今話の名セリフ:「実はみんな、人の事はよく見えてて、自分の事は見えてなかったりするのかなって・・・。」
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」2期第3話「sing! song! smile!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「大丈夫・・・。どんな時でも1人じゃない・・・。みんながいる! 信じてみて・・・。大事なものは、すぐ傍にあるから!」
ある日、かすみ、彼方、エマ、璃奈の4人は合同ライブに向けて、練習を張り切っていました。そんな4人を見て、他のメンバーも練習に気合が入ります。
~ Aパート ~
「てな訳で、4人で、お揃いの可愛い衣装を着ましょうよ!」
「わー! すごくいいね! みんな、着ぐるみで踊ろうよ!」
「えっと、着ぐるみ?」
なんか簡単に言っちゃってるけど、着ぐるみって踊りにくくないかい? まあ、「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」って言えれば、何でもいいですけど。(笑)
「それなら、バーチャル空間でライブしたらどうかな? そこなら、自由に変身できるよ!」
「夢の中なら、何でもできるよ! 4人いるなら、ステージにベッド4台も並べられるね!」
「ライブ中に寝るつもりですか!」
「睡眠は大事だよ!」
だったら、普段からしっかり睡眠とろうよ。ってツッコんだら負けですかね? まあ、彼方の前なら、ゆったり気分になれますので、負けてもいいですが。(笑)
つーか、ライブ中に寝るとか、もはや、寝顔鑑賞会だろ。まあ、これはこれで「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」って言いそうだから、悪くない気がします。(笑)
合同ライブまであと1週間ですが、なかなか意見がまとまらないかすみ達。
それでも、璃奈は、諦めるのはまだ早いと言って、1日1人ずつ時間をかけて自分のやりたい事を発表するのはどうかと提案。それは部活の時間だけでは足りないと考え、それぞれの家にお泊りする事も決めました。
しばらくして、エマは、その事を果林に話しました。
「しばらく朝起こしに行ってあげられないけど、モーニングコールしようか?」
「大丈夫よ。子供じゃないんだから。私の事は気にしないで、しっかり練習してきなさい。」
「うん! じゃあ、行ってくるね!」
なんか果林先輩がそんな事を言うと、フラグに聞こえちゃうんだよなあ。果林って、できる子のように見えてポンコツなところあるし。フラグ的中で「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」と言わせてくれる事を楽しみにしています。(3度目です(笑))
「ヤッホー、カリン!」
「あ、コーヒー飲んでるんだ。アタシは、紅茶(こうちゃ)を買うちゃった(こうちゃった)! 紅茶だけに!」
「愛。」
「ん? ああ、何?」
「明日、朝7時に電話くれる?」
「え?」
ごきげんよう、子供な果林先輩。エママがいないと朝起きれないとか、やっぱ果林パイセンはこうじゃなきゃ!(笑)
今夜は、かすみの家で合宿。早速、服飾同好会から借りてきた様々な可愛い衣装を着ていきました。
これでステージに立とうと盛り上がるかすみですが、他の3人に却下されてしまいます。
「かすみちゃんは、4人でも可愛い感じにしたいんだね。」
「だって、彼方先輩もエマ先輩もりな子もすっごく可愛いから、それをもっと引き出してあげたいんですよ!」
「そうなんだ・・・。」
「もう! 真面目に聞いて下さいよ!」
「聞いてるよ。」
「それって、もしかして、かすみちゃんのアルバム?」
「それは、整理中のやつで・・・。」
「わー!」
『可愛い!』
「それは全然可愛くないです!」
「そんな事ないよ!」
「ありますよ!」
その翌日は彼方の家で合宿。
「ファンのみんなと一緒に楽しめるステージを考えた方がいいよねー。」
「そういう訳で、ステージの案を考えました!」
「これ、もうステージじゃなくて、枕じゃないですか!」
「みんなとすやぴできる夢の空間だよー。」
「気持ち良さそうだね!」
