済み切符をもっている。(中国では切符は回収されない)

②写真入り身分証明書を見せて切符が自分のであると証明した。(切符に名前と身分証番号が表示されている)

③田舎の事情を良く知ってる。(私は中国の田舎に詳しいので質問した)

④まじで腹減っている。(私の分のポテトもぺろりと食べた)

⑤自分の携帯電話に私の中国携帯から電話をして着信を見せた。(つまり彼女の携帯電話の番号がわかる)

⑥周りに様子をうかがってるような連中もいない。(笑)

怪しい点

①安徽省の訛りがなさそうである。(これは私の中国語レベルでは判断不能)

②i-phone持ってる。(これ売れよw)

③なんで浦東空港にいるんだ?(これはなんか長々と説明してたが私の中国語理解力では長文は理解不能)

④田舎の娘に見えないし、田舎の娘なら嫁に行かされている年頃。

判断に迷う。

でも美人局じゃねえようだ

 

最初に声をかけてきたピアスお姉ちゃん。

 

その連れのUKお姉ちゃん。

二人とも悪そうに見えないし、ちょうど私の子供と同じ歳。

本物か偽物か迷うところであるが、本物だったらこの後悪い奴に捕まって売り飛ばされるかもしんない。

後味が悪いし、300元くらいなら良いかと思って汽車賃を出してあげることに。

在中日本企業のすけべジジイがカラオケ女姐にやるチップくらいである。

私「さっさと家に帰るんやで」

二人組「ありがとう、安徽省にきたら電話して下さい、家に招待します。」

行かねえよそんな田舎。

と言って別れたのです。

騙されたのか、人助けしたのか?真相は不明です。

 

この二人を浦東空港で見かけたかたはご一報下さい。(笑)

 

今週も中国行くので自分でも捜してみます。(笑)