ナナッテ先生のおせっかいブログ

自己実現のために……

家事も脳トレ

2014年08月23日 | 知育・脳トレ
家事を分担する夫に対して「ダメ出し」する妻が社会問題(?)になっています。そういう人は、子どもに対しても同様にダメ出しをしていることでしょう。たしかに、彼らはヘタクソです。二度手間、三度手間になってしまうのも事実。「じゃまをしないで」と言いたくなる気持ちも分かります。でも。家事が持つ【教育的効果】を考えると、もったいない話です。

いくつか検討してみましょう。まず、洗濯物を干すことは指先のトレーニングとなり、脳細胞の活性化を促します。また、対象がどうなっているか、どう動くか…観察する必要があるので、観察力を伸ばすことができます。

次に、食器、洗濯物…の片づけは情報の分類と管理に似ています。あふれかえるようなプリント教材もキチンと整理できるようになるでしょう。

極めつけは料理。目標から逆算して段取りを考えるので、数学の証明などに必要な論理的な思考力を伸ばしてくれます。また、スケジュール管理・時間管理が上手になり、夏休みの最後の日に宿題が終わらずベソをかくこともなくなるでしょう。

料理に関しては「危ない」と異論もあるでしょう。でも、弁当の日で有名な竹下和男氏は「子どもにはケガをする権利がある」と説きます。同感です。危険に触れていないと危機管理に疎い人間になってしまうからです。とはいえ、いきなり包丁を握らせるのは危ないので、食材を取り出す、混ぜるなどの調理補助から始めてはいかがでしょう。

(つづく)

アナログ時計の効用

2014年08月15日 | 知育・脳トレ
アナログ時計、つまり針で時刻を示す時計は脳トレに役立ちます。短針と長針:2本の針が作る角度を時間・時刻という情報に変換する必要がありますが、この変換を経ることが脳を鍛えてくれるのです。

加えて、アナログ時計は、点としての時刻だけでなく、量としての時間として把握することもできますので、情報の多面性を分析する能力も育ちます。ゲームは3:00までという約束の場合、時計が2:44を示していれば、あと16分遊べる――という具合です。

できれば、複数の時計をセットしましょう。時計が自然に視野に入るので、時間管理の観念が育ちやすいといえます。

また、高い位置にセットした方が、目線が上がって気分が晴れやかになるというメリットも心理学・精神医学の分野から指摘されています。

まず観察力

2014年07月11日 | 知育・脳トレ
学力を支える能力(脳力といってもいいでしょう)には、記憶力、想像力、観察力……などいくつかのファクターがあります。その中でもっとも重要と思われるのは、観察力。“気づく力”といってもいい。

学校での授業のシーンを想定してみましょう。「先生の声のトーンが変わったぞ」「先生が板書を始めたぞ」「チョークの色を変えたぞ」と気づけるかどうかで学習効果に大きな差が生まれることはおわかりいただけますね。

この観察力は、変化に気づく力ともいえます。これをトレーニングする方法は日常生活にあります。それは料理。

料理では、色が変わる、温度が変わる、味が変わる……と変化のタイミングを追っていく必要があります。また、包丁と食材の動きの変化をよく観察していないとケガをする危険すらあります。

料理は、観察力を鍛えてくれる脳トレなのです。

ナナッテ 2014/07/11

「2日に一度」で脳を鍛える

2014年06月11日 | 知育・脳トレ
今回はアウトプットの鍛え方を伝授いたしましょう。
記憶・暗記の力をインプットと呼ぶならば、それを思い出すのはアウトプットです。必要な時に必要な情報が出てこないのはもどかしいもの。

思い出す力を鍛える方法といってもいたって簡単。生活習慣を2日に1度にすることです。例えば、2日に1度ヨーグルトを食べる,2日に1度ギターを弾く……という生活の決めごとを作るのです。歯磨きのような毎日欠かせない行為の場合は、使う道具のローテーションを決めるのもいいかも。。

毎日のペースだと記憶が新鮮なので思い出す労力が必要ないのですが、隔日とすると、「えーと、昨日は~したっけ」と記憶をたどる必要が出てきます。これが、アウトプットを鍛えるのです。3日に1度のパターンでもよいのですが、3日前だとハードルが高くなかなか思い出せずストレスになるので、まずは2日に1度から始めてみましょう。

一昨日の出来事を記す「2日前の日記」も同様の効果を得られますよ。

ナナッテ 2014/06/11



“両利き”になろう

2014年05月21日 | 知育・脳トレ
手の動きは脳と直結しているのですが、左手は右半球(右脳)によって、右手は左半球(左脳)によってコントロールされています。
ということは、右手ばかり使う人は右脳の働きが活発でないといえそうです。「ヒトは脳の10%しか使っていない」という説はあながち嘘でないかも。

注意すべきは、右脳と左脳とでは役割が異なること。右脳は、直感的な判断を行い。左脳は、言語など論理的思考を行う……とされています。

利き手と反対の手を使うことは、それだけで“脳トレ”になります。特に、箸、ペン……など繊細な動きを要求する道具が効果的。

「両利き」「両刀使い」になれば、多角的な観察、深い思考が可能になり、勉強に有利です。

ちなみに、動作によって利き手を使い分けることをクロスドミナンス(cross-dominance)というそうな。

ナナッテ 2014/05/21


デュアルタスク

2014年05月20日 | 知育・脳トレ
最近、認知症が取り沙汰されることが増えましたが、認知症予防のプログラムは、脳トレとしても有効です。脳の活性化を促す点では両者は共通するからです。

先日テレビで、認知症予防として“デュアルタスク”と紹介していました。デュアルタスクとは、複数のタスク(作業)を同時に行うことです。番組では、高齢者が歩きながら計算問題を出し合っていました。

楽器の弾き語り、演奏しながら歌うこともデュアルタスクといえるでしょうね。できれば、無関係のタスクを行った方が効果が上がります。

私が、今、取り組んでいるのは、ボイストレーニングとトランプの同時進行。ボイトレの定番「ういろう売り」を唱えながらトランプを並べています。

ナナッテ 2014/05/20