どぜう」をご紹介しましたが、今回はその第二弾
で、「深川あさり」です。

場所は、新宿線/大江戸線の森下・下車5分で、
深川の下町の住宅街の中にある割烹「みや古(こ)」です。

分かり難い場所なので、地下鉄改札口の地図で、
お店の住所の「江東区常盤2-7」を確認してから
歩いた方が良いです。


お店はマンションの1階ですが、それを感じさせ
ない趣きがあって、江戸の風情が漂い、嬉しくなります。

江戸時代もこうだったのでしょうか、ゴザ敷きの
大広間です。

お店の中に、池上正太郎の鬼平犯科帳の”鬼の
平蔵も食べた”との説明があります。
先ず、名物の「深川めしセット」(1,500円)を注文します。
江戸時代には、深川では、江戸前のアサリが
ふんだんに獲れたそうです。
漁師達が、そのアサリのむき身を、ネギ等と一緒
に味噌で煮て、炊きたてのどんぶり飯に汁をかけ
て食べたのが始まりだそうです。
写真の深川めしは、ホクホクの炊き込みご飯から
磯の香りが漂います。
あさり飯を蒸籠(せいろ)で蒸しあげてあります。
江戸の濃い味付けを予想していたのですが、
ダシは上品な薄味で、しっかりとしたアサリの味
と風味を味わえます。

更に、あさりの土手焼き(1,500円)、沖アサリ
磯焼き(1,300円)、穴子の玉子とじ(1,600円)を注文します。
深川めし以外の一品料理も、なかなか美味しいです。

女将さんの話によると、調理法によって、鉄の鍋
と土鍋を使い分けているそうです。

江戸時代の料理方法ということで、味には余り
期待していなかったのですが、炊き込みご飯を
始めとして、どの料理も現代の料理より美味しかったのには感激です。

また、来ようと思います。
お店からは、森下の商店街(のらくろロード)
が近いです。
(2009.8.3のブログを見てね。)