![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/98/e860949e9d24a14e50aa7982aed7e56f.jpg)
(写真は坂下宿のバス停時刻表)
一日1本の不定期バス便しか交通手段が無いという
”鈴鹿峠への恐怖”から、早々と目が覚め、関ロッジ
を、早朝5:30にスタートします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0200.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/e8/f2375252f6cc7dad5db701a390d231ef_s.jpg)
でも、辺りは、未だ真っ暗です。
そうか!東京より夜明けが遅いんだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
真っ暗な中、往時のままの町並みが残る関宿の宿場町の
西の端「西の追分」を目指して歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/36/bf7dbf5948dd591e9aaa4dc175af5345_s.jpg)
写真は「西の追分」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/70/f3d4fad51d1e01813e5999c984832033_s.jpg)
暗くて、写真では分かりませんが、左が加太(かぶと)
峠を越えて奈良に向かう大和街道、右が旧東海道です。
まだ暗い中、電柱のスピーカーから、いきなり、”野中
のバラ”の大きな音のメロディが鳴り響きます!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0144.gif)
6時の時報みたいです・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
西の追分からは、大型トラックが絶え間なく走る国道1号
の歩道を進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
間もなく、多分、「転び石」と思われる石が、駐車場の
金網の中にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/5e/ec004508ebf583609ad44f5bb23ff242_s.jpg)
多分というのは、周辺に説明板も何も無いからです。
何度片付けても、街道に転がり出てしまうという伝説の石
だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
関宿を抜けてから、ゆるやかな鈴鹿峠へ向けての登り坂
が、延々と続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif)
市瀬橋を渡り、旧街道を進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/a5/4f886ab9d31e443f71974c7815655ed9_s.jpg)
この道は、集落の中を抜けると、再び国道に出るので、
暫く国道を歩きます。
国道1号は、大型トラックの廃棄ガスと騒音です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/25/f11034b1b7e0728ca29e68ff656d5964_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/97/a803013e1af31d828c5acf05e9f24b05_s.jpg)
やがて、ダンプの行きかう国道1号と分かれ、古い構えの
家が点在する旧街道に入りました。
旧街道の沓掛(くつかけ)の集落を過ぎると、写真の
鈴鹿峠馬子唄会館がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_uma.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/54/87bb911d329c1ec7a5d61e42f5409aa6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/91/c907b62672c631f964e835a92412b74e_s.jpg)
早朝のせいか閉館しています。
(上の写真は、会館の前の道に建てられた
日本橋から京都までの宿場名の柱です。)
”坂(坂下)は照る照る 鈴鹿(峠)は
曇る 間(あいの宿)の土山 雨が降る”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_sim.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_sim.gif)
暫く歩くと、再び人家が少し並んでいましたが、この辺が
坂下宿(さかのした)の跡らしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/be/637f5501e33f40c7653b99fe4bbfde89_s.jpg)
坂下宿は、その名の由来の通り、鈴鹿峠の坂下に位置し、
鈴鹿峠を控えるために、大きな宿場町だったそうですが、
明治になってから急速に、見る影も無く寂びれたそうです。
今は、本陣跡や脇本陣跡の碑が立っているだけで、
東海道53次の中で、最も寂れてしまった宿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/92/fe1726a184ba0ff3bda6348631aa8717_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/83/60a0e14d0e5e583a004fd939c580a8ee_s.jpg)
明治以降は、国道が少し離れた所を通る様になり、
鉄道の駅から遠く、インターネットによると、不定期の
バスが一日に1本通るのみだそうです。
バス停がありました!
バス停の時刻表を見ます。
下の写真の様に、高校が休みの場合は、バスも運休と
あります!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/e7/7059e4617000194241af8a2ce9b0a8ba_s.jpg)
なるほど! インターネットの通り、確かに不定期だ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
でも、感心している場合ではありません・・・
バス停の時刻表は、何と!
朝の7:38の便のみです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
と言うことは、いったん鈴鹿峠に足を踏み入れたら、
次の鉄道の駅であるJR貴生川駅までの約27キロの
山道を膝痛を抱えて、自力で歩き通すしかありません!
いったん足を踏み入れたら、もう引き返すことも出来ない
のです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
悲壮な覚悟で、歩き始めます!!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0141.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/76/84/79710b550b089dc12868bd3c99b3a312_s.jpg)
坂下宿を抜けて、いよいよ鈴鹿峠に挑みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/ac/67eeea1907a488b1b519839258f1d97d.jpg)