独り言を『ささやいていく』適当に!

後で『思い出すため』に書いたメモのようなブログです。

フライ【アニメの感想】

2025-02-10 13:33:06 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年公開のアニメ映画、普通な出来。



鴨の家族たちは、空を飛びジャマイカに旅をすることになる。
しかし旅は危険がいっぱいだ!さて彼らはどうなる?


幼稚園くらいの幼い子供に見せても大丈夫な作品。

そして子供が観て喜ぶ姿を、親が見て喜ぶ作品。

抑えられた緊張感、子供に有害と感じる要素もなく、美しい冒険が見れる。

ただし「大人が楽しむ作品」としては、物語が弱い。

子供が満足、大人も少し満足できるような作品ではない気がする。

以下『2つ』に関しては、物語として物足りなさを感じた。

①旅(渡り)を嫌がる父親が、なぜ旅をすることになったのか?その理由と目的。

②敵として現れるシェフのハンターの存在感。

親・子供基準か、大人基準かで、評価は変わりそう。俺は普通な出来の映画だった。

とはいえ、映像は綺麗で鳥達は可愛いので、大人が酒を飲みながら『ぼーーーっと』観るのには、良い映画かもしれない。

 


碁盤斬り【映画の感想】

2025-02-10 12:31:46 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2024年の時代劇映画、落語なら何でもありか?否か。俺は否。

 

武士の柳田は、商いの男と出会い碁を打つ仲になる。

ある日、男が現れて柳田の自殺した妻の話をするのだが・・・という話。

 

落語が原作らしいが、映画として見ると微妙。

途中までは、碁によって考え方が変わっていく物語として楽しんでいた。

 

しかし、主人公「柳田」の妻がなぜ自殺したのか?という話

50両が行方不明になり柳田が疑われ、50両を借りて返金する代わりに柳田の娘が吉原に入る話

この2つの話が同時に進行する辺りで違和感を感じていった。

 

そもそも、50両が無くなったことで疑われた柳田が、50両を用意して返金したら柳田が盗んだ犯人と思われるわけで汚名を自分で作り出しているシナリオになっている。

 

例えば、職場から100万円が行方不明になり、Aさんが疑われた。

Aさんはやってないと否定。

Aさんの娘が夜の仕事に入る際に信用で100万借りた。

Aさんは、100万を職場で返済する。

それはAさんが盗んだことを認めると言う解釈になると思うが・・・。

 

終盤も碁をやり始めたと思ったら途中で刀のチャンバラが始まったりするが、なら最初からチャンバラやっとけよとか思ったな。

 

原作が落語です。だから落語なら何でもありか?否か。俺は否。

 

他に思ったこと

妻の自殺話が、途中で話変わっていい加減じゃないか?とか。

俳優が、そもそも時代劇にあってないんじゃないか?演技コレでいいか?とか。

感情的になり声を荒げるシーンは、映画『スマホ拾っただけなのに』の某シーンと同じ問題だよなとか。

俳優に関しては、國村隼が良い、市村正親が僅かな出演シーンであるにも関わらず「異様に映像的で映えてる」とか。

舞台での演劇を映画にする場合に起きる問題と違う意味での問題が起きていたとか。

色々ノイズが多くて微妙だった。途中までは楽しんでたのになー。残念。

 


映像研には手を出すな!【映画の感想】

2025-01-16 22:12:35 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2020年のコメディ映画。
映像研究同好会の女子高生3人は、自主アニメを作って円盤をフリマで売ろうとする話。

 

イマイチだった映画。

 