「確かに良い夢見られそう。」
「寝ちゃ駄目だって!」
直後、彼方の妹・遥が部屋に。夕食ができた事を伝えに来ました。
という事で、皆で夕食。
『美味しい!』
「その卵焼き、私が作ったんです!」
「やりますね!」
「お姉ちゃん直伝です!」
「そうなんだ。」
「あ、お姉ちゃん。私の制服にアイロンかけてくれたんでしょ? ありがとね!」
「ああ、シワになってるとこあったから。」
「あ、璃奈ちゃん。お口についてる。」
「あ・・・。」
「はい、これでよし。」
「ありがとう。テレテレ・・・。」
その翌日、侑は、補講の課題として与えられた作曲について悩んでいました。
そんな中、はんぺんを追っかけていたミアが。そのままお話ししました。なお、同じ補講を受けていたミアは、もう曲ができたそうです。
「作曲はやってみたかったんだけど、自分で良いと思えるメロディーが全然思い浮かばないんだよ・・・。」
「別に自分が良いとか、どうでもいいんじゃない?」
「え?」
「求められるものに忠実に応えるのが音楽さ。相手が先生なら、教わった事を守れば何とかなるよ。」
「求められるものを・・・。」
「ボクが言えるのはそれだけさ。じゃあね、ベイビーちゃん。」
この日の夜は、璃奈の家で合宿。
「第1問。赤い果物といえば?」
「りんご!」
「いちご。」
「さくらんぼ!」
「パッションフルーツ!」
「何、これ?」
「4人の気持ちを揃えるためにゲームを考えた。」
「どうゆう事?」
「次、第2問。虹ヶ咲学園といえば?」
「スクールアイドル同好会!」
「学科が沢山!」
「校舎がキレイ!」
「果林ちゃんが迷う!」
エマっち、珍解答やめて下さい。まあ、でも、トイレがどこにあるか分かってなかったくらいですので、決して間違ってないんですよね。(笑)
「全然揃わないね!」
「案外難しいもんだね・・・。」
「揃うまでやる。」
「第3問! お台場といえば!」
「レインボーブリッジ!」
「ヴィーナスフォート!」
「ジョイポリス!」
「大盛りの牛丼屋さん?」
「どこですか、それ! エマ先輩、合わせる気あります!?」
「あるよー。」
いや、どう考えても、ボケ狙いの答えで、合わせる気ないでしょ。まあ、そんなところが可愛いと思ったりもするんですけどね。
それにしても、エマの言っていた大盛りの牛丼屋ってどこなんだろう? 実は、私の職場から1キロメートル以内にあったりして。今度、膝枕されながら聞いてみたいですね。(笑)
その後も解答は揃わずに時間が過ぎてしまいました。
「私達4人だからできる事って、何なんでしょう?」
同じ頃・・・、
「求められるもの・・・。」
「求められているものか・・・。うーん・・・。」
~ Bパート ~
その翌日、かすみ達4人と侑は、思ったように事が進まず悩んでいました。
「確かにね・・・。求められるものに応えるのは大切な事だもの・・・。」
「でも、聞いてると、それだけじゃ物足りない感じするな?」
「うん。侑ちゃんのやりたい事をやってみたらいいと思う。」
「でも、それだと・・・。」
「大事なのは、侑先輩が満足できるかどうかじゃないでしょうか?」
「必ずしも正解を出すために頑張らなくてもいいと思います。」
「やってみて、駄目なら駄目でもいいじゃない。」
「せっかくなら侑さんらしい曲を聞いてみたい。」
「私らしさか・・・。それはそれで難しいよ・・・。」
「私にはみんなみたいに個性はないし・・・。」
「え・・・。」
「何言ってんですか!」
「侑ちゃんには侑ちゃんらしいところ、いっぱいあるよー。」
「そ、そうかな?」
「よくときめいてるよね!」
「人の気持ちがよく分かるし。」
「私達の気持ちに寄り添って、いつも応援してくれてる!」
「え? 私って、そんな感じ?」
「自覚ないんですか?」
「うん、正直・・・。」
「ええ・・・。」
「でも、そうなんだね・・・。なんか嬉しい! みんなにそう言ってもらえて、やる気出てきたかも!」
そして、この夜は、寮のエマの部屋にて合宿。
「侑ちゃん、元気出て良かった!」
「でも、侑さんが自分の事、あんな風に思ってたなんて・・・。」
「ホントだよ!」
「侑ちゃんだけじゃないのかもね。」
「ん? どういう事ですか?」
「実はみんな、人の事はよく見えてて、自分の事は見えてなかったりするのかなって・・・。」
