いつもと同じような一日のはずがいつもと違う一日に。昨日から風邪のような兆候が出ていて、朝、多少遅めに起きたときにほんの少し進んでいる感じがした。そこで、朝食後の9時には再び布団に戻った。次には1時に起きて昼食を食べ3時には布団に。そして、今度は6時に起きて夕食をとり、今これを書いている。後1時間後には布団に戻るつもり。とにかく早めに治したい一心。
20-1-11
布団に入っていると、ふと子供の頃を思い出した。風邪は引いてもめったに病気にならなかったので、たまになったときは親の優しさを感じて嬉しかったものだ。栄養補給に卵も食べさせてもらった。それと、頭に浮かんだのが床にいる人に水を飲ませる口の細いガラスの容器。いかにもか弱い作りで飲ませるというより口を湿らすためだったのだろう。あの名前は思い出せない。
20-1-12
おととい昨日とまるでコピーしたような一日を過ごした。何とか昨日までに治したかったのには訳があった。学校開放の卓球をしている近くの学校の仲間との年に一度の卓球大会があるのだ。出場する旨を伝えていたから何とか出たいと思っていた。しかし、昨夕になっても治らず、無理かもしれないと電話を入れておいた。そして今朝、辞退の電話を入れざるを得なかった。残念。
20-1-13
札幌発着とする3泊4日の豪華寝台列車の料金は68万円だという。これを高いと思わずに乗る人がいるから企画するわけで、それはそれでいい。しかし、本当に北海道のことを思うなら特殊な層を対象にするのではなく中間もその下の人達も気軽に乗れる観光列車を考えた方がもっと大きなメリットがある。一度の金持ちより純粋な感動を広めてくれる一般人の方が大事。
20-1-14
地下街を歩いているとファッション系の店内には30%OFF、50%OFF、さらに70%OFFのたくさんの張り紙が目に入る。1月の中旬なのに冬物衣料はもう終わりを迎えようとしているようだ。ファッション系は季節の先取りをするから例年のタイミングかもしれないけれど、何だか今年の少雪を見越した売れ残りセールのように見えてしまう。ここにも雪に泣かされた人がいる。
20-1-15
どうやらこれはインフルエンザのようだ。異常なほどのタンの多さと熱が出始めた辺りから疑いを持ったが、咳の深さが追い討ちをかけ、治まるようで治らない咳のしつこさでその思いを強めた。病院で診断してないので不確かだが、きっとこれがインフルエンザなのだろう。洟が少ししか出ないのも風邪とは違う。寝る時間を増やしおとなしくしているの完治しないのが悔しい。
20-1-16
これまでは毎日外に出ることを頭に入れて食料品を買っていた。しかし、スーパーが遠くなったこともあって2日分ほどをまとめて買うケースも増えていた。そして、今回は寝てばかりの生活が続いたから食料の買い置きには随分助けられた。災害に備えるためにもよく言われているように、最低3日くらいの食料は確保して置くのが安心かもしれない。こまめに買うのが一番だけど。
20-1-17
頭寒足熱。寝るときには、まさにこれを長い間実践しているので、あえてというよりこうでないと寝付けない体になってしまった。今でも全く暖房のない部屋に寝ているため、多少熱があっても頭は寒気の中にあるのでのぼせずに済むといった利点がある。そして、冷たい空気は冷たい水のようにスッキリさせてくれる。しかし、夜中にトイレに起きるときは地獄で難点になってしまう。
20-1-18
先週の土曜日からの戦いがようやく終わろうとしている。これはまだ数日経たないと正確に言えないから心からの願いを込めている。一昨日には下痢にもなり、腰に痛みも出てきたからもうインフルエンザに間違いない。昨日は黄色い洟も出てきて、症状のオンパレードになってしまった。今回ので『これまで大丈夫だったから』が通用しないことをしっかり教えてもらった気がする。
20-1-19
『進むべきか、戻るべきか』。ずっと迷いながらも足は勝手に前に進んでいた。もう治ったと思いたい、でもまだときどき咳は出る。卓球はしたい、でもこれ以上引き伸ばしたくない。願望と現実と意欲と心配が頭の中で交錯する。歩いて15分ほどの体育館を前にして、ようやく決意した。昨日の『これまで・・・』の言葉を思い出したのだ。勇気を持って今来た雪道を引き返した。
20-1-20