ナナカゴ日記 ただいま幸せ60代

60代。突発性難聴。備忘録。呟き。まだまだスーパーパートw

歯科で

2014年07月09日 | 日記20151月まで


「1番にお入り下さい。」と案内されて座った。

カーテンで仕切られていたから、どんな顔の人かは解らないが、
嫌でも耳に入ってしまう隣の席の大きな声。

「食べている時、外れたから食べてしまったよ、そこの歯。あ、そこも取れてしまって、食べてしまったんだ。食べている時にだから、食べてしまうんだよね。アハハハ」

おじいちゃんらしき人の大きな声は、あっけらかんとして明るい。
あまりにあっけらかんなかんじが愉快で、思わず笑ってしまった。

「お陰で歯が少なくなったよ。」と、そのおじいちゃんが言うと、

歯科衛生士の女性が、
「少なくなったけど、残っている歯は大事にしましょうね。」

入れ歯なのかな?詳細は解らないけど、
ホントにそうだね~と思いながら笑ってしまった。



私は見た目は小さからず大きからずの口の形だが、口の中は幅も奥行きもない。
歯の大きさはたぶん普通。
だから、狭い口腔に折り重なるように生えていたりして、歯並びが悪い。

歯並びが悪いと磨き残しが出るので、歯磨きには時間を掛けないといけない。
以前にも書いたけれど、Jungminの台湾ドラマ『翻糖花園』を観てから寝るという習慣がついて、その時が私の歯磨きタイム。
30分弱はじっくり掛けていたことがある。
今はやってないけど。

でも、今もその時程ではないけど、歯磨きには時間を掛かる。


こんなに時間を掛けているのに、歯肉炎になり易い。


もっと加齢したら、私も食べちゃうことになるのだろうか?(笑)



今回、 前回とは違う別の歯で、やはり 被せてあった銀歯が外れたので来院した。

歯間ブラシを使ってたら、アッサリ取れちゃったから。
食べていた時でなくて良かった。(笑)





まだ郡山に居た頃だから、六年前かな?
その時にも別な一番奥の歯の治療をしていただいたことがあった。
その時は、口を大きく開けているのが辛くて仕方がなかった。
強い力でこじ開けられている感じが苦痛だった。

でも、今回も一番奥の上の歯なのに、全然大丈夫だ。
この違いは何なのか?

女医さんだからかな?


今回の治療中の歯、
次の予約日まで仮に被せてあるから、食べると滲みて痛い。
反対側でしか食べていないから、消化してないような気がするし、食べるのに時間が掛かる。

食事は早い方なので、ちょっとイラッとするが、良く噛んで食べなきゃね。



食べること…
普通のことなのに、意識して頑張らないとならないのね~









ドラマ『55歳からのハローライフ』

2014年07月09日 | ドラマ・映画



今の時期はドラマのシーズンオフで、番宣のゲストを出演させた特番が目につく。
ドラマも単発の二時間ドラマや、次期ドラマ番宣の絡んだ映画やドラマの再放送があったりする。
夏休みの入り口だからか、ジブリものも。


なんか心貧しい私としては、しみじみ感動するドラマや映画が観たいなぁ…


それに
新番組のドラマはどれを観ようかな?

と、番組表をウロウロ見ていて、とりあえず予約したのが、

『55歳からのハローライフ』。



第4話からだったけれど、
一話完結のオムニバス作品だからOK.


感想は、一言で良かった!




単純と言えば単純なストーリー。
CMが無いNHKの一時間のドラマ。
ドキドキとかハラハラは無くて、静かに落ち着いて観られたドラマだった。

年代が同じだから感情移入がスムーズに行ったと言うことなのかもしれないが、日本のドラマの良さを感じた。



以下ネタバレ。



幼い頃に両親が離婚し、祖母に育てられた、50代の独身男性。
寂しいだろうが、したいことをしなさいと海女の祖母に言われ、父は母にとっては悪い夫だったが男性は父が好きで、
「積まれた物はだだの物だけれど、物は運ばれてこそ生きる」と教えられ、トラック運転手になったと言う。

女性関係も華々しかったらしい。
そういう男性が自分の半生を振り返りながら、読書に目覚め、55才にして孤独感に襲われる。


ありそうだ。

心が貧しいと感じて最近読書を
始めた私だったから、
この男性に私の今の読書タイミングはマッチした!

私の年代では、こんな人生はゴロゴロあるんじゃないかと思われた。
このやり直せないような年代になり、
自らの歩んだ人生を受け入れながら、
静かに諦めの境地で暮らしていた男性の心理がリアルに解る。


読書好きになった男性は、古本屋で出会った同世代の女性に想いを寄せる。

上品で淑やかな雰囲気の彼女と、
お茶することから回を重ねて食事をするようになるが、

彼はもがく!
自分のことを語らない女性のミステリアスさにもがく!


私にもその心の模様が解る!




この男性の感情が他人事ではなく感じられ、
私は独身では無いけれど、想いを寄せるリアルな相手は居ないけれど、
いちいちウンウンと頷けた。




大人の丁寧な付き合い方、熱情に走らないプラトニックな関係。

相手のために何かしてあげたいという純粋な愛。


うーん、良いなぁ、こういうの~(笑)


若い頃にはきっとこういうドラマに
これ程感動はしなかっただろう。

そういう意味では年を取るのも悪くは無いのかもと思った。





ラストも清々しかった。


彼女と男性は、多分もう付き合うことは無いかもしれない。
いや、きっかけになるのかと思わせるような明るい未来を期待?

彼女のために何かしてあげたいと思うけれど、叶わないけれど、

誰かのためにしてみたくなった仕事が
「トラベルヘルパー」。



詳しくはこちら↓でどうぞ~♪

土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」|NHKオンライン



主演の小林薫さんは、『極悪がんぼ』では経営コンサルタント(事件屋)所長で、陰の悪者的なお爺さん役だったのに、

今回は全然違う!

上手いね~この人も。