  1. 原作は漫画でアニメ化、実写化したらしいが、アニメの利点と実写の利点を考えると実写向きではない感。
  2. 2時間近くあるが長すぎるアニメ映画「大好きぽんぽさん」で90分にまとめろ!を思い出した。
  3. 序盤で「高校の部活動での王になる!」みたいな話が出るが、王になる話ではない。どうせなら麦わら帽子被れ。
  4. 作品の中で何をやりたいのかイマイチ分からない。
  5. アニメ製作の話だと思うが、アニメ製作の話は主軸ではなくなっている。
  6. なぜ映像兼が危険なのか?手を出してはならないのか?イマイチ分からない。
  7. 映像研がアニメを作る「最初の理由」がイマイチ分からない
  8. 手描きアニメで描くべきであり、CGアニメは違う気がする。
  9. 雨の中でなぜか語る生徒会の下部員は、どのノリなのかイマイチ分からない。何で雨降ってるの?
  10. 高校生役の俳優たちは、まるで演劇みてるような違和感。
  11. 主人公の3人の中で一人だけ話し方、行動、反応が奇妙。
  12. なぜ公安警察が高校で活動しているのか分からない。
  13. 機動隊に見える警備部は、大生徒会の命令に従う組織に見えるが左翼関係無く引く。
  14. 俳優の髙嶋政宏が教師役で出演しているが、ちょい役でもったいない残念。けど一番印象的だという意味不明感。
  15. ロボット研究会のメガネ男子が、仮面ライダーの話を始めそうで不安になる。
  16. 音響部の貯蔵している「価値ある記録」の説得力がない。全体的に分かりやすさを重視して作っているのに「なぜ分かりづらく」しているのかイマイチ分からない。部員の茶髪はカツラ?違和感凄い。
  17. 映像研は、ロボット研究会の「夢」を笑いものにして馬鹿にするけど、オタクとか馬鹿にする一般人に見えて嫌な気分になる。
  18. 子供の「はじめてのおつかい」ネタは、絶句した瞬間。
  19. 途中で浜辺美波が出るが、イマイチよくわからない設定。映画ドラえもんの風子ネタ?
  20. 原作漫画、アニメ版を見た後に見た方がいいんじゃないだろうかみたいな映画だった。

天気の子【アニメの感想】

2025-01-13 22:50:14 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

 

2019年のアニメ映画。

雨の日を天気に変える力をもつ少女は、代償を求められ、少年は少女を救おうとする話。

 

好きなんだけど、不満がかなりある映画。

 

多少気になるものの「序盤から中盤」にかけて良いと思う。

次作「すずめの戸締まり」で感じた「アイディアの凡庸さ」も感じられない。

 

問題は75分過ぎた「天から指輪が落ちてくる」辺りからの物語展開。

各キャラクターの行動、起きる事態など、不安定さが目立つ

まるでネタが尽きて無理やり話を進めているような強引さ。

それを「若者の衝動」という視点で肯定的に捉える人もいるかもしれない。

俺は否定的なスタンス。(東京の件はどうでもいい)

 

それと、終盤に少年「森嶋帆高」の島での話が描かれているのが疑問で「超減点」。

劇中で穂高についてろくに描かず、彼がどんな人間かも知らない。

その状態で、終盤に島での話を見せられても困惑するだけだと思うのだが?

 

本作は「東京の話」であり「天野 陽菜の話」であり「須賀 圭介の話」であって「森嶋帆高の話」ではない。

森嶋帆高は、ゴースト・幽霊みたいな存在でしかない。

なぜなら、彼は東京の人間ではないのだから・・・・。

 

主役なのに、ろくに描かれず「終盤で実は主役だよ!」ってどんだけ、ピエロ扱いされえるんだよ?

彼には同情してしまう。

 

好きなんだけど、不満がかなりある映画でした。

 

SAVE THE WORLD?

SAVE THE TOKYO CITY?

SAVE THE OSAKA CITY?

 


すずめの戸締まり【アニメの感想】

2025-01-13 00:00:40 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

 

2022年のアニメ映画

謎のネコによって、椅子の姿に変えられら美青年を元に戻すために、女子高生すずめが奮闘する話。

 

イマイチな映画だった。

 

イメージとアイディアを脚本に落とし込み、適切に脚本として描くことでは出来ていない。

練りが足りなく、まるで突貫工事で作られたような印象を受けた。

それはスターウォーズシリーズの「スカイウォーカーの夜明け」に近い感じ。

 

この作品は、なぜ?どうして?理由は?何がやりたいの?という

違和感を感じるシーンが多く、常にストレスを感じさせられた。

 

意図的に描かないことは「否定しないし問題はない」

しかし、描かなくてはいけないことを描かないことは「不誠実」だと思う。

 

この作品で描くべきは、主人公の女子高生と養母の関係、大学生の閉じ師の背景、そして謎の2匹のネコの秘密。

何一つ、作品の中で「適切に描かれていない」

 

イマイチな映画だった。