家事を分担する夫に対して「ダメ出し」する妻が社会問題(?)になっています。そういう人は、子どもに対しても同様にダメ出しをしていることでしょう。たしかに、彼らはヘタクソです。二度手間、三度手間になってしまうのも事実。「じゃまをしないで」と言いたくなる気持ちも分かります。でも。家事が持つ【教育的効果】を考えると、もったいない話です。
いくつか検討してみましょう。まず、洗濯物を干すことは指先のトレーニングとなり、脳細胞の活性化を促します。また、対象がどうなっているか、どう動くか…観察する必要があるので、観察力を伸ばすことができます。
次に、食器、洗濯物…の片づけは情報の分類と管理に似ています。あふれかえるようなプリント教材もキチンと整理できるようになるでしょう。
極めつけは料理。目標から逆算して段取りを考えるので、数学の証明などに必要な論理的な思考力を伸ばしてくれます。また、スケジュール管理・時間管理が上手になり、夏休みの最後の日に宿題が終わらずベソをかくこともなくなるでしょう。
料理に関しては「危ない」と異論もあるでしょう。でも、弁当の日で有名な竹下和男氏は「子どもにはケガをする権利がある」と説きます。同感です。危険に触れていないと危機管理に疎い人間になってしまうからです。とはいえ、いきなり包丁を握らせるのは危ないので、食材を取り出す、混ぜるなどの調理補助から始めてはいかがでしょう。
(つづく)
いくつか検討してみましょう。まず、洗濯物を干すことは指先のトレーニングとなり、脳細胞の活性化を促します。また、対象がどうなっているか、どう動くか…観察する必要があるので、観察力を伸ばすことができます。
次に、食器、洗濯物…の片づけは情報の分類と管理に似ています。あふれかえるようなプリント教材もキチンと整理できるようになるでしょう。
極めつけは料理。目標から逆算して段取りを考えるので、数学の証明などに必要な論理的な思考力を伸ばしてくれます。また、スケジュール管理・時間管理が上手になり、夏休みの最後の日に宿題が終わらずベソをかくこともなくなるでしょう。
料理に関しては「危ない」と異論もあるでしょう。でも、弁当の日で有名な竹下和男氏は「子どもにはケガをする権利がある」と説きます。同感です。危険に触れていないと危機管理に疎い人間になってしまうからです。とはいえ、いきなり包丁を握らせるのは危ないので、食材を取り出す、混ぜるなどの調理補助から始めてはいかがでしょう。
(つづく)