ナナッテ先生のおせっかいブログ

自己実現のために……

雪国は本当に不利か

2017年01月27日 | コラム・雑感
1月17日の朝日新聞に「雪国の大学受験、これでも平等か」という新潟県の教師による投稿がありました。雪国の過酷な受験環境を綴り、センターの対応を非難する内容でした。

たしかに、人生を左右する重大な試験が、雪国の受験生に不利であることは否定できません。ことに今年は豪雪に見舞われた会場も多かったようです。

ところが、雪国の受験生は雪の“恩恵”を受けているのです――受験に必要な慎重さと勤勉性です。

雪国の人は、外に出かけるにも雪かきをしなければならないため自ずと勤勉になります。また、注意して歩かないと転びますから観察力・注意力も身につきます。しかも、それは遺伝子レベルで備わっているのです。

東京の大病院の院長の言葉を思い出します。全国から多くの人材を受け入れてきて、その県民性・気質を分析して、こう述べていました。「雪国の人は努力家で真面目である」と。

かたや温暖な地域の人々は、労せずして暮らしていける分、怠惰です。当地には「よだきい」「ぬさん」と何かにつけて意欲のなさを表す言葉があります。南国の受験生は、雪との戦いはないものの、遺伝子の中に刷り込まれた怠け心との戦いを強いられているのです。ですから、帳尻が合っているともいえます。

受験シーズンはまだ続きます。受験生の皆さん、体調に気をつけて頑張ってください。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2021-12-18 15:25:43
南国出身ですが、わかるきはします。
まあ、南国でも非常に勤勉で努力家なひともおられますが。

雪国のほうが冬に備えるところから、長期視野は育ちやすいかとおもいます。IQも高いそうです。

逆に南国の場合はフットワークが軽く機転のきくひとが多い気がします。これは多少無茶をしても死ににくいことから、大胆な手を打ちやすいからでしょう。

それぞれの良さをいかした社会づくりができるとよいですよね。
返信する

コメントを投稿