「私達もそうなのかな?」
「そうなのかも・・・。」
「ちなみに、皆さんから見たかすみんは、どんな感じですか?」
「本当はすごくみんなの事を考えてくれるよね!」
「へ?」
「分かる。」
「ステージ衣装の話をしてた時も、自分だけじゃなくて、私達の事も考えてくれてたもんね!」
「彼方先輩だって、マイペースに見えて、本当はすっごくお世話好きじゃないですか!」
「違うよー。」
『分かる!』
「お泊りした時、お母さんが2人いるみたいでしたよ!」
「えー。」
「これ、なんか恥ずかしいね・・・。」
「ねえねえ、私は?」
「いつもポカポカだけど、意外と芯は強い。」
「すっごく真っ直ぐだよね!」
「そう?」
「とっても素敵だと思います!」
「ありがとう!」
「璃奈ちゃんは引っ張るタイプだよね!」
「え・・・。」
「この合宿を提案してくれたのも、りな子だったしね!」
「テレテレ・・・。」
「自分のやりたい事を発表する合宿だったのに、最後は、みんなから自分の事を教えてもらう合宿になっちゃったね!」
「でも、何か見えた気がするよ!」
「ソロの時は、自分のやりたい自分だけど、」
「一緒になると、新しい自分を見つける事ができる!」
「私達で新しい色を作ってみようよ!」
そして、合同ライブの時が来ました。
「みんなー!」
「はじめまして!」
「私達!」
『QU4RTZです!』
「伝わったかな? ランジュちゃんに。」
「きっと伝わってますよ!」
「これが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会なんですね・・・。」
「アタシには真似したくてもできないステージだった・・・。それは認めるわ・・・。」
「でも・・・。」
「すごいです!」
「だよね!」
『サイコー!』
「なんだか先越されちゃったわね・・・。」
「こんなステージもあるんですね!」
「とっても楽しそう!」
「そうだね!」
その後日、侑は、自分の考えた曲を披露する事になりました。
「私は、同好会のみんなに夢をもらった・・・。音楽をやりたいと思ったのは、みんなみたいに自分を表現できる人になりたかったから・・・。」
「この世界に、私は、私しかいない!」
「上手くできなくてもいい・・・。私にしかできない事を!」
「どこに向かうか、まだ分からないけど、面白そうな未来が待ってると笑い合えるみんながいれば、私は!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
すごく見応えのある回だったと思います。
ニジガクアニメ初のユニット曲、特殊エンディングに加え、考察要素も「言われてみれば、そうだな」と感じるほどなかなか深く、ギャグパートもそこそこに多かったりと、面白さ目白押しの内容でしたね。いやー、ホント、ラブライブシリーズの3話目ってすごいわ・・・。
かすみ、彼方、エマ、璃奈のユニット「QU4RTZ」(クオーツ)によるライブ曲「ENJOY IT!」は、「楽しもう!」という和訳の通り、楽しさに満ちた曲だった思います。今話のタイトル「sing! song! smile!」といい、深く考えずにただ単純さを貫く事がベストというのが、今回のポイントのように思いますね。
もちろん、今回も、ライブシーン以外の映像は良いものづくしでした。中でも、「甘いひととき」や「神出鬼没☆怪盗K」には、良い感じにハートを射抜かれましたね。このゆるボイス持ちの怪盗になら、ハート奪われて存分にすやぴタイム味わいたいわ・・・。(笑)
普段と違う髪型の4人が出てきたのも見所でした。次回以降も、色んなキャラの普段と違う髪型を見てみたいですね。
今回のエンディングは、普段のものではなく、1期のエンディング「NEO SKY,NEO MAP!」のオフボーカル&ピアノバージョンと、鳥肌ものでした。
これを聞いて、侑も、他のメンバーに負けないくらいしっかり成長しているな、と感じました。夢を追いかけてる人を応援できたら、私も何かが始まる。1期初回ではそんな事を言っていましたが、もう十分過ぎるほどできていますよね。
音楽家に転科してからは苦労続きの侑ですが、それでも、今後も、普段通りの侑で進んでいってほしいもの。他のメンバーの色んな魅力にときめいたり、他メンバーを応援しつつ、侑自身も前に進んで成長していってほしいですね。
