のぞみにのって
ていうかこだまとかひかりとかがまだあることが逆にびっくりだけど(笑)
今回は、なんとなく節約して自由席に乗ってみた
考えてみたら初めてかも
朝だから空いてるだろうし、一人で墓参り行くのに別に見栄張っても仕方ないし
一応座れたけど、立ってる人もいる
立って大阪まで行くのか?いやはやなんていうか・・
これも格差社会の縮図というか
合法的な差別というか
ほんの千円やそこらの差で
自由席、指定席、グリーン席なんて
格差が付けられる
今更だけど
要は、貧乏人は辛い思いを 惨めな思いをしなさいってことね
相変わらず、違和感があるなぁ
優しいようで優しくない
なまぬるい地獄
指定席と違い、ぎっしり混んでいる
これじゃ、一昨年のように、感傷に浸ることも出来ない
メソメソ泣くことも出来ない
横浜でまた人が沢山乗ってきた
皆、目の色変えて席を探してる
これが生きるということなのか
俺は、少しばかり忘れていた
そうだ
これが現実だ
とりあえず、今回はワンカップとマイルドセブンを絶対に忘れないようにしないと
それにしても、どうせならもっと自然豊かな、癒される場所にあればなぁ
東京から大阪に行ったところで
人ごみから人ごみへの移動
何も癒されない
それどころか、大阪は好きじゃない
行く前から東京に戻りたい気分だ
新大阪に着いたら、乗り換えて、大阪行って、乗り換えて、京橋行って、乗り換えて、四条畷行って、そこからバス乗って、最後は歩く
唯一、最後の歩くのが楽しみかな
去年も同時期に行った
去年は盛り沢山だった
昔、幼少時代に過ごした風呂無しのボロアパートが今でもあるのか、訪ねてみたら
なんとまだあった
案外木造アパートって長持ちするんだなぁ
立ちすくんでたら、偶然俺の住んでた部屋から誰か出てきた
思わず声かけようかと思ってしまったけど、もちろんかけてない
物事ついてから、小学校6年生まで過ごした部屋
母親との思い出が沢山詰まってる
写真だけ撮ってきた
父親には、一年に一度だけ手紙を書いていたが
ここ数年、父親からは返事がない
それでも、毎年送り続けてきたが
ひょっとしてまさか亡くなったのかと思い
いよいよ父親に 生きてる内に会おうと思って
住所から最寄り駅を調べて、そこまでは行った
104で電話番号も分かったから、いきなり行くのもどうかと思い電話してみた
奥さんらしい人が出て、まだ帰っていないと言った
よかった 生きていた
再度電話をするか いきなり家を尋ねるか
最寄り駅の喫茶店で散々悩んだけど
結局どちらもしなかった
毎回思うことだけど、
大阪のエスカレーターは右側に止まり、左側で歩く
東京とは逆だ
これだけは、毎回見ても不思議というか面白い
何か理由があるのだろうか
墓の前に座り込んで、一時間ほど話した
買って行った弁当もそこで食べた
平日だからなせる業かも
周りには誰もいなかったから
おばあちゃんと、母と、妹は、今ごろ仲良く暮らしてるだろうか
残された俺は、さて
どうなるものやら
絶対に諦めない
夢を捨てず、これからも頑張ることを誓った