6年前の記事
2018.08.27
天皇陛下の大運は来年まで丙辰にあり、命式にとって最も必要な丙の解凍を得て、この数年間、大いに存在感を発揮されました。
丙は財にあたりますから、喜財の運には財運が開けるものですが、子平の「財」とは他者に干渉する力であり、統率力も含まれます。
命式の帰着点である「四神」を見ますと、プラス3点、となっており、通常なら大いに身分地位を向上させる命と言えますが、天皇陛下の場合は、生まれた時から皇太子殿下であられ、次の天皇陛下となられることが決められていますから、それ以上出世の仕様がない運命と言えます。
このような国家の最高位にある人の「四神」は、その人の身分地位ばかりではなく、国家の威信とか国際的な地位を上昇させることができるかどうかを見ることができるものです。
日本の政治家などは国際的に尊敬されているとは言い難いところですが、今上天皇陛下だけは世界から尊敬される存在となっています。
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天皇陛下の行運と御譲位
大運グラフを描けるのは、第一死期の前の大運までで、それ以降は年運グラフに頼ることになります。
天皇陛下は第一死期を30年も過ぎておられ、ご高齢による体力的な問題から御譲位を希望され、平成19年4月末を以てご退位されることとなりました。本年、平成18年より大運は乙運に入り、これは喜神運ですから、ご譲位は滞りなく行われるのではないかと思われます。
大運の丁運は忌神運で、第一死期に当たり、2003年1月には前立腺癌の手術を受けられましたが、回復し公務に復帰されました。
2008年から、喜神運の丙運に入り、大いに存在感を発揮されることになりました。ただ、グラフからも分かるように、体調は優れず、2008年12月に不整脈を発症、2011年11月には気管支炎と肺炎の治療を受けて回復しました。特に2011年の東日本大震災では、福島の原発事故被爆地域もお見舞いに訪れ、さらに国民の尊敬を得られました。
2016年には、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」とのお考えが報道され、「日々、天皇として望ましい在り方を模索して今日に至ったが、高齢になったため、全身全霊で象徴としての務めを果たしていくことが難しくなってきた」と、憲法解釈などに抵触しない形でのご発言があり、2019年に実現することとなりました。
2018年から喜神運の大運である乙運に入り、年運が忌神運でもほとんど影響なく、来年の御退位を迎えられるように見受けられます。ご退位後は「上皇」になられるとのことですから、身分地位が下がることは無く、年運グラフはさらに上昇しております。
但し「第一死期」を克服した後の「死期」については知るべき方法が無く、喜神運だから大丈夫とか忌神運だから危ない、という判断はできません。
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(「改訂新版序言」より) |
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