MOLE / 生きてる証拠の備忘録

継続は力なり、というので、
出来る限りは毎日書くつもりです、多分。

ガールインザベースメント(100点)

2022-01-20 23:30:00 | 映画



観た映画は全てメモしているわけだけど、
このブログにも何度か映画の感想は載せていた。

けれど、最近は載せるのも面倒になって、
メモ程度でスマホに記録している。

まあ性格的に、そうしたい、だけ。

で、2021年は120本ぐらい映画を観て、
まあこれが多いか少ないかといえば、
一番観ていた時代の1/3程度なので、
少ないような気もするけれど、
昨年観た映画の中では、コンジアムか、
ゲットアウトか、パラサイトか。

まあそんな感じなのだけれど、
2022年になって自分の中で満点が出た。

このブログでも100点なんて、
付けたことがないような気がする。

それぐらい、この映画はヤバい。

ガールインザベースメント。

17歳のサラは18歳になる直前に、
実の父親のドンが自宅の地下室に監禁。
性的虐待で子供を生まされたサラ。
そこから20年間、監禁が続く。

という、実話を元にした映画なのだけど、
もう、胸くそ悪くて心が痛すぎる。

とにかくこの父親がイカれてる。
どんな悪党よりも狂人で、変人。

ネタバレはなしで見てほしいけれど、
もうとにかく観ているのが辛い。

ただそれだけでは100点にはならない。
この映画には確かな「愛」がある。
20年という月日を実の父親に奪われたサラ。
そしてサラの子供達への愛情。

地下の狭いスペースで20年間暮らした、
家族の愛が溢れる狂気の作品。

途中から涙が止まらなくなった。
感情が爆発した。

完全に名作。なかなか、これを超える作品は
ないと思う。本当に素晴らしい映画だった。

100点か...巡り合った。
2度と観たくない作品だ。

映画史に残る最低最悪の映画「mother! 」

2021-07-04 23:30:00 | 映画



今年に入って約100本の映画を見たけれど、
この映画は最低最悪の粗悪品だった。

この映画を作ったのは、ブラックスワンを
作った「ダーレン・アノロフスキー」
私は二度とこの監督の映画は観ないだろう。

主演のジェニファー・ローレンスは、
素晴らしい女優で、こんな粗悪品に
主演させられたことが不憫でならない。

このブログでは基本的にネタバレは
せずに、自分用のメモとして書いている。
けれど、この粗悪品を知らずに観て、
気分が悪くなる人を生まないためにも、
展開と「最悪のシーン」を記載する。


粗筋と中盤までは本当に面白い映画。

作家の夫と歳の離れた若い妻が、
田舎の人里離れた一軒家に引っ越す。

平穏に過ごしていた一軒家に、
赤の他人の老人が訪ねてくる。
普通なら追い返すところ、夫は快く
宅内に招き入れ、妻に相談もせずに
宿泊をさせて、勝手に仲良くなる。

翌日、その老人の妻と名乗る女も来て、
また勝手に自宅に入り、図々しく歩き回り、
書斎や夫婦の寝室にも入って、好き放題。

その後、謎の夫婦の息子が2人来て、
兄が弟を殴り殺し、自宅は他人の血で染まる。

更に滑稽なのは、翌晩に親戚や友人が集まり、
一軒家の所有者である夫妻とは全く無関係な
人間が数十人も集まって騒ぎ倒す。


知らん奴が来て、知らん奴の家族が来て、
知らん奴の家族が知らん奴を殺して、
知らん奴の親戚友人が来て馬鹿騒ぎする。

それを全て容認する夫の意味不明な思考。
妻だけが正常。妻だけが被害者。


ここまでは、「どんな展開に!?」
と心を躍らせながら観ていたが....
ここからが最低最悪。


妻が妊娠をして、産まれる直前に、
夫の新作が完成し、数ヶ月前と同様に、
見知らぬ狂信的なファンが集まって来る。

そして気付けば家中が人まみれ。
数分前の「知らん奴ら」は言うても
常識の範囲内で30人とか?だったが、
もはや意味不明な描写が続き、
何百人単位の人間が家の中に蠢く。


しかも、もはやあの一軒家の面影はなし。
どこやねんこれ!!というレベル。
夢オチ?急にファンタジー?というような、
急展開というか謎演出に吐き気すら覚えた。


ここまでも、まあいい。
ここからが、
最低最悪の胸糞展開。


訳がわからない状況の中、妻が出産。
産まれてきたのは可愛い男の子。
産声を上げて、ママのおっぱいを飲み、
無茶苦茶な展開ながら、無事産まれて安心。

そんな中、何百人の他人どもが押し寄せて、
夫は妻から赤ちゃんを剥ぎ取り、
あろうことかそのクソ野郎どもに渡す。



そして......



なんとその他人のクソ野郎どもが、
赤ちゃんの首を折り、殺して、
ぐちゃぐちゃにして、赤ちゃんの肉を
分け合って食べると言うシーンが映される。


泣きわめく妻。そいつらをガラスの破片で
刺しまくるが、逆にリンチに遭う。
目の前で赤ちゃんを殺されて食べられ、
裸にされてボコボコにされる女性。


絶対アカンやろこんなん!!!



で、クソ夫。

「許そう。彼らの行いを全て許そう」
「赤ちゃんの死を無駄にしてはいけない」


いやいや!なんじゃ貴様!!!



