(武蔵野市役所の入口)
「ビル展望室」シリーズの今回は「武蔵野市役所」です。
JR中央線の三鷹駅で下車し、路線バスに乗ります。
三鷹駅北口1番から、北裏、武蔵関駅、田無橋場行きのいずれかに乗り、約10分、「武蔵野市役所前」で下車します。
(武蔵野市役所の入口の側)
南館の最上階8階にある「市民食堂・さくらごはん」へエレベーターで直行します。
(右が「さくらごはん」で、左が「喫茶室」)
(営業:平日・11:00~14:00、土日祝は定休)
上の写真のランチの看板を見てから食券を買います。
私は、「武蔵野鴨汁うどん」(850円)と、「庄内豚生姜焼き」(900円)を注文しました。
武蔵野うどんは、ここ武蔵野台地が開発された江戸時代から、祝い事の際には必ず振舞われているそうです。
武蔵野台地は、水利の関係で水田には向かないため、小麦の栽培が盛んでした。
武蔵野うどんは、一般的なうどんとは異なり、麺の表面がざらざらしているので、つゆが絡みやすいのだそうです。
庄内豚生姜焼きは、武蔵野市の友好都市である山形県酒田市の庄内豚の肩ロースを使用しているそうです。
利用者は、ご近所らしきお年寄り、お母さん、市役所に手続に来たサラリーマンといった感じで、ここの職員らしき人はほとんどいません。
カウンター席は、ガラス張りで明るく見晴らしは良いのですが、マンションや住宅ばかりで、これといった観光スポットは見当たりません・・・
「市民食堂・さくらごはん」を出て、隣のカフェで一休みします。
(アイスコーヒー:250円、焼き菓子:214円)
隣のビルは、上の写真の「武蔵野クリーンセンター」ですが、脇には巨大な煙突がそびえています。
内部の見学が出来るらしいので、この後で行ってみようと思います。
市役所を出ると、道路向かいは「武蔵野市総合体育館」です。
市役所の隣の「ゴミ処理場(武蔵野クリーンセンター)」の見学へ行きます。
建物の外観は、壁面にツタが絡まるオシャレな外壁で、ゴミ処理場というよりも美術館といった感じです。
階段を上って、2階の受付へ向かいます。
入口にはグッドデザイン賞のプレートが。
受付のお姉さんが、とても親切に施設の内容について説明してくれました。
(入館無料)
いきなりガラス越しに、1トンものゴミを掴んで、左右に動き回る巨大なクレーンの姿が!
つい、ゲームセンターのクレーンゲーム(UFOキャッチャー)を連想してしまいましたが、桁違いの大きさです!
驚くほど深いゴミ処理場です!
6日分のゴミを貯められるという、この「可燃ごみピット」は、底部まで、何と!、23メートル(8階建てのビルくらい高さ)もあるそうです!
清掃車が運んできたごみを、この巨大ゴミ箱にドンドン投入していきます。
スタートから驚きの連続です!
見学通路は、処理場をぐるりと囲むように造られています。
ぐるりと見学コースを歩くと、ゴミ処理の流れが理解できるように上手く出来ています。
細長い通路の両側はガラス張りで、随所でガラス越しに施設が見え、通路のモニターで設備の説明を視聴できます。
全国トップレベルの排ガス自主規制値をクリアしているそうです。
(ボイラー室)
(タービン発電機)
焼却炉室:ゴミを燃やした蒸気を発電や温水プールなどに使っています。
上の写真は、「中央制御室」で、全ての装置の操作・監視を行う施設の中枢です。
中央制御室前のガラスをタッチすると、現在のゴミ焼却量などがガラスに表示されます。
武蔵野クリーンセンターは、臭いが外に漏れないように設計され、
ゴミの臭いは全くしませんでした。
(クリーンセンターの2階から見た武蔵野市役所)
武蔵野市役所
㎰.
これまでの「ビル展望台」については、以下のビルをクリックしてください。
「あべのハルカス」、「ミッドタウン八重洲」、「歌舞伎町タワー」、
「川崎市役所・新庁舎」、「虎ノ門ヒルズステーションタワー」,