3学期は卒業式に向けての合唱曲の練習が行われ、学校からは子どもたちの温かい歌声が流れてきます。
皆さんの卒業式の曲は何ですか?
私たちの世代は、ほとんどの小中高校が『ほたるの光』『仰げば尊し』。
確かに今の時代、蛍の光や窓の雪で勉強する子どもや学生はいませんし、そこまでの勉強意欲を持った人もね。
「わが師の恩」と子どもに押し付けるなと、『仰げば尊し』は歌われなくなったと聞きましたが、なんてことを言う人がいるのでしょう。
いい大人が情けない・・・
大丈夫、子どもたちは先生に感謝の心を教わり、ようく感じていますから
さて今では、数ある卒業ソングの中から先生方が教え子の為に、心を込めて吟味された曲を合唱しています。先生方からの心のプレゼントです
その中でも、『旅立ちの日に』は、多くの人に愛され、歌われています。
シンプルで歌いやすく、気持ちも高揚していく旋律に、歌う者も聴く者も感動します。
ピアノ伴奏の前奏、間奏、後奏は本当に美しく、子どもたちの合唱と合わせて、心がぎゅっと掴まれます。
私たちの『ほたるの光』『仰げば尊し』に代わって、日本中のどこでもだれもが合唱できる、現代の卒業ソングになりました。
心に残る名曲です。
小中学校時代に伴奏をした娘たちは、十数年経った今でも暗譜で弾いていますよ。
小学校ではハ長調、中学校では変ロ長調で歌われることが多いようです。
ハ長調では安定し過ぎていて、変ロ長調の方が『旅立ちの日に』の詞や曲想にぴったりきますね。
作詞:小嶋 登さん 作曲:坂本浩美さん 編曲:松井孝夫さん
ありがとうございます。 感謝感謝
日本中の感謝でお幸せに
今日も日本中の学校から、子どもたちの歌声が聴こえていますよ
「白い光のな~かに~ 山並みは萌えて~
」
是非前奏の2小節の和音は、白い光を感じる様に優しく柔らかく
美しく歌い出せる合唱に、導いてあげて下さいね