最後は妻が家に火をつけて謎の大爆発。
灰になる妻を抱き抱える夫。なにそれ?


ラストシーンは、綺麗な寝室の朝日の中、
妻が起き上がってカメラを見て終わり。


ホントに夢オチやったん??
なんか、聖書の一部を再現だのなんだの、
そんなこともネットに書いていたけど、
赤ちゃん殺しちゃダメでしょ。



ドーンオブザデッドでも赤ちゃん死ぬけど、
あれはゾンビ映画だから成立する。
死んだのはゾンビになった赤ちゃん、
なので、セーフ。



本当に....
こんな気分が悪くなる映画はなかった。


最低最悪の駄作。


これを読んで、それでも観る人はどうぞ。
感想欲しいぐらいだわ.....。



あー、嫌な気持ちになった!

アーミー・オブ・ザ・デッド(90点)

2021-05-23 23:30:00 | 映画



Netflixで5/21公開のゾンビ映画、
アーミーオブザデッドを観た。

監督はなんとあのドーンオブザデッドの
ザックスナイダー!これだけでも惹かれる。

今年に入って60本以上映画を観て、
スマホのメモ帳に自評価をメモしてるけど、
90点以上と思ったのは、パラサイト以来。


まずゾンビ演出が素晴らしい!
お前に何がわかるという感じだけど、
数々のゾンビ映画を観てきた自分にとって、
ゾンビ学のようなものがあって、
その基礎学問を遵守しながらも、
セオリーを壊しつつ、詰め込みすぎない感じ。
この絶妙なバランスで登場するゾンビ達。
ドーンオブザデッドに共通するグロさも
あって、赤ちゃんゾンビには鳥肌が立つ。

キャラクターの魅力はそこそこ。
これはゾンビ映画では大事なところ。
魅力的なキャラにし過ぎるとダメ。
ゾンビドラマはまた違うんだけど、
映画はそこそこで良い。これまた絶妙。

アメリカの強行突破思考!
ネタバレはしないけど、最終的においそれ!
って思うような強引な解答。悪くはないが、
アメリカ感出てるよー!というラスト。

金なんか必要!?
この映画の見どころは「金に目が眩む人達」
確かに15億なんて大きなお金だけど、
命懸け過ぎて理解に苦しむ。
隔離されたゾンビエリアに行くって、
100%死ぬようなものやけど...。

王妃と虎に注目
ゾンビの中でも、目がバッキバキの王妃と、
えげつない強さの虎ゾンビに注目。
この辺りの調整が上手いなって思う。

真田広之も出てるよ!
ミスタータナカこと真田広之。
闇のフィクサー的立ち位置。
日本人が出てくるって感動。


そんなこんなで、久々に痛快なゾンビ映画。
2時間越えも劇場公開がないNetflixオリジナル
ならではなので、とっても見応えがある。

劇場公開すれば興行収入は数百億は下らない
だろうけど、それをNetflixで出す意味って、
それ以上のリターンがあるってことよね。

サブスク恐るべし。Netflix恐るべし。


湖へが駄作すぎて終わってる

2021-04-28 23:30:00 | 映画
Netflixオリジナルのロシアドラマ「湖へ」

ふと見出して、5話まで見たけれど、
まあとにかくムカつくドラマ。

特に5話はヤバかった。

元嫁もアホだし、今嫁もアホだし、
ジジイもアホだし、兵士は鬼畜。
ガキどもはムカつく。

マジでまともな奴がいないドラマ。
それを「普通に」描いてるのが悍ましい。

かわいいのは息子のアントンだけやな。


感染症が蔓延したモスクワから湖へ
脱出していくというストーリーだけど、
感染者=ゾンビかと思いきや、
すっごく中途半端に襲ってくる。

軸のストーリーがペラペラでつまらん。
ただ登場人物同士の関係性は面白い。
アホばっかりだけど、感情は理解できる。

何が楽しくて5話も見ちゃったのか。
眠れないから、つまらんドラマ見て、
眠気がきたら良いなって思ってたけど....。


まあ仕方ないから8話まで観了はするけど。
クソ見たいなドラマだわ。

梨泰院クラスが凄かった。

2021-04-04 23:30:00 | 映画
梨泰院クラス16話を見終わった。
色んな記事も見て、確かにって思う。

セロイの壮絶な人生譚。
地獄からの復讐劇であり、サクセスストーリー
でもあるという、素晴らしい立て付け。

イソのキャラクターが最高に良くて、
誰もが好きになるキャラ設定だと思う。
まだ新人というのが驚き。今後が楽しみ。

スアは世界一美人。仕事ができる姿と、
生い立ちと、最後の大まくりは痛快だった。

そしてなんと言っても長家の3人が魅力的。
チャン・デヒ会長は悪役なんだけれど、
どこか哀愁と苦しみがあって好き。

長男のグンウォンは最後まで終わってる。
だからこそ、善悪がハッキリして良い。
全視聴者がグンウォン嫌いになるための、
1話から続く悪役ぶりに脱帽。

次男のグンスは「子供」だけど、
一生懸命頑張ろうとする姿は違和感。
この違和感が物語に厚みを出した。

素晴らしい作品だった。
というか、虹プロジェクトもそうだけど、
食わず嫌いは本当に損をすると思う。

韓国に対するイメージは人それぞれ。
180度変わったことは言うまでもない。

まさかの愛の不時着まで見るか...