とりあえず、音声ガイドを借りて、作品のテーマを聞きながら会場内を徘徊しました。
評論家でもなんでもない当方が、こんなこというのもなんですけど、なんか奥深さが無いですね。
4年前の現代美術展ではそれぞれの作品のテーマがなんとなくわかったんですけど、今回は良くわかりません。
当方の頭が固くなったのか、内容が難解になったのかよくわかりませんが。
確かにエンターテイメントとしては楽しかったですけど、それはちょっとちがうかなぁと家に帰ってきてから思いました。
ネタバレ的な内容満載なので、それが嫌な人はここで切り上げてくださいな。
つーか、パンフレットに作品名が載っていないので、いまいち適当です(笑
さて、まず、会場に入っていきなり驚かされます。
パイプで組まれた櫓というか、橋というか、ものすごい巨大なものが室内に鎮座しています。
もちろんこれに入って歩くことができます。
ミルク缶でできた乳牛、これはかなり強烈なメッセージですね。
母乳で育てず粉ミルクだけで育てるようになった母親。
その危険性を訴えているわけで、その発想はすごいですね。
あとは小さいですが、マクドナルドの紙袋の側面の一部を切って曲げて、袋の中に木を作っている超細かいものとか。
うまく描けていないけどこんな感じ。
会場のそこかしこに配置されている立体写真用めがね。
その視線の先は会場のそこの風景がそのままあって、その中で何かが地べたで回転しています。
回転しているものは・・・全身タイツの人(笑
風景の中で回っているということに意味があるようですが、当方にはわかりませんでした。
奈良美智さんとgrafって人?集団?の小屋の結構大きい作品がありました。
小屋が増殖してます。
のぞき穴の開いてあるコンテナとか、面白いんですけど、やっぱり良くわかりません。
コンテナ内部は上下二段になっていて、犬のオブジェがいっぱい入っています。
上の段は白い壁の明るい部屋、下の段は黒い壁の薄暗い部屋。
うーん、やっぱりよくわかりません。
可愛いんですけどね。
かなり良かったのが、「天使探知機」。
フランスでは会話の中で、ふと訪れる沈黙を「天使様がお通りになった」と言うそうです。
なんかお洒落ですね。
で、この天使探知機は小さな部屋の中にあるんですけど、完全な沈黙が訪れると探知機の電球がピカー!って光ります。
服が擦れ合う音すら厳禁!
当方が見ていたときは、20人くらいの來展者全員がんばって黙っていますと、天子様がお通りになりました!
まぁ、そのあと全員「これだけ?」見たいな笑いが起きましたが、きっとコレが天子様効果なのでしょう。
実は直前に親子一組、カップル一組がいたんですが、この二組が小声でしゃべるしゃべる・・・
カップルの方は静になるとクスクス笑ったり、小声で話したり、ちょっと無粋です。
残念ながらこの二組に天子様はやってこないようです、残念!