「パレード」
公開初日の20日の土曜日、仕事だったし、そのままレイトショー観にいった。
林遣都は、小説を読んでイメージしていたサトルそのものだった。
彼は今までスポーツ少年とか好青年役ばかりだったけど、
ルックスだけ見れば、神秘的で、繊細すぎて今にも消えそう。
だからサトル役が彼だって知ったとき、ぴったりだと思った。
とてもおもしろかった。一言で。
想像以上に引き込まれた。
前日徹夜したにも関わらず、全く睡魔にも教われず
5人の世界に引き込まれた。
もちろんイメージと違う部分もたくさんあった。
4人がルームシェアしてる部屋、マンション。重要な場所。
しかし5人とも、良い味出してた。
想像していた通り、直樹役の藤原竜也以外はハマり役だった。
都内のマンションに暮らす男女4人の若者たち。
・自称イラストレーターの未来 香里奈。
・無職で恋愛に依存している琴美 貫地谷しほり。
・先輩の彼女に恋する大学生の良介 小出恵介。
・几帳面で健康オタクの会社員・直輝 藤原竜也。
・男娼のサトル 林遣都。
直樹役はもっとやわらかい人を想像していた。
例えば妻夫木聡とか。
その方が余計、ラストに重みが出たと思う。
人に見透かされることは本当に恐ろしい。
考えたくもない。
苦しくなってしまう。
で、もう一度観たくなる映画だった。