涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

メッセージボトル

2017-03-30 23:59:32 | 音楽
音楽の話。
俺がここ数年で一番聴いているミュージシャン、amazarashiのベストアルバムが出たので買ってきた。



楽曲は全てのアルバムやシングルを買ってるので、新曲の「ヒーロー」以外はすでに持っている。



だが、特典の小説や詩集、イラスト集に惹かれてしまい、完全生産限定版を買った。
小説に関しては、東京で挫折して青森に戻ってきた秋田ひろむが、再び音楽に取り組み、初めてのイベントを企画した時の話となっていた。
なお、俺はこの小説を読む前に、ロッキンオンジャパンの秋田ひろむ2万字インタビューも読んだ。



この2万字インタビューは秋田ひろむの半生が語られていて、今回の小説の外枠の部分を補完しているような内容になっている。
このインタビュー記事を読んだ後に小説を読んだので、「ああ、インタビューのこの部分の話は、こういう気持ちだったんだな」というような、色々感慨深い気持ちになった。

また、あまざらし時代の「光、再考」も今の歌い方とはだいぶ違っていて、当時の心境や荒み具合、そんなネガティブな心持ちに抗っている雰囲気を感じる。
まさにアルバムタイトルの「メッセージボトル」の通り、「俺を見つけてくれ」と言わんばかりの切実さがある。

新曲の「ヒーロー」もかなり良い曲だし、特典も非常に素晴らしい内容だったので、買ってよかった。


なお、他にはアジカントリビュートも一緒に買った。



amazarashi版の「夏の日、残像」はこんな感じになるのかと、感心してしまった。
原曲はギターのアルペジオとパワコードがガーンと叩き込まれるような直線的な曲で、個人的には蒸し暑く茹だる様な夏の情景を感じた。
一方、amazarashi版の場合は、ピアノの音を大きめに置いてきて、どこか涼しさのある夏の日の一幕を感じた。
曲1つとってもいろいろな季節の風景が見えてきて、改めて良い曲なんだなあと実感した。


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