成長といえば、メインキャラではないですが、彼方の妹・遥からも感じました。1期7話では全然上手く作れなかった卵焼きがかすみ達に好評だったのは、その証ですね。
あの後、彼方と一緒に練習し続けて、良い卵焼きを作れるようになったのでしょう。遥が家事を手伝う時間が増えた結果、彼方は、自分の事に打ち込む時間が増えて、スクールアイドル活動をより楽しんだり、姉妹仲がより深まった事がうかがえますね。
ストーリーは、他人をどうこう考えるよりも、まずは「自分らしく」がポイントだと感じました。
自分とは価値観の違う他人に考えを合わせるのは、面倒ですし、気苦労を感じるもの。そして、そういう考えは、見る側にも伝わってしまい、自分が楽しくないと感じてしまえば、相手も楽しくないと感じてしまいます。
それだったら、まずは自分が自分らしく楽しむ、と考えるのが一番なのでしょうね。相手が楽しめなかったら、それはそれで仕方ない、と開き直るのも大切かもしれません。
しかし、「自分らしく」といっても、自分の事をすべて分かり切っている訳ではありません。彼方が言っていた通り、人って、他人の事はよく見えてて、自分の事は見えてなかったりするものなのでしょうね。
今話では、侑に加え、QU4RTZの4人について、そういうところが明かされました。
かすみは、可愛さを売りにしている一方で、すごく他人思い。イタズラを仕掛ける事が多いかすみですが、その途中で良心に負けて失敗に終わるというのは、よくある話です。本当に同好会メンバーが好きなんですよね、かすみって。
それに、頑張り屋である事も、隠れた魅力でしょうか。今回明かされた幼少期のかすみの写真からもうかがえますね。
あの時のかすみは、今の愛嬌ある可愛さとはうってかわって無愛想で、可愛い表情を作るのが苦手だったのでしょうか。「かすかす」と周りからしょっちゅう呼ばれて不機嫌になった事が多かった事も考えられます。
でも、それが、今は「可愛い」で自信タップリのスクールアイドルだというのですから、今の自分に辿り着くまで相当努力していたように思いますね。かすみは、「ガチ」という言葉がメンバーで一番合っていると感じています。
次に、彼方は、マイペースに見えて結構世話好き。妹がいる上、3年生ですしね。
普段寝ている事が多い一方で面倒見が良いのも、好きなポイントで、推し度は高いですね。
エマは、いつもポカポカだけど、意外と芯は強くて真っ直ぐ。確かに、「果林ちゃんが迷う!」とか「大盛りの牛丼屋さん」とか、自分の気持ちに忠実に解答していたのは、芯が強くて真っ直ぐですかね。(笑)
それに、故郷であるスイスから単身スクールアイドルをしに来日したのは、芯が強くなきゃできないでしょう。また、エマの芯の強さは、果林をスクールアイドルに誘う事にも繋がったと思いますね。
最後に、璃奈は、引っ張るタイプ。確かに、璃奈は、おとなしめな子ですけど、好きな事にはすごく積極的ですよね。
初ライブ前は、表情変化の乏しさがコンプレックスで全然友達を作れなかったと思うと、同好会メンバーの中で最も変わったな、と込み上げてくるものがありますね。
ランジュについても、自分の事を100%分かっている訳ではないでしょう。常に自信に満ち溢れていて、1人で何でもこなすような感はありますが、自分では自覚していない、他人から見た素晴らしい一面があると思います。
だけど、ファンとの距離を空けるようでは、それはランジュには伝わりません。それが伝われば、ランジュももっと質の良いパフォーマンスを披露できそうな気がするのですが、今回見終えた感じでは、QU4RTZのライブを認めても、同好会には入部しない模様。
早いうちに同好会に入部してほしいと思うのですが、まあ、じっくり待つとしましょう。
さて、次回は、タイトルを見た感じですと、愛がメインの話のようですが、ユニット結成の話にもなりそうですね。(誰とのユニットになるのかは、知らない人もいると思いますので、あえて伏せておきます)
