昨日、ここに読ませてくれる新聞記事をもっと増やしてほしいと書いたら、不思議なもので今日の新聞はそれに応えてくれていた。土曜日だけの紙面かもしれないが、平日にもこんなのを多少入れてもらえるとありがたい。もうひとつ気付いたのは特集記事が横組みになっていること。かつては新聞は縦組みがあたり前だったのに横組みも自然に受け入れられるようになった。
23-11-11
初雪。札幌の初雪は平年より10日遅く昨年より5日早いという。今年は猛暑だったので昨年より遅いような気がしていたけれどそうではなかった。記憶はあいまいなもの。朝、カーテンを開けると公園の草の上にはうっすらと雪が積もっていた。平地の雪を目にすると冬の到来を実感する。これまでより温かい格好で出掛けたのに風の冷たさに驚く。あとは慣れていくしかない。
23-11-12
現在の住居に移ってきてから3年間同じだった部屋の配置の模様替えをした。場所の移動ではなく高さの変化。これまで天井に届きそうなほど積み重ねていた三段ボックスのひとつと本立てをなくして80㎝余り壁の空間を広げたのだ。これだけで圧迫感が少なくなりゆとりが生まれた気分になる。最初の動機は自分の作品を飾る場所作りだったが、さらに増やしたい気分に。
23-11-13
列車から乗り継ぎ作品置き場へ向かうバスの中から優雅に飛ぶ3羽の鶴が目に入った。バスの窓からなので一瞬だったけどそのゆったりとした美しい姿はしっかり目に焼き付いた。3羽ということは親子なんだろうか。すると間もなく鶴の里というバス停があり、その後には南鶴沼もあった。どうやらこの辺りは鶴の生息地になっているようだ。何だか幸せな気分にさせられる。
23-11-14
熊の駆除に対する抗議の電話が役所や関係団体に殺到しているらしい。しかし、それではその人達はどうすればいいと主張しているのだろう。そこのところが伝わってこないがぜひ知りたいものだ。もし放置したままだと人里に出没する機会はまちがいなく増えて人に害を及ぼす可能性はさらに高まる。抗議や非難より納得できる有効な具体策を提案する方に全力を注ぐべき。
23-11-15
平日にも読ませる記事がほしいと書いたら文化の特集欄がそれに応えてくれていた。そんな中でふと気付いたのは随筆的な書き手には女性が多いという点。これらのものはとても好ましく読んでいる。とても平易で気持ちの入りやすい文章になっているのだ。この人選は偶然なのかそれとも意図的にそうしているのだろうか。これは正解だと思う。引用の多い男性の文章は嫌。
23-11-16
模様替えの効果。久し振りに模様替えをしたおかげで壁の空間が広くなり喜んでいたら、それに火がつきさらに本棚を減らした。その結果、これまでの3分の1の高さになった。その空きに箱に入ったまま眠っていた作品を取り出し所狭しと飾るとまったく違った壁になり感激すると同時に刺激も受けている。制作中のを別にすれば完成作をまとめて飾るのは初めての気がする。
23-11-17
早く寝ると早く目覚めるのもイヤだなとも思ったけれど体のだるさに負けて9時前に床に就く。一度目覚めるも時刻を確認せずいつものトイレに起きることもなく寝続けた。そして、次に目覚めたのが朝の7時。早起きどころかまるまる10時間寝続けたことにびっくり。それだけ疲れがたまっていたのだろう。おかげで一息つけた気がする。スッキリしたけど忙しさはもう少し続く。
23-11-18
今月に入って土日、土日、そして昨日の土とすでに5回も列車とバスを乗り継いで作品置き場に通っているのですっかり見慣れた風景になっている。乗車時刻が行きも帰りもまったく同じなのでなおさらそう感じるのだろう。とくにバスの方は乗車する人が少ないので降りるバス停がわかったりもする。来週の土は軽トラの運び出しになるので通うのはあと数回になりそう。
23-11-19
続き。そう思うと何だか寂しさも湧いてくる。制作のためのアトリエとして借り始めたのは1997年の夏で、すでに26年の年月が経った。おかげで様々な作品を制作できたし作品置き場としても大いに役立ってくれた。もしここがなければこれほど多くの作品を作れなかったのは間違いない。置く場があることで安心して作り続けられたのだ。そこを去る日が近づいてきた。
23-11-20