なかもず小学校PTA広報室

なかもず小学校PTAの活動を報告します。

平成25年度食育講演会

2013年10月04日 | 日記
10月3日(木)堺市立栂文化会館にて食育講演会が行われました。

  

「食の楽しさ伝えよう~家庭との連携から見えてきたもの~」と題した
同志社女子大学生活科学部教授 小切間美保先生の講演を聞きました。
京都市のある小学校で3年間にわたり取り組まれた食育(共食:朝食を一緒に食べる取り組み)
の調査結果を元にしたお話でした。

現代、食に関する様々な問題が提議され、「個食」や「孤食」といった言葉もよく聞かれます。
食べ物への感謝の低下、マナーの低下、忙しい両親、偏食、高脂肪食、高砂糖食、野菜不足、
朝食欠食、運動不足(忙しい子どもたち)、何でも簡単に購入できる環境などもそうです。
これは、家庭だけの問題ではなく社会環境・仕組みの変化など社会全体の問題でもあります。

家庭での食生活を改善するためには、「楽しい」、「美味しい」というような『快』の感覚が
無ければ続けられません。
一方で、学校や地域からの呼びかけやイベントなどのきっかけ作り、また、負担に感じたとしても
学校の取組みのためにやらなければという責任感なども正しい食生活の習慣化への力となります。
そのため、家庭・学校・地域の連携により食育を推進していくことが重要なのです。

『快』の感覚のためにまず家庭でできることは大人が一緒にテーブルについて食事をすることです。
朝食の忙しい時間は、お母さんはみんなの食事やお弁当を作っていたり、お父さんも出勤の準備を
していたり、同じ部屋・空間にいたとしても一緒にテーブルについて食事をしていないご家庭も
多いのではないでしょうか。
子供は大人(両親など)と一緒に食事をすると、一人でまたは子供同士(兄弟)で食事する時よりも
会話も増え楽しいと感じるそうです。
一緒に食事する中で、マナーや食に関する知識、体に良いものを適量食べることなども教えることが
できます。

食育への取り組みは
 ・食の大切さを繰り返し伝える仕組み作り
 ・楽しく続けるための仕掛け
 ・毎日の食事・給食で子供に「種まき」  が大切。

「種まき」とは 食を通じて子どもと向き合う時間。食育は未来への種まきなのです。

といった内容の講演でした。

中百舌鳥小学校で行われている「早寝・早起き・朝ごはん週間」もきっかけづくりや
習慣化への手助けになっていると思います。
このブログを読まれたことも、『食育への取り組み』のきっかけとなってくれれば幸いです。

まずは、朝ごはんの時、子どもと一緒にテーブルにつくを心掛けてみてください。

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