フラフラBLOG

なんかよくわからない方向に向かってます

Pentax Q-S1とオールドレンズ

2018年03月10日 00時00分20秒 | カメラ
カメラとオールドレンズで楽しむという新しい趣味ができました。
流通在庫は無く、リコーイメージングの直販サイトでしか買えなくなったQ-S1とDマウントレンズの組み合わせです。
カメラ自体は2年ほど前にアマゾンのセールで買ったもの。

Dマウントレンズと言っていますが、さっそく違うレンズの話になります。
レンズは新宿の中古カメラショップを見ていたら、ジャンクボックスの中に置かれていた8mmフィルムカメラについていました。
Dマウントレンズだと思っていたものは、Bell & Howellという会社のもので、
COMAT 0.5inch F2.5
と書かれています。
ヘリコイドがない単焦点レンズでした。

買った後で知ったのですが、このレンズはBHマウントと呼ばれる独自仕様のマウントで、DマウントともCマウントとも違うようです。
仕方がなく、HAWKS FACTORYの Pentax Q → BH のマウントアダプターを購入しましたが、ここで問題が。
何をどうやってもレンズが奥まで入りきらず、10cmくらいの接写しかできません。


ネジゲージでレンズのネジとマウントアダプターのネジのピッチを確認したところ、
 レンズのピッチ:40TPI
 アダプターのピッチ:32TPI
とピッチが違っています。
さすがにこれでは入りません。
このCOMAT 0.5inch F2.5だけが40TPIなのか、そもそもアダプターが間違えているのか、BHマウントのレンズがこれしかないので、調べようがありません。
詳細は謎のまま。

BHマウントの続きはElgeet CINE-TELEへ

さて、マウントアダプターを購入したデジタルホビーさんにお願いし、40TPIのBHマウントアダプターをワンオフで作成してもらいました。
実はレンズよりマウントアダプターのほうが10倍するという、訳が分からない状態ですが、後には引けません。


マウントアダプターの裏には40の文字が。
これできちんと入りました。
オーバーインフなので、モノタロウで買った内径20mmの工業用シムリングで調整しました。
当方のレンズとマウントアダプターの組み合わせでは、とりあえず0.25mm(=0.2mm+0.05mm)で絞り開放で無限遠がでました。
最短撮影距離は2mくらいかな?
0.01mm単位で追い込めば、もう少しいけるかもしれませんが、レンズを緩めれば接写できるので、これで良しとします。

やっとレンズの話ですが、絞りは□になります。
強い光が入ると十字の光条が見えますが、いい写真が撮れたらそのうちに。


構図はめちゃくちゃなので気にしないでください。
JPEG無加工です。

曇天のなかで試し撮りしたのでいまいちですが、解放ではコントラストが落ちています。
でも、曇天の感じがよく出ている気がします。
中心の解像は非常に良いのですが、周辺は流れてしまいます。
初代のPentax Qのようにセンサーがもう少し小さいと、ちょうどいいかもしれません。

F2.5


F8


こちらもF8まで絞ると色も解像感も増しています。
F2.5


F8



ちょっと近い被写体も試してみました。
F2.5


F8



レンズを緩めて、さらに近い被写体も撮影してみました。


やはり中央の解像は高いですね。