監督: クリント・イーストウッド
製作: スコット・ルーディン 、マイケル・デ・ルカ 、シーアン・チャフィン 、
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、ピーター・モーガン、、、
脚本: ピーター・モーガン
撮影: トム・スターン
美術: ジェームズ・J・ムラカミ
出演:マット・デイモン、プライス・ダラス・ハワード、ジェイ・モーア、セシル・ドゥ・フランス
久しぶりに良い涙を流せる映画だった。
やっぱりヒューマンドラマ系が一番しっくりくる。
①東南アジアでのバカンス中に巨大な津波に呑まれ、
死の瀬戸際を彷徨った女性ジャーナリスト、マリー。@パリ
②霊能者だったが死者との対話という精神的重圧に耐えきれず
肉体労働へ転職したジョージ。@サンフランシスコ
③いつも一緒だった双子の兄を突然交通事故で亡くし、
誰とも心を通わさず塞ぎ込む小学生マーカス。@ロンドン
「死」に囚われすぎてしまったが故に、死の世界に深い興味と疑念を抱く3人が、
それぞれの問いかけに導かれるように出会い、喪失感や孤独感を癒していく。
マリーは臨死状態の間に見た一種のビジョンが忘れられずに、書籍化を試みる。
ジョージは相手の手に触れただけで死に関する情事が読めてしまう
自分の能力に疲れきって新たな人生を望む。
マーカスはヘロイン中毒の母と別れ、兄ともう一度話がしたいと一人で霊能者を訪ね回る。
ロンドンで3人は必然的に出会い、運命が交錯して「生」の世界を生きる希望を見いだす。
◎マリー←→ジョージ
同じ孤独を味わう者同士の心の闇を愛という奇跡で癒し合う
◎ジョージ←→マーカス
能力を失いたい者と能力を懇望する者が互いの未来に光を灯し合う
◎マーカス←→マリー
遠いようで近い運命共同体は一人の人間を通して生きるべき道を悟る。
赤の他人だった3人だけど、1人でも欠けたら成立しない奇跡のサイクルが人間の運命を変える。
現実世界も考えてみれば奇跡のサイクルの繰り返し。
私の厄介な心の闇も人に出逢うことで緩和されているのだと思う。
映画の一言。
「自分にしか解らないけど他人に解ってほしい。」
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