予告映像を見た感じでは、愛の実家や愛の姉も出てきそうで、気になります。ユニット曲は、次回ではなく次々回になるかもしれませんが、次回も楽しい内容であってほしいな、と期待しています。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」2期第3話「sing! song! smile!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「大丈夫・・・。どんな時でも1人じゃない・・・。みんながいる! 信じてみて・・・。大事なものは、すぐ傍にあるから!」
ある日、かすみ、彼方、エマ、璃奈の4人は合同ライブに向けて、練習を張り切っていました。そんな4人を見て、他のメンバーも練習に気合が入ります。
~ Aパート ~
「てな訳で、4人で、お揃いの可愛い衣装を着ましょうよ!」
「わー! すごくいいね! みんな、着ぐるみで踊ろうよ!」
「えっと、着ぐるみ?」
なんか簡単に言っちゃってるけど、着ぐるみって踊りにくくないかい? まあ、「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」って言えれば、何でもいいですけど。(笑)
「それなら、バーチャル空間でライブしたらどうかな? そこなら、自由に変身できるよ!」
「夢の中なら、何でもできるよ! 4人いるなら、ステージにベッド4台も並べられるね!」
「ライブ中に寝るつもりですか!」
「睡眠は大事だよ!」
だったら、普段からしっかり睡眠とろうよ。ってツッコんだら負けですかね? まあ、彼方の前なら、ゆったり気分になれますので、負けてもいいですが。(笑)
つーか、ライブ中に寝るとか、もはや、寝顔鑑賞会だろ。まあ、これはこれで「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」って言いそうだから、悪くない気がします。(笑)
合同ライブまであと1週間ですが、なかなか意見がまとまらないかすみ達。
それでも、璃奈は、諦めるのはまだ早いと言って、1日1人ずつ時間をかけて自分のやりたい事を発表するのはどうかと提案。それは部活の時間だけでは足りないと考え、それぞれの家にお泊りする事も決めました。
しばらくして、エマは、その事を果林に話しました。
「しばらく朝起こしに行ってあげられないけど、モーニングコールしようか?」
「大丈夫よ。子供じゃないんだから。私の事は気にしないで、しっかり練習してきなさい。」
「うん! じゃあ、行ってくるね!」
なんか果林先輩がそんな事を言うと、フラグに聞こえちゃうんだよなあ。果林って、できる子のように見えてポンコツなところあるし。フラグ的中で「とってもエモエモで嬉しみが深くて草だよー」と言わせてくれる事を楽しみにしています。(3度目です(笑))
「ヤッホー、カリン!」
「あ、コーヒー飲んでるんだ。アタシは、紅茶(こうちゃ)を買うちゃった(こうちゃった)! 紅茶だけに!」
「愛。」
「ん? ああ、何?」
「明日、朝7時に電話くれる?」
「え?」
ごきげんよう、子供な果林先輩。エママがいないと朝起きれないとか、やっぱ果林パイセンはこうじゃなきゃ!(笑)
今夜は、かすみの家で合宿。早速、服飾同好会から借りてきた様々な可愛い衣装を着ていきました。
これでステージに立とうと盛り上がるかすみですが、他の3人に却下されてしまいます。
「かすみちゃんは、4人でも可愛い感じにしたいんだね。」
「だって、彼方先輩もエマ先輩もりな子もすっごく可愛いから、それをもっと引き出してあげたいんですよ!」
「そうなんだ・・・。」
「もう! 真面目に聞いて下さいよ!」
「聞いてるよ。」
「それって、もしかして、かすみちゃんのアルバム?」
「それは、整理中のやつで・・・。」
「わー!」
『可愛い!』
「それは全然可愛くないです!」
「そんな事ないよ!」
「ありますよ!」
その翌日は彼方の家で合宿。
「ファンのみんなと一緒に楽しめるステージを考えた方がいいよねー。」
「そういう訳で、ステージの案を考えました!」
「これ、もうステージじゃなくて、枕じゃないですか!」
「みんなとすやぴできる夢の空間だよー。」
「気持ち良さそうだね!」
「確かに良い夢見られそう。」
「寝ちゃ駄目だって!」
直後、彼方の妹・遥が部屋に。夕食ができた事を伝えに来ました。
という事で、皆で夕食。
