最近観たもの達をさっくりと。
「美しき運命の傷痕」2005年/フランス
22年前に起こった不幸な出来事によって父親を亡くし、
愛を失った三姉妹とその母のアンサンブルストーリー。
薄暗くくすんだヨーロッパ映画の画調が、映画全体を通してシリアスさを醸し出してる。
母親役のキャロル・ブーケはじめ、女優達の演技はとても上手。
アメリカ映画ならチョットしらけそうな場面でも、
フランス女優さんとあの色気ある発音で雰囲気がグッと洗練される。
事件をずっとトラウマとして抱えながら、それぞれが生活をしてきたけれど、
終盤で、思いもよらぬ形で三姉妹とその母親が集り、事件の真相に向き合う。
父親にまつわる真実が明かされた時の母親の一言
(母親は事件により話せなくなってしなったので正確には一文。)
「それでも私は何も後悔していない」という言葉と、
4人の女性を中心にグルグルと回転するカメラワークのラストシーン。。。
三姉妹は、地獄の様な体験と、その傷を背負って生きてきたけど、
母親の一言によって、再生する希望を得る。
オープニングの映像にも使われていて、作中にも出てくる、
この映画のモチーフ、“万華鏡”が効いてる。
一瞬ごとに様々な模様を見せる万華鏡のように、
人生は、光と陰、明と暗が対になっていて、角度や位置によって様々な見え方をするもの。
こういう人生観が変わる様な映画は大好き。
「SHOW GIRLS」1995年/アメリカ
「BOUNDの」を観たときから知ってた映画。
大好きなジーナ・ガーションが出てるから観たかっただけ。
「BOUND」についてのブログは下記へ。
http://blog.goo.ne.jp/na-mi-703/e/17027b96fe90f5282a50d127cfe5a15f
ノエミ役のエリザベス・バークレイは、Lの世界にもゲスト出演した。
この映画もエリザベス・バークレイもラズベリー賞をもらって
映画界から干されてしまったけど、
ジーナ・ガーションだけは注目された。
この活躍が、後に「BOUND」主演につながるのだけれど。
もうやっぱりジーナ・ガーションは本当に素敵。
確実に私の中のBEST5に入る好きな女優。
(クリントン前大統領と不倫報道があった時は、
どうしようかと思ったけど、逆にユニークでもあった笑)
「コヨーテ・アグリー」2000/アメリカ
友達の知り合いのBARのスタッフさんからずっと借りていたもの。
TSUTAYAでもDVDのパッケージ見て気になってて、
いつか観ようと思ってた。やっと観れた!
登場人物のバーテンダーが、各々の夢を叶えるため、夜通しで踊り歌い、
そして客に酒を浴びせる。
まさに自由の国アメリカ!!と言わんばかりのノリ!
見ているだけで楽しいし、スカッとする。
この映画は、ちょっと前に映画化された「食べて、祈って、恋をして」の著者、
エリザベス・ギルバートのコラムが映画化されたもので、
映画に出てくるBAR「コヨーテ・アグリー」も NYに本当に実在して、
本当にバーテンダーがカウンターの上で踊ってるらしい!
海外の映画、海外の俳優さんは、ウィットに富んだ演出や演技を何気なくこなして、
これが文化の差なのか、人間性の差なのか。。。。。
あー海外へ行きたい。
恋とニュースのつくり方 2010/アメリカ
会社後にレイトショーで公開後すぐに観に行った。
「プラダを着た悪魔"の脚本家」ってことで話題性は十分。
日本でも一時、CMなどで超宣伝されてたけど、
いくらレイトショーとは言え、公開して間もないのに、
客は、私以外では3組の女の子2人連れだけだったぞ。
(実際、すぐに話題も消息しましたもん。)
正に、「アメリカの楽しい映画」といった感じかな。
まあ、「プラダを着た悪魔」には、到底及ばない内容&満足度だったけど、
所々にユニークなシーンや、「プラダを着た悪魔」に通じる部分もあって
普通に楽しめる内容だった。
主人公は、「君に読む物語」のレイチェル・マクアダムスで、
この映画では、全く違う魅力を見れた。意外と綺麗じゃんと思った。(失礼)
性格最悪なキャスター役のハリソン・フォードの、
あの何考えてるのか分からん演技が、ハマってた。
でもラストは結局、彼に泣かされてしまったよね。
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