(写真は、神戸異人館の「風見鶏の館」と
その尖塔の「風見鶏」)
歳をとると、昔住んでいた街や通勤していた職場周辺が、
無性に懐かしくなります。
という訳で、急遽、思い立って、最初の赴任店があった大阪の
心斎橋界隈を訪ねてみることにしました。
心斎橋のビジネスホテルに2泊して、心斎橋界隈を中心に、
思い出の地をぶらぶらと散策します。
早朝に、新幹線で新横浜を発って大阪に向かいますが、
最初は、新大阪駅の次の「新神戸駅」で下車します。
先ずは、次頁の写真の新神戸駅の構内の観光案内所で、
神戸異人館の散策マップを貰います。
この散策マップを見ながら、関西の同期が色々と案内して
くれた懐かしい神戸元町を巡ります。
(新神戸駅の外観)
「新神戸駅」の前の道路を約10分歩くと、「神戸異人館」に
着きます。
新神戸駅の前の道路に、ショートカットして出るために、駅前
のビルの中を抜けて行きます。
新神戸駅の前の道路を約10分歩いて、上の写真の「プラトン
装飾美術館(イタリア館)」に着きました。
先ず、イタリア館の近くのレンガの外壁で有名な「風見鶏の
館」(旧トーマス住宅)に入ります。(国の重要文化財)
(入館料 500円)
明治42年頃、ドイツ人貿易商のゴッドフリート・トーマス氏
の自邸として建てられました。
「尖塔の風見鶏」は、神戸異人館のシンボルとして有名です。
ダイニングルームの飾り戸棚、暖炉、天井など、見応えが
あります。
(1階南側の居間)
(2階の角の朝食の間)
高台に立っているので、窓からの眺めが良いです。
「風見鶏の館」を出て、「ウィーン オーストリアの家」へ
向かいます。
「ウィーン オーストリアの家」は、写真の様に、狭くて急な
石畳の道の左側にありました。
作曲家モーツアルトをテーマにしており、オーストリアの文化
の紹介とモーツアルトにまつわる品々を展示紹介しています。
館内は18~19世紀の貴族の家を再現しています。
(ウィーン オーストリアの家+デンマーク館+香りの家
オランダ館の3館共通パスポート=1,300円)
華やかな宮廷文化の洗練された衣装です。
上の写真は、モーツアルトが作曲に使用した「フォルテ・
ピアノ」(複製品)です。
フォルテ・ピアノは、現代のモダンピアノに対して古典的な
ピアノに用いられる呼称です。
このピアノは、現在のピアノと比べると、黒鍵と白鍵が
逆なのが特徴です。
「ウィーン オーストリアの家」の隣の写真の「デンマーク館」
に入ります。
北欧のデンマークの歴史や文化を紹介しているテーマ館です。
次頁の写真の様に、建物は天井まで吹き抜けになっていて、
中央にバイキング船が展示されていました。
アンデルセン童話関係の展示物も多く、アンデルセンの書斎の
再現や愛用品も展示されています。
「ウィーン オーストリアの家」と「デンマーク館」の間にある
カフェテラスです。
オーストリアン・ビールの「ツイラタール・ピルス」
(900円)と、「オーストリアン・チーズ」(350円)を、
朝食代わりにします。
「ウィーン オーストリアの家」の前のカフェテラスで、この
軽い朝食を済ませて、次に「うろこの家」へ向かいます。
「うろこの家」は、外壁を覆う天然石のスレートの形状が魚の
うろこに見えることからこの名で親しまれています。
明治後期に建てられ、1968年迄は、実際にドイツのご家族が
住んでいました。
(入館料 1,050円:国有形文化財)
次頁の写真は、うろこの家の前庭の「猪の像 」で、鼻の先に
触れると幸運になるそうで、鼻の先だけがピカピカに
光っていました
上の写真は、デンマーク王室の「ソリ」です。
全体がくるみ材で出来た立派な「ソリ」(橇)で、先端は
ドラゴンです。
ドラゴンは、船の安全を祈願してつけられる船首像です。
上の写真は、名前の通り「うろこ」のように建物に巡らされた
スレート(板状の建材)で、何と!、3,000枚も使われて
います。
二階へ上がります。
マイセンやロイヤルコペンハーゲンなどのヨーロッパ陶器
コレクションが素敵です!
居間の窓は、緑と青を基調にした美しいステンドグラスです。
うろこの家の売店で、写真のクッキーをお土産に買いました。
「うろこの家」を出て、「香りの家オランダ館」へ向かいます。
「香りの家オランダ館」は、大正中期に建てられた2階建ての
木造の寄棟造りで、ノスタルジックな雰囲気が魅力です。
長い間、オランダ総領事邸として使用されていましたが、
その後ヴォルヒン氏の邸宅となっていました。
1987年に、現在の「香りの家オランダ館」として開館
しました。
(香りの家オランダ館+ウィーン オーストリアの家
+デンマーク館の3館共通パスポート=1,300円)
「香りの家オランダ館」を出ます。
上の写真は、「萌黄(もえぎ)の館」で、明治36年に、
アメリカ総領事ハンターシャープ氏の邸宅として建築
された洋館です。(国重要文化財)
その名のとおり、萌黄色の外壁に包まれています。
神戸異人館の一帯から、元町の繁華街へ向かって坂を下って
行きます。
(神戸トリックアート・不思議な領事館)
その他の異人館の外観を眺めながら、元町の坂を下って
行きます。
創業70年の名物喫茶「にしむら珈琲店」に入って昼食に
します。
写真のランチメニューの「ステーキボウル」セット
(2,800円)を注文します。
神戸異人館