富田林を豊かにする会 代表 武藤宏 ~我が街、豊かに 

地方の繁栄、豊かさの実感
「住みやすい街」から「豊かな楽しい街」を目指して
生活を楽しみながら、心構えと精進の日々

「豊かさ」って?

2017-11-02 21:40:33 | 日記
衆議院総選挙で自民党は圧倒的多数で勝ち、第4次安倍内閣が発足しました。

アベノミクスによる経済復活が勝利の一因と言われています。経済復活の根拠は以下のとおりです。



野党各党は「景気回復の実感が伴っていない」と批判を繰り返しています。
「豊かさ」が感じられない、ということでしょう。
下のグラフを見てください。


日本のGDPは、この2年ほど少し増えたことはグラフから分かりますが、
1995年のGDP値にやっと戻った程度であり、その間に政府財政赤字が1,000兆円に
達した事実を合わせて考えれば、とても豊かになったとは言いがたいのではないでしょうか。
アベノミクス5年間の成長の数字程にはGDPは増えていません。
1995年から見ると他国はかなりの成長を示しています。
都合のいい部分の数字だけを切り取って見せているとしか言いようがありません。

では「豊かさ」とは何でしょうか?
人それぞれ感じ方は違うでしょうが、少し立ち止まって考えてみましょう。

「心の豊かさ」と言う場合もあります。
漠然としすぎて、意味が分かりませんね。
「お金」と言う人もいるでしょう。
お金がなくて生活に困るなら、豊かとは言えないのは間違いありません。
しかし、「いくらあれば豊か?」の質問に的確な答えはありません。

私の「豊かさ」の答えは、以下のようなものです。

自分が持つ、自分が人生で築いてきた経験、知識、技術、技能など
土地・建物や金融資産など有益無形の資産が人の役に立ち、人を利し、
喜んでいただき、認めてもらえることではないかと考えます。
もっとはっきり生々しく言えば、
継続して売れる買ってもらえる有形無形値打ち・財産を持っていること。
これなら数字で表すことも可能です。

ただ、これでは不十分です。
「豊かさ」は連鎖し、社会の中で拡大再生産されていかなければ、本当の意味での「豊かさ」とは
言えないと思うのです。
決して一人の豊かさや満足で終わってはいけないでしょう。

自分を利し、その利を人と分け合い、お互いの資産が相乗効果でさらに社会全体で大きな利潤を
生み出すところまで発展しなければなりません。


「豊かさ」を確立し、繁栄するためには、
(1)資産を掘り起こし
(2)様々な資産と連携し
(3)より大きな価値を創造し:投資
(4)多くのひとに利用活用していただく:宣伝
(5)価値を拡大する:再投資
この循環を努力と忍耐で適切な時間をかけて作り上げることが必要と考えます。
時間は長すぎてもいけないでしょう。
(お金と同様時間も限りなくあるわけではありませんから)

では、「国の豊かさ、繁栄」とは?