今に来る、きっとやって来ると覚悟していたのに、ついに１月にもやって来なかった。ただ一度２０㎝ほど積もったが決して大雪という量ではない。だから、本格的な雪かきはまったくしないで済んでいる。もちろんこんなのは初めての経験。突然の大雪もあり得るとはいえ、異変もここまで来ると不安を超えて恐ろしささえ感じる。まさかこのまま３月を迎えることはないと思うが。
20-2-1
雪道を手をつなぎながらゆっくり歩く保育園児の散歩姿がかわいい。手袋に毛糸の帽子とつなぎの防寒着で丸々としていてかわいらしさも増している。そんな行列はまるでペンギンの散歩のよう。ずっと見ていたくなる微笑ましい光景なので偶然出会えたときは幸せな気分になる。かわいいと思う対象がどんどん若くなり赤ちゃんに近づいていくのは自分が歳をとったせいなのだろう。
20-2-2
少し雪の積もった歩道を歩くとき、長靴を履いていたら前の人達が作ったところを歩くのでなく、まだ綺麗なところを歩くのが好き。妙に蛇行している狭い一本道を歩くより、まっすぐに開拓する方が楽しい。そこには歩ける幅を拡げたい気持ちもある。田舎に住んでいた小学生の頃、家から新雪の上をまっすぐ歩き、振り返って足跡を見るのが大好きだった。ここは変わっていない。
20-2-3
『三つ子の魂百まで』と言われるけれど、自分はその通りの気がする。辞書には『小さいときの性格は年をとっても変わらないものだ』と書いてある。小さいときになっているところは、赤ちゃんのときか、さらに前の胎児のときかもしれない。そうすると、その人の持っている性格は自分では決められないものになってしまう。変わった人ももともと両方持っていた可能性だってある。
20-2-4
似た内容の話が続いている流れでもう少し書きたい。子供の頃になくて大人になってから出た性格の違いって何かあるだろうかと考えても思いあたるものはない。変化がなくて何だかつまらない気もしないでもないが、自分を存分に発揮できていたからだと思えば嬉しいことだ。しつけでは怒られ注意されたものの行動に関してはほとんど自由だった。だから潜むものがなかったのか。
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ついに来るべきものがやって来た。それも突然の大雪で。一晩で何と４０㎝もの雪が積もったのだ。これはもうどか雪と呼んでもいい量で、これまでの少雪を一気に取り戻そうとした感じだ。地下鉄までの道のりでは除雪や排雪で大忙しの人達で溢れていた。ようやくこの時季らしい光景を見た感じがする。やっぱり冬には冬の光景が似合う。大変であってもどこかで安心している。
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大雪と一緒に今期最高の寒気もやって来た。おとといから最低気温が−１０度に迫るようになり、深夜は水道凍結の心配があるので寝る前に水落としをしている。どの程度で凍結するのかわからないが用心するに越したことはない。合わせて５つの蛇口を開け元栓を閉めるのは多少面倒でも万一の凍結を考えたら楽なものだ。ここに越してからはないが過去に半日苦闘した経験がある。
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久し振りに満月に出会う。いつものことながら得をした気分になる。これに出会うにはいくつかの偶然が重なるのでそうそう出会えるわけではないのだ。まず雲に隠れていなくて、歩く方向にあって、視界に入る高さにあるなどが条件になる。もしも、雪道でなく氷の道だったら下を向いて歩き気付かなかったかもしれない。とにかく、あのまん丸の月を目にすると気持ちも落ち着く。
20-2-8
豪華クルーズ客船の悲劇。優雅でのんびりした船旅だったはずなのに、まさかその船に缶詰状態にされてしまうとは夢にも思わなかったはずだ。新型ウィルスの感染拡大を防ぐためとはいえ、これほど長期の拘束は気の毒でならない。バルコニーのある部屋ならまだしも、自由に外気に触れられず動き回れない部屋の人達のストレスは計り知れないだろう。不運としか言いようがない。
20-2-9
やっぱり卓球は楽しい。というよりも体を動かすのが楽しいのかもしれない。たまたま卓球をやっているけれど、野球でもバレーボールでもテニスでもバドミントンでも、その他の競技でも楽しめそうな気がする。小学生のときから走るのが大好きだったし、中学では３年間野球部で過ごした。とにかく、動き回るのが大好きだった。この運動好きは子供の頃からずっと変わらずにいる。
20-2-10
