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書名を明記した書評

2008-05-11 12:00:00 | Weblog

「日米関係史」(ゆういかく、2008年)
1.引用文献がどうも偏りが感じられる。自衛隊再建に関して増田弘先生の著作など、言及すべきと存じますが、外している理由が良く理解できません。(「反面教師」的に、船橋編集委員のコラムが一番評価されます。筆者のからかい感が感じられ。) 
2.戦間期や戦前の日本政治史の1次資料に対する文献引用が特に示されていません。引用しない理由については、いずれ版を改める際に加筆されるか、「書斎の窓」等で明確になるものと期待しております。(パネー号事件、松本重治等も落ちてませんか。)
3.戦後の先進国の多国間関係の枠組みのなかでの日米関係の記述が薄い印象がある。 
4.後藤田・石原路線での日米関係の枠組みでの国際協力のあり方について世に出ている1次資料に言及していないところも「極めて」残念なところである。

編者の認識は先週の日経夕刊でようやく、故Mさんの発言と同一であることが確認できましたが。<日米学生会議OB>


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