(写真は関宿の町並み)
亀山宿を抜けて、ずっと鈴鹿川と並行に歩き、JR関西線
の踏切を渡ると、関宿の入口である「東追分」です。
次の写真は、百五銀行です。
写真の関まちなみ資料館(300円)で、関宿の町並み
についての説明を受け、パンフレットを貰います。
関宿は、国の重要伝統的建造物保存地区に指定され、往時の
ままの町並みが残る宿場町です。
時代劇のセットの中にいる様な錯覚に陥ります!
これまでの53次の宿場町の中で、一番長くて、しかも
一番完全なかたちで残る町並みに感動します!!
約2キロにわたって、完全に江戸時代の宿場町の町並み
が保存されているのは驚きです!
圧巻です!!
宿場町の情緒にたっぷりと浸って、楽しみながらゆっくりと
歩きます。
更にすごいのは、全ての関宿の保存建造物には、実際に
人が、普通に住んでいる、ということです!
これは、よほどの住民の協力と熱意がないと出来ない
ことですよね!
上の写真は、高札場です。
下の写真は、川北本陣跡です。
関宿には、鈴鹿の関所があり、「鈴鹿の関」宿が省略
されて「関」宿になったそうです。
”関の山”(”これ以上は無理”)の語源となった
「関宿の山車(だし)」は、狭い道幅ギリギリの山車
の大きさと、山車の膨大な費用が”これ以上は無理”
というところから来ているそうです。
へ~!そうなんだ! 知らなかったな~!
上の写真の老舗・深川屋は、江戸時代のそのままの建物で、
関宿名物の「関の戸」を売っています。
取っておきたくなる様な箱に入っています。
見た目は、黄粉をまぶした様な感じですが、食べてみると、
砂利っとした触感の砂糖(阿波特産の和三盆)です。
お菓子は、500円玉に厚みを付けて少し大きくした感じで、
小さいながらもしっかりした味です。
上の写真の古い木の看板の老舗・前田屋製菓で、関宿名物
の「志ら玉」を売っています。
平べったい饅頭で、赤と黄色と緑の小さい飾りが、見た目
可愛らしいです。
こしあんが、あっさりして上品で、美味しいですよ。
旧東海道を右にそれて、今晩の宿・関ロッジへ向かいます。
鈴鹿峠越えが、少しでも楽になる様に、今晩の宿は、
鈴鹿峠の登り口に一番近い国民宿舎・関ロッジ(3,000円)
を予約しています。
関ロッジでは、明日への鋭気を養うために、写真の関宿名物
のぼたん鍋(イノシシ肉)を注文しました。
臭みも無くて、あっさり味で美味しいです。
明日は、いよいよ、箱根と並ぶ西の難所・鈴鹿峠を
目指します。インターネットによると、不定期のバスが
一日に1本通るのみだそうです。
でも、不定期の路線バスなんて、あるハズないですからね。
インターネットはいい加減だから、行ってみないと分かり
ません・・・
箱根はキツかったけど、果たして鈴鹿は?
箱根峠より厳しい難所はないだろうと、タカをくくって
いましたが、いよいよになると、膝痛で弱気になって
しまっていることもあり、”鈴鹿峠恐怖症”になった
みたいで、ホントに不安になってきました。
関宿から坂下(さかのした)宿まで約7キロです。
(但し、関宿から坂下宿までは明日歩きます。)
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