伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

母の日

2008年05月11日 | Weblog
雨の日曜日。気温も低いですね。
今日は母の日。昨日は我が家の娘もプレゼントの用意を
していたみたいです。私も子どもの頃花屋さんにカーネーションを買いに
行った記憶があります。また、母親が草もちが好きだったので買いに行き、帰り道
の公園でもちをかかえたままブランコをして、家で包みを開いたら5つほどの
草もちが一体化していて“のしもち”状になってしまった失敗談はいまだに鮮明におぼえています。
お釈迦様が慈悲を言い表すのにこのような表現をされています。

あたかも、母が己が独り子を命を賭けて護るように、そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、無量の[慈しみの]心をおこすべし。『スッタニパータ』

慈しみの心とは、わが子に対し何の見返りを期待するわけでもなく一生懸命育てることと同じである。
その心をすべての生き物にも同じようにふりわけなさい。
とてもわかりやすい譬えです。母と子の間に慈悲はあります。
母の慈悲の心に改めて気づき、感謝の気持ちをもつことが「母に日」の意味かと思います。
どんなに歳をとっても母親というものはかけがえのない大きな存在ですね。
今日一日が「母の日」でなく、毎日がそうでなければいけないんですよね。




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1 コメント

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いくつになっても・・・ (910)
2008-05-12 10:54:13
どんなに歳をとっても親子であることに親子であることに変わりはなく、育ててくれた事への感謝の気持ちはどんなに言葉を並べても伝えきれないように思います。それを自分の子への思いとして順番に慈しみの気持ちを持つ事が自然なのですよね。親にとっての残された時間、感謝の気持ちを毎日何らかの形で伝えていきたいです。
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