ピアノ生徒のお母さんより
コンクール入賞者による演奏会場に来ています・・・の連絡がありました。
あの舞台に立ちたい・・・
素直な気持ちを、お母さんに伝えているそうです。
子供達のあこがれ
はなやかな会場、舞台・・・
ピアノだけではないけれど
サッカー、野球、フィギア、バレー・・・
スポーツも、芸術の世界も
力をつけた人々の世界には、あこがれることでしょう・・・
私が子供の頃、初めてライバル意識を持ったピアノ演奏は
昔・・・銀座ヤマハホールで行っていた
毎コン小学の部・・・
母に連れられて
毎年、演奏を聴きに行っておりました。(ピアノとバイオリン)
最終選考、どなたが上位を勝ち取るか・・・
毎年参加するお子さん、ほぼ決まっており
母と、順位を考えながら
発表時は、入賞なさったご家族ほどでは、もちろんありませんが
感激した記憶が強く残っており、
また、その頃上位入賞されたお子さんは
今現在は世界を相手に活躍されるピアニスト、バイオリニストとなっておられます。
子供の頃、ピアニストの演奏会にもよく行きました。
アリシア・デ・ラローチャ の演奏には包まれる音に感動、
イ―ボ・ポゴレリッチは、演奏前のしぐさに驚き(脅威的な演奏も・・・)
ポリーニは演奏中、大胆なミスから即興で何事もなかったかのような演奏技に息を飲んだ・・・
ホロヴィツの演奏・・・音楽の歌い方、質のよい音、さすがです。
そして・・・ミケランジェリ・・・
神経質、完璧主義といわれるピアニストに対する聴衆の姿勢・・・
初めて、咳払い一つない、空調音がかすかに聞こえる程の静けさを体験。
あ・・・みんなが、彼の音を待っている・・・こんなにたくさんの人間が物音ひとつ出さない・・・
本当に忘れることの出来ないコンサートでした。(もちろん、演奏はいうまでもなく・・・)
まだまだ、ピアニスト達の演奏は聴きに行きましたが
ちょっときりがないので、ここまで。
(音楽評論家ではありませんので、ざっくりと内容は省きまして・・・)
今は、動画で簡単に演奏が見れてしまう時代ですが
生はやはり良いものです。
よく、発表会の時に演奏時のマナーを
お手紙にしてお配り致しますが
演奏会に行けば
マナーは自然に身につきますね。
マナーについてのお手紙を見た方の中に、 もしかしたら・・・先生は、細かく言い過ぎ なんて・・思われるかしら。
そう、思った事もあります。
しかし、我がピアノ教室のみなさんには
そのような方はいらっしゃらない事を信じて・・・お伝え続けます
ピアノ練習は大変だあ・・・
確かにそうなのですが
子供が感動出来る演奏を
生で聴かせてあげる事。
感動から、やる気につながる事。
あると思います。
こどもを演奏会に是非連れて行ってあげましょう