ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

蔦屋重三郎・大河ドラマ館 (台東区) 2025.2.18

(大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎役の「横浜流星」)


今年の大河ドラマ「べらぼう」は、下の写真の当時の出版業界の逸話が面白いので、毎回欠かさず見ています。

(片岡愛之助:鱗形屋孫兵衛役、西村まさ彦:西村屋与八役、風間俊介:鶴屋喜右衛門役)

 

 共演の「小芝風花」は、初舞台の頃から応援しているのでよく知っていました。

(「オランドー」の多部未華子と小芝風花の舞台稽古風景)

 

(小芝風花の舞台については、「横浜山下公園」の末尾を見てね。)

しかし、主演の「横浜流星」をはじめ、長谷川平蔵役の「中村隼人」など、ほとんどの若手俳優陣を知らないことに気付きました。

オジサンは昭和世代で、最近の流れに取り残されてしまったみたいです・・・

 

今作の「べらぼう」に興味があるので、先月オープンした「べらぼう  江戸たいとう  大河ドラマ館」へ行って来ました。

この「大河ドラマ館」は、毎年、大河ドラマゆかりの地に開設されて、ドラマの時代背景、登場人物、衣装や小道具、撮影の裏側などを展示しています。

今年の場所は、「台東区民会館」の9階です。

浅草駅から徒歩300メートル、5分くらいです。

   

ビルに入ると、浮世絵の壁絵と、台東区の美術品や小物の陳列台があります。

     

1階のエントランスホールの6台のエレベーターのうち、奥の2台が9階会場への直行エレベーターです。

(開館:2025年2月1日~2026年1月12日、休館:毎月 第2月曜日)

(入館料:800円)

大河ドラマ館では、ドラマの概要紹介、登場人物の衣装、インタビュー動画、小道具の展示等が行われています。

(つたやの玄関)

(横浜流星:蔦屋重三郎役)

上の写真は、「蔦屋重三郎」(以下「蔦重」)の衣装と初めて手掛けた「吉原細見 鳴呼 御江戸」です。

吉原の各女郎屋の情報を綿密に改訂し、 新たな吉原細見に仕上げました。

そして、当時の超売れっ子だった「平賀源内」から、この本の序文を獲得したので評判を呼びました。

上の写真は、蔦重が初めて手掛けた錦絵 の「雛形若菜初模様」(見本摺り)です。

絵と色彩の鮮やかさに、ドラマでは驚嘆の声があがりました。

(小芝風花:「花の井」の「五代目瀬川」役 )

  吉原の老舗 の松葉屋の「花の井」が、五代目「瀬川」を踏襲しました。

花の井は、蔦重と共に吉原で育った幼なじみで、何でも話せる相談相手です。

蔦重を助けて吉原の再興に尽力します。

 

(「松葉屋」の「花の井」の「花魁道中」の装い)

(小野花梨:うつせみ役)

(かたせ梨乃:きく役)

(水野美紀:いね役)

(渡辺謙:田沼意次役)

田沼意次は、身分の低い紀州藩の足軽でしたが、自らの才能と実行力で大名にまで昇りつめました。

(片岡愛之助:鱗形屋孫兵衛役)

黄表紙(大人向けの絵本)のパイオニアとなった江戸を代表する地本問屋。

蔦重に本づくりの仕事を任せるなど商売を指南するが、蔦重が本格的に本屋業に乗り出すと、ライバル関係となり激しい争いを繰り広げていきます。

(安田顕:平賀源内役)

先進的なアイデアを次々に打ち出し、本草家、 戯作者、 発明家などとして日本各地を巡ります。

その豊かな発想力に、田沼意次が惚れ込みます。

蔦重に頼まれて、「吉原細見 鳴呼 御江戸」の序文を書いてやりました。

(中村隼人:長谷川平蔵役)

老中の松平定信に登用され 「火付盗賊改」 を務めました。

凶悪な盗賊団の取締りに尽力しますが、その人柄も相まって庶民から絶大な人気を得ました。

(高橋克実:駿河屋役)

両親に捨てられた幼い蔦重を引き取って、実子である次郎兵衛と兄弟同然に育てあげました。

吉原を代表する引手茶屋 「駿河屋」の主で、蔦重には厳しく接するが、彼の才覚には一目置いています。

(市原隼人:鳥山検校役)

鳥山検校は、「瀬川(小芝風花)」を身請けする盲目の大富豪です。

(寺田心:田安賢丸役、石坂浩二:松平武元役)

(染谷将太:喜多川歌麿役、尾美としのり:朋誠堂喜三二役、古川雄大:山東京伝役)

 

「大河ドラマ館」には、以下の写真の「たいとう 江戸もの市(土産館)」を併設していました。

お昼時になったので、このビルの8階の「上野精養軒」で、写真の「つた重」(2,810円)を食べました。

 

ps.

以下の写真は、大河ドラマ館の入口の前に作られた吉原の遊郭のジオラマ模型です。

   

   

大河ドラマ館

 

㎰.

過去の大河ドラマ館は、「鎌倉殿の13人(1)」「同左(2)」「晴天を衝け・渋沢栄一」「いだてん・金栗四三」「軍師官兵衛」を見てね。

ps.
余談ですが、前回の大河ドラマ「どうする家康」も、出だしは面白くて熱心に見ていました。

しかし、途中からあまりにも歴史と違う部分が出て来て、唖然。

報道では、主役の「松潤」からのストーリー改ざん要求に応じた為との事。

松潤が相手役の有村架純に好意を持たれようと、歴史をむちゃくちゃに変え、ポエムとの批判もありました。

私も馬鹿らしくなってきて、見るのを止めました。

私の歴史好きの友人も、松潤による歴史の書き換えに本気で怒っていました。

「週刊文春」は、松潤の言いなりに改ざんを続ける脚本家にも非難の矛先を向けていました。


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コメント一覧

mrsaraie
hidebachさんへ

そうですか、やはり、なかなか面白いので、ご覧になっていますか。

六義園は、加賀藩の下屋敷だったのが、田沼意次の別邸になったのでしたか。
加賀藩の下屋敷を移させて、六義園を自分に譲らせるとは、大変な権勢だったんですね。

昔から田沼は歴史上あまり良く伝えられていませんが、最近は評価の見直しも始まっているみたいですよ。
今回もその一環かも知れませんが。
hidebach
蔦重はボクも見ています。

なかなか面白いですね。
田沼意次の別邸は現在の六義園ですが、
その前は加賀藩の下屋敷でした。
田沼に譲った代わりに加賀藩の下屋敷が板橋区に
22万坪を下屋敷にしております。
昔から田沼は歴史上あまり良く伝えられていませんね。

今回は別として・・・
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