『美味しい!』
「その卵焼き、私が作ったんです!」
「やりますね!」
「お姉ちゃん直伝です!」
「そうなんだ。」
「あ、お姉ちゃん。私の制服にアイロンかけてくれたんでしょ? ありがとね!」
「ああ、シワになってるとこあったから。」
「あ、璃奈ちゃん。お口についてる。」
「あ・・・。」
「はい、これでよし。」
「ありがとう。テレテレ・・・。」
その翌日、侑は、補講の課題として与えられた作曲について悩んでいました。
そんな中、はんぺんを追っかけていたミアが。そのままお話ししました。なお、同じ補講を受けていたミアは、もう曲ができたそうです。
「作曲はやってみたかったんだけど、自分で良いと思えるメロディーが全然思い浮かばないんだよ・・・。」
「別に自分が良いとか、どうでもいいんじゃない?」
「え?」
「求められるものに忠実に応えるのが音楽さ。相手が先生なら、教わった事を守れば何とかなるよ。」
「求められるものを・・・。」
「ボクが言えるのはそれだけさ。じゃあね、ベイビーちゃん。」
この日の夜は、璃奈の家で合宿。
「第1問。赤い果物といえば?」
「りんご!」
「いちご。」
「さくらんぼ!」
「パッションフルーツ!」
「何、これ?」
「4人の気持ちを揃えるためにゲームを考えた。」
「どうゆう事?」
「次、第2問。虹ヶ咲学園といえば?」
「スクールアイドル同好会!」
「学科が沢山!」
「校舎がキレイ!」
「果林ちゃんが迷う!」
エマっち、珍解答やめて下さい。まあ、でも、トイレがどこにあるか分かってなかったくらいですので、決して間違ってないんですよね。(笑)
「全然揃わないね!」
「案外難しいもんだね・・・。」
「揃うまでやる。」
「第3問! お台場といえば!」
「レインボーブリッジ!」
「ヴィーナスフォート!」
「ジョイポリス!」
「大盛りの牛丼屋さん?」
「どこですか、それ! エマ先輩、合わせる気あります!?」
「あるよー。」
いや、どう考えても、ボケ狙いの答えで、合わせる気ないでしょ。まあ、そんなところが可愛いと思ったりもするんですけどね。
それにしても、エマの言っていた大盛りの牛丼屋ってどこなんだろう? 実は、私の職場から1キロメートル以内にあったりして。今度、膝枕されながら聞いてみたいですね。(笑)
その後も解答は揃わずに時間が過ぎてしまいました。
「私達4人だからできる事って、何なんでしょう?」
同じ頃・・・、
「求められるもの・・・。」
「求められているものか・・・。うーん・・・。」
~ Bパート ~
その翌日、かすみ達4人と侑は、思ったように事が進まず悩んでいました。
「確かにね・・・。求められるものに応えるのは大切な事だもの・・・。」
「でも、聞いてると、それだけじゃ物足りない感じするな?」
「うん。侑ちゃんのやりたい事をやってみたらいいと思う。」
「でも、それだと・・・。」
「大事なのは、侑先輩が満足できるかどうかじゃないでしょうか?」
「必ずしも正解を出すために頑張らなくてもいいと思います。」
「やってみて、駄目なら駄目でもいいじゃない。」
「せっかくなら侑さんらしい曲を聞いてみたい。」
「私らしさか・・・。それはそれで難しいよ・・・。」
「私にはみんなみたいに個性はないし・・・。」
「え・・・。」
「何言ってんですか!」
「侑ちゃんには侑ちゃんらしいところ、いっぱいあるよー。」
「そ、そうかな?」
「よくときめいてるよね!」
「人の気持ちがよく分かるし。」
「私達の気持ちに寄り添って、いつも応援してくれてる!」
「え? 私って、そんな感じ?」
「自覚ないんですか?」
「うん、正直・・・。」
「ええ・・・。」
「でも、そうなんだね・・・。なんか嬉しい! みんなにそう言ってもらえて、やる気出てきたかも!」
そして、この夜は、寮のエマの部屋にて合宿。
「侑ちゃん、元気出て良かった!」
「でも、侑さんが自分の事、あんな風に思ってたなんて・・・。」
「ホントだよ!」
「侑ちゃんだけじゃないのかもね。」
「ん? どういう事ですか?」
「実はみんな、人の事はよく見えてて、自分の事は見えてなかったりするのかなって・・・。」
「私達もそうなのかな?」
「そうなのかも・・・。」
「ちなみに、皆さんから見たかすみんは、どんな感じですか?」
