(写真は、昨年10月にオープンした「九段会館テラス」)
前回は、満開の桜を眺めながら、千鳥ヶ淵沿いに、地下鉄の
半蔵門駅まで、九段坂を上りました。
その際、出発点の地下鉄・九段下駅の前の「九段会館テラス」
(旧九段会館)に立ち寄りました。
旧「九段会館」(くだんかいかん)は、講堂、レストラン、
結婚式、イベントなどに使用され、宿泊施設も備えて
いました。
また、私が月島勤務のときには、屋上のビヤガーデンを、職場
の納涼会で利用したこともありました。
旧九段会館の屋上ビヤガーデンについては、「屋上ビヤ
ガーデン」を見てね。)
(旧九段会館当時の建物内部の写真)
しかし、東日本大震災で、ホールの吊り天井が崩落して
卒業式中の女性2人が死亡、多数が重軽傷を負うという大惨事
に見舞われたため廃業しました。
その後、東急不動産が、この九段会館の一部を残して、
地上17階建ての「九段会館テラス」に建て替え、昨年10月
に再開業しました。
(九段会館テラスの模型:手前の茶色の低層ビルが旧九段会館、
奥の高層ビルが新しく建った九段会館テラス)
旧九段会館の一部を残した保存棟は、貸し会議室8室と宴会場
2室を有する複合ビルとして生まれ変わりました。
昨年10月にオープンした「九段会館テラス」は、地下鉄・
九段下駅から徒歩1分の好立地です。
手前の茶色の低層ビルが旧九段会館で、奥の高層ビルが新しく
建った九段会館テラスです。
(創建時の材料を活用したスクラッチタイル)
上の写真は、九段会館テラスの前庭です。
九段会館テラスの1階のお濠沿いのテラスからは、
写真の様に、お濠の水辺の眺望を楽しめます。
お濠の向こう側には、上の写真の様に武道館の屋根も
見えます。
九段坂がお花見客で大混雑しているのに比べると、ここは
人影も疎らで、新たなお花見の穴場スポット発見です!
新築の高層ビルの方は、最新のオフィスフロアになっています
が、旧九段会館部分との間に境界を設けず、一体化した建物に
なっています。
玄関から建物の中へ入って行きます。
玄関ホールには、重厚なブロンズの扉が並んでいます。
(旧九段会館の保存部分と新オフィスを繋ぐプラザ)
(九段会館テラスの模型:茶色の低層ビルの旧九段会館と
奥の高層ビルが融合)
5階に上がると、旧九段会館の保存部分の屋上に、屋上庭園
(ルーフトップガーデン)とラウンジがあり、誰でも利用
出来ます。
屋上庭園からは、保存部分の織部色の瓦を間近に見られます。
上の写真の右側のラウンジでお昼を食べようと思っていました
が、桜満開のシーズンのせいか予約で満席でした・・・
ps.
これまでのお花見については、「中山道を歩く」の下部の
「花見」をご覧ください。