私の教室から、ピアノコンクールに参加をした小学生。
予選を通過して
本選でした。
この生徒は去年もコンクールに参加をして
予選も、本選も経験しています。
ほんの少しの点数で
全国大会というところでした。
その後は
発表会、クリスマス会、ピアノコンサート、
人前で演奏をする経験を増やしていき、
今年も、チャレンジをしたい!!と、
難曲で挑戦をしています。
予選は、合格。
本選は曲の内容に磨きをかけ
予選の時よりも
レベルアップ。
本番前のリハーサルでは
特に大きな問題はなく・・・
本番当日。
いつもと変わらない様子で演奏が始まり
3~4小節目辺りでミス発生。
その後、すぐに立ち直る事が出来ず、
気持ちがひきずられたまま
途中で又ミス。
演奏をしている顔、(もういやだ・・・)と伝わってきました。
何とか、最後までしっかりと演奏しきって欲しい・・・
最後は、しっかりと弾く事が出来ましたが
今までにない失敗でした。
その後のレッスンで
お母さんから
審査表の中に、ショックなことが書かれていて
立ち直れない、落ち込んでいます。
曲でミスをしたところ、トラウマになって弾けなくなってしまいました。
と、お話が・・・。
えっ?
小学生にいったい何を・・・ショックなこと?
講評の中から
すぐにこれだとわかりました。
私は、コンクール審査員をしているのですが、
小さな子供には特に、励みになるアドバイスや
言葉選びは大変に重要だと思っています。
これから、ピアノを頑張っていこうとする小さな芽を
摘んでしまわないように気をつけていただきたいところです。
私は、音大生の頃、音楽評論家より厳しい意見を頂いた事がありますが(音楽評論家の方はダイレクトに直球で来る方多いかしら・・・)
もう、大人ですから貴重な批評として勉強になりましたけれど、
今回の事は、
小学生には、ちょっとはやいですが、
社会勉強だったと思って・・しょうがないです。
後はもっと重要なこと。
メンタルな部分です。
演奏であがってしまう。・・・私は小学3年生から始まりました。
それまでは、人の前でピアノを弾くことは
何とも思っていませんでした。
人の前で弾けば
すごいすごい!!
上手だね~!
なんて 言ってもらえる事が嬉しくて
長時間の家での練習にも耐え
自分の演奏にも自信がありました。
忘れもしない、あの時の気持ち。
あ~みんなが見てる。
がんばって一番上手に弾くのが当たり前だ・・・(心の声)
イスに座ると、手が震え、汗が出て、
心臓がどきどき・・・
ものすごい速さで演奏が始まり
自分がいったいどこを弾いているか わからず。
ただ指だけが動いている。
初めて、緊張をして あがってしまった時の事です。
母は、お客さんは、かぼちゃ だと思えばいいのよ。・・・と、
先生は、あら~どうしましょう…と、ため息。
あがり を経験してから
長い間
自分なりに いろいろと、研究をしたり、試したり。
恥ずかしい事、つらい事、たくさん経験をしましたが、
一番大切なのは
演奏の場から離れない。事です。
失敗を恐れない。
審査講評の中に
良く頑張って難しい曲を演奏しましたね。の言葉に
生徒は救われています。
勇気をもって!の言葉もありました。
温かな言葉は
まだまだ、小さな子には必要です。(大きな子も・・・ほしいですね)
生徒と、お話をして・・・
気持ちをしっかりと持って、あわてずに
残された数日を大事に
練習はまだまだできるよ。と
励ましながらのレッスン。
家では出来てたのにな・・・(生徒)
首をかしげながら
小さな声でつぶやいていました。
悔しい事は、きっと大きな力になると信じて
次の演奏の時には
1歩前進できるように応援しています。
なかむらピアノ教室、2018、発表会リハーサル10月28日、発表会11月18日決定。ピアノでクリスマス会12月24日♪お教室へのご連絡は、お電話またはブログメッセージ、ホームページよりメールご連絡出来ます♪ピアノ体験教室スタート致しております、お気軽におたずね下さい。電話に出られない事がありますので申し訳ございませんが改めてお電話下さい。ブログメッセージから,ホームページからはお名前,メールアドレス、電話番号,お伝え下さい。折り返しご連絡いたします。体験教室受け付け中℡09021717508