「本当はすごくみんなの事を考えてくれるよね!」
「へ?」
「分かる。」
「ステージ衣装の話をしてた時も、自分だけじゃなくて、私達の事も考えてくれてたもんね!」
「彼方先輩だって、マイペースに見えて、本当はすっごくお世話好きじゃないですか!」
「違うよー。」
『分かる!』
「お泊りした時、お母さんが2人いるみたいでしたよ!」
「えー。」
「これ、なんか恥ずかしいね・・・。」
「ねえねえ、私は?」
「いつもポカポカだけど、意外と芯は強い。」
「すっごく真っ直ぐだよね!」
「そう?」
「とっても素敵だと思います!」
「ありがとう!」
「璃奈ちゃんは引っ張るタイプだよね!」
「え・・・。」
「この合宿を提案してくれたのも、りな子だったしね!」
「テレテレ・・・。」
「自分のやりたい事を発表する合宿だったのに、最後は、みんなから自分の事を教えてもらう合宿になっちゃったね!」
「でも、何か見えた気がするよ!」
「ソロの時は、自分のやりたい自分だけど、」
「一緒になると、新しい自分を見つける事ができる!」
「私達で新しい色を作ってみようよ!」
そして、合同ライブの時が来ました。
「みんなー!」
「はじめまして!」
「私達!」
『QU4RTZです!』
「伝わったかな? ランジュちゃんに。」
「きっと伝わってますよ!」
「これが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会なんですね・・・。」
「アタシには真似したくてもできないステージだった・・・。それは認めるわ・・・。」
「でも・・・。」
「すごいです!」
「だよね!」
『サイコー!』
「なんだか先越されちゃったわね・・・。」
「こんなステージもあるんですね!」
「とっても楽しそう!」
「そうだね!」
その後日、侑は、自分の考えた曲を披露する事になりました。
「私は、同好会のみんなに夢をもらった・・・。音楽をやりたいと思ったのは、みんなみたいに自分を表現できる人になりたかったから・・・。」
「この世界に、私は、私しかいない!」
「上手くできなくてもいい・・・。私にしかできない事を!」
「どこに向かうか、まだ分からないけど、面白そうな未来が待ってると笑い合えるみんながいれば、私は!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
すごく見応えのある回だったと思います。
ニジガクアニメ初のユニット曲、特殊エンディングに加え、考察要素も「言われてみれば、そうだな」と感じるほどなかなか深く、ギャグパートもそこそこに多かったりと、面白さ目白押しの内容でしたね。いやー、ホント、ラブライブシリーズの3話目ってすごいわ・・・。
かすみ、彼方、エマ、璃奈のユニット「QU4RTZ」(クオーツ)によるライブ曲「ENJOY IT!」は、「楽しもう!」という和訳の通り、楽しさに満ちた曲だった思います。今話のタイトル「sing! song! smile!」といい、深く考えずにただ単純さを貫く事がベストというのが、今回のポイントのように思いますね。
もちろん、今回も、ライブシーン以外の映像は良いものづくしでした。中でも、「甘いひととき」や「神出鬼没☆怪盗K」には、良い感じにハートを射抜かれましたね。このゆるボイス持ちの怪盗になら、ハート奪われて存分にすやぴタイム味わいたいわ・・・。(笑)
普段と違う髪型の4人が出てきたのも見所でした。次回以降も、色んなキャラの普段と違う髪型を見てみたいですね。
今回のエンディングは、普段のものではなく、1期のエンディング「NEO SKY,NEO MAP!」のオフボーカル&ピアノバージョンと、鳥肌ものでした。
これを聞いて、侑も、他のメンバーに負けないくらいしっかり成長しているな、と感じました。夢を追いかけてる人を応援できたら、私も何かが始まる。1期初回ではそんな事を言っていましたが、もう十分過ぎるほどできていますよね。
音楽家に転科してからは苦労続きの侑ですが、それでも、今後も、普段通りの侑で進んでいってほしいもの。他のメンバーの色んな魅力にときめいたり、他メンバーを応援しつつ、侑自身も前に進んで成長していってほしいですね。
