(写真は、今年3月に開通した「多摩川スカイブリッジ」)
以前から楽しみにしていた「多摩川スカイブリッジ」が、今年
3月に開通したので見に行って来ました。
多摩川スカイブリッジは、羽田空港と対岸の川崎市の医薬品
関連の研究施設(キングスカイフロント)をつなぐ橋です。
多摩川にかかる橋の中では一番長く、最も下流に位置する橋
です。
京急川崎駅で京急大師線に乗り換え、終点の小島新田駅で下車
します。
小島新田駅から高速の下の国道沿いに、10分くらい歩いて
行くと、左手に下の写真の「キングスカイフロント」の
入り口がありました。
お昼時になりましたが、この辺り一帯には飲食店がなさそう
です。
取り敢えず、キングスカイフロントの入り口に位置する
「The WAREHOUSE」の大看板のある上の写真の「東急
レイホテル」でお昼にします。
東急レイホテルは、多摩川べりの倉庫をリノベーションして
造られたホテルなので、外観は写真の様に倉庫そのもので、
内部も配管が剥き出しです。
ホテルの併設カフェで、ハンバーグホットサンド(950円)
とビールで昼食を済ませます。
カフェのテラスの前は、多摩川沿いの遊歩道なので、広くて
開放感があります。
カフェを出て、「キングスカイフロント」(KING
SKYFRONT)のメインストリートを歩いて行きます。
キングスカイフロントの名称の「キング」は、ここ川崎区
「”殿”町」(とのまち)に由来するそうです。
この地区は、国の戦略特区で、進出しているのは、ほとんどが
医療系企業の研究施設といった雰囲気です。
この辺り一帯は、もともとは、いすゞ自動車川崎工場などの
工場地帯でしたが、工場閉鎖に伴い、跡地の西半分をUR
(都市再生機構)が取得して、キングスカイフロントと
しました。
そして、工場跡地の東半分をヨドバシカメラが取得して、物流
センターを建設しました。
以下、キングスカイフロントのメインストリートです。
キングスカイフロントの端の上の写真の「ヨドバシカメラ物流
センター」の前の道が、本日の目的地の「多摩川スカイ
ブリッジ」の道路です。
橋の長さは675メートルで、多摩川に架かる橋の中では一番
長く、最も下流に位置しています。
羽田空港とキングスカイフロントをつなぐ新しい橋として、
今年3月に開通したばかりです。
左が歩道、その隣が自転車専用レーンと分かれていて、
ウォーカーにとっては嬉しい橋です。
この橋には街灯の柱が無く、上の写真の様に、ランプが低い
位置に埋め込まれています。
この様にランプを手すり内蔵型にすることにより、光が川の
生態系に影響しない様にしています。
他にも、環境への影響を抑える工夫として、水の流れや鳥の
飛行を極力妨げない様に橋脚を2本だけに限定しました。
対岸には、上の写真の様に羽田空港へ向かう「東京
モノレール」が見えます。
写真の様に、スカイツリーと東京タワーも見えます。
上の写真は、歩いて来たキングスカイフロント一帯です。
上の写真は、神奈川県川崎市と東京都大田区の境界のプレート
です。
橋の上からは、大山山系も眺められ絶景スポットです。
この日は曇天で見えませんでしたが、晴れていれば富士山も
よく見えるそうです。
空には、羽田空港に着陸する飛行機を真近かに見ることが
出来ます。
河口側には、上の写真の様に東京湾アクアラインの風の塔が
見えます。
色々な水鳥が生息する河口干潟も見られます。
また、江戸時代には、多摩川の干潟は、埋め立てた耕作地や
塩田として発展、小島新田や塩浜の地名を現在に残して
います。
上の写真の赤丸印は、羽田空港の船着場で、今人気の
航空機の発着コースの真下に停泊して見物する遊覧船の
船着場らしいです。