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自ら学ぶには 「近世・近代ヨーロッパの法学者たち」をめくると

2008-03-23 12:38:58 | 出版文化

http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04731-4
これまで出版した法思想史の教科書の中では、青井秀夫「法理学概説」(有斐閣、2007年)を除いて、もっとも初学者から大学院生まで使いこなせる開かれた可能性を有する書物といえよう。モノローグ(紀要内の論文)の引用が少ないのはやむをえないとして。続編の現代編も期待しよう。アレクシーとかロールズとかドォーキン、ハーバーマス、ルーマンを誰が書くのか、期待が高まるところである。
追記20090928日本評論社からIVR開催年に「現代の法哲学者」が出版されているのでこれを改版することが賢明。【追記終】
ちなみに、プーフェンドルフで、1998年の筏津故教授の著作http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4812298091.htmlは、後の著作で少し認識の修正があるので、引用するのは適切でないかもしれないという2001年の著作http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4812201373.html文面の読み込みには失敗しているので、プーフェンドルフの引用文献の項は、些かの修正が必要かもしれない。いずれにしても、圧巻の一言である。関係者の質の高い努力に敬意を表したい