成長といえば、メインキャラではないですが、彼方の妹・遥からも感じました。1期7話では全然上手く作れなかった卵焼きがかすみ達に好評だったのは、その証ですね。
あの後、彼方と一緒に練習し続けて、良い卵焼きを作れるようになったのでしょう。遥が家事を手伝う時間が増えた結果、彼方は、自分の事に打ち込む時間が増えて、スクールアイドル活動をより楽しんだり、姉妹仲がより深まった事がうかがえますね。
ストーリーは、他人をどうこう考えるよりも、まずは「自分らしく」がポイントだと感じました。
自分とは価値観の違う他人に考えを合わせるのは、面倒ですし、気苦労を感じるもの。そして、そういう考えは、見る側にも伝わってしまい、自分が楽しくないと感じてしまえば、相手も楽しくないと感じてしまいます。
それだったら、まずは自分が自分らしく楽しむ、と考えるのが一番なのでしょうね。相手が楽しめなかったら、それはそれで仕方ない、と開き直るのも大切かもしれません。
しかし、「自分らしく」といっても、自分の事をすべて分かり切っている訳ではありません。彼方が言っていた通り、人って、他人の事はよく見えてて、自分の事は見えてなかったりするものなのでしょうね。
今話では、侑に加え、QU4RTZの4人について、そういうところが明かされました。
かすみは、可愛さを売りにしている一方で、すごく他人思い。イタズラを仕掛ける事が多いかすみですが、その途中で良心に負けて失敗に終わるというのは、よくある話です。本当に同好会メンバーが好きなんですよね、かすみって。
それに、頑張り屋である事も、隠れた魅力でしょうか。今回明かされた幼少期のかすみの写真からもうかがえますね。
あの時のかすみは、今の愛嬌ある可愛さとはうってかわって無愛想で、可愛い表情を作るのが苦手だったのでしょうか。「かすかす」と周りからしょっちゅう呼ばれて不機嫌になった事が多かった事も考えられます。
でも、それが、今は「可愛い」で自信タップリのスクールアイドルだというのですから、今の自分に辿り着くまで相当努力していたように思いますね。かすみは、「ガチ」という言葉がメンバーで一番合っていると感じています。
次に、彼方は、マイペースに見えて結構世話好き。妹がいる上、3年生ですしね。
普段寝ている事が多い一方で面倒見が良いのも、好きなポイントで、推し度は高いですね。
エマは、いつもポカポカだけど、意外と芯は強くて真っ直ぐ。確かに、「果林ちゃんが迷う!」とか「大盛りの牛丼屋さん」とか、自分の気持ちに忠実に解答していたのは、芯が強くて真っ直ぐですかね。(笑)
それに、故郷であるスイスから単身スクールアイドルをしに来日したのは、芯が強くなきゃできないでしょう。また、エマの芯の強さは、果林をスクールアイドルに誘う事にも繋がったと思いますね。
最後に、璃奈は、引っ張るタイプ。確かに、璃奈は、おとなしめな子ですけど、好きな事にはすごく積極的ですよね。
初ライブ前は、表情変化の乏しさがコンプレックスで全然友達を作れなかったと思うと、同好会メンバーの中で最も変わったな、と込み上げてくるものがありますね。
ランジュについても、自分の事を100%分かっている訳ではないでしょう。常に自信に満ち溢れていて、1人で何でもこなすような感はありますが、自分では自覚していない、他人から見た素晴らしい一面があると思います。
だけど、ファンとの距離を空けるようでは、それはランジュには伝わりません。それが伝われば、ランジュももっと質の良いパフォーマンスを披露できそうな気がするのですが、今回見終えた感じでは、QU4RTZのライブを認めても、同好会には入部しない模様。
早いうちに同好会に入部してほしいと思うのですが、まあ、じっくり待つとしましょう。
さて、次回は、タイトルを見た感じですと、愛がメインの話のようですが、ユニット結成の話にもなりそうですね。(誰とのユニットになるのかは、知らない人もいると思いますので、あえて伏せておきます)
予告映像を見た感じでは、愛の実家や愛の姉も出てきそうで、気になります。ユニット曲は、次回ではなく次々回になるかもしれませんが、次回も楽しい内容であってほしいな、と期待しています。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。