若いシングルマザーで薬中のサラと、その息子ジェレマイアのちょっと変わった親子愛の話。
(もっと酷評もあるけれど、私はこのように解釈。)
幼いながらも、虐待、ドラック、売春という汚い大人の世界を見て育つジェレマイアは、薬中のどうしようもないサラにひどい扱いを受けながらも、お互いの間にはやっぱり親子としての深い愛と絆があって、必要とし合ってる。
「堕落した救いようのない物語」と言ってる人もいるけれど、私には心地よかった。
J・T・リロイという少年作家(私の5個くらい上)の自伝的小説の映画化ってことでちょっと興味わいて観てみた。
でも実際はJ・T・リロイという人物は存在しないという衝撃的な事実が2.3年前分かったらしい。(まさしく「いつわり」の、サラ笑)
小説のプロモーションのためにそーゆう悲観的な設定にしただけで、ほんまの作者は当時30歳くらいの女性(!)。
一時期話題になった「It と呼ばれた子」(だったっけ)も9割作り話らしいし、そんなもんなんでしょ。
観たあとに知ったから、「なーんや、そうなんかい!」ってゆう感じは否めないけど、キャストの演技が素晴しかったし、フィクションだとしても現実的で、深い美しさがあったからすごく見応えはあった。
サラ役のアーシア・アルジェントは監督も脚本も担当してて、雰囲気や声が土屋アンナに似てた。
ちょっと歪んだ愛情をもつ母親をすごくうまく演じてた。素敵だった。
彼女が当時、J・T・リロイの真実を知ってたか知らなかったかは分からんけど、内容に共感したからこんな素敵な脚本を書けたんやろうな。
また、ジェレマイア役の子役(7歳の頃と10歳の頃)も超演技うまかった!!!し、かわいい!!
7歳の頃のジミー・ベネットと、10歳の頃のディラン・スプラウス&コール・スプラウス(シーンごとに二人が入れ替わって演じたらしいけど、まーーーったく気付かなかった!!!この双子はよく見るな。何かに出てたっけ。)
ジミー・ベネット
ディラン&コール・スプラウス兄弟
今からもう一回観よう。
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