明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

6年前 天皇陛下の命式2 行運と御譲位について  貴命・子平・四柱推命

2023年12月24日 | 五術

6年前の記事 

2018.08.27

 

 天皇陛下の大運は来年まで丙辰にあり、命式にとって最も必要な丙の解凍を得て、この数年間、大いに存在感を発揮されました。

 丙は財にあたりますから、喜財の運には財運が開けるものですが、子平の「財」とは他者に干渉する力であり、統率力も含まれます。

 命式の帰着点である「四神」を見ますと、プラス3点、となっており、通常なら大いに身分地位を向上させる命と言えますが、天皇陛下の場合は、生まれた時から皇太子殿下であられ、次の天皇陛下となられることが決められていますから、それ以上出世の仕様がない運命と言えます。

 このような国家の最高位にある人の「四神」は、その人の身分地位ばかりではなく、国家の威信とか国際的な地位を上昇させることができるかどうかを見ることができるものです。

 日本の政治家などは国際的に尊敬されているとは言い難いところですが、今上天皇陛下だけは世界から尊敬される存在となっています。 

 

 <前回の記事を読む>

天皇陛下の命式 三寒三友・無学訣による判断

 

 

天皇陛下の行運と御譲位 

 

 大運グラフを描けるのは、第一死期の前の大運までで、それ以降は年運グラフに頼ることになります。

 天皇陛下は第一死期を30年も過ぎておられ、ご高齢による体力的な問題から御譲位を希望され、平成19年4月末を以てご退位されることとなりました。本年、平成18年より大運は乙運に入り、これは喜神運ですから、ご譲位は滞りなく行われるのではないかと思われます。

 

 大運の丁運は忌神運で、第一死期に当たり、2003年1月には前立腺癌の手術を受けられましたが、回復し公務に復帰されました。

 

 

 2008年から、喜神運の丙運に入り、大いに存在感を発揮されることになりました。ただ、グラフからも分かるように、体調は優れず、2008年12月に不整脈を発症、2011年11月には気管支炎と肺炎の治療を受けて回復しました。特に2011年の東日本大震災では、福島の原発事故被爆地域もお見舞いに訪れ、さらに国民の尊敬を得られました。

 2016年には、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」とのお考えが報道され、「日々、天皇として望ましい在り方を模索して今日に至ったが、高齢になったため、全身全霊で象徴としての務めを果たしていくことが難しくなってきた」と、憲法解釈などに抵触しない形でのご発言があり、2019年に実現することとなりました。

 

 

 2018年から喜神運の大運である乙運に入り、年運が忌神運でもほとんど影響なく、来年の御退位を迎えられるように見受けられます。ご退位後は「上皇」になられるとのことですから、身分地位が下がることは無く、年運グラフはさらに上昇しております。

 但し「第一死期」を克服した後の「死期」については知るべき方法が無く、喜神運だから大丈夫とか忌神運だから危ない、という判断はできません。

 

 

 

==========================

 


『子平命理・基礎篇』  
       ¥15,750(税込)

干支と五行の知識、立命の方法、干関係の見方、強弱の見方、変通の見方、格局の見方、喜忌の見方、体用の見方などを解説します。

 本書を熟読・暗記すれば、子平の基礎は完璧であり、より高度な理論にも対応できるようになります。

 

 

 

 

子平命理・象意篇 

  増補改訂版

 
    ¥31,500(税込)
子平象意の基本構造、変通による象意、十二長生の象意、王文澤十六通変による象意、無作用干合の象意、六親の象意、成敗の象意、十二宮の象意、造命の象意などを解説します。
『子平命理象意篇』を、加筆改訂し、更に、『子平修密無学訣』の「導論」部分を付け加えたものです。

 

 

 

  子平大全
 
 ¥21,000(税込)

 命式の昇降レベルを知るためには、体用と喜忌が必要であり、喜忌を知るためには、強弱と格局を知る必要があります。本書では、誰でも子平の行運が理解できるように解説します。
 また、本書では、子平と皇極経世を組み合わせた「局式」による「測局」や、「群式」による国家や企業の推命を行う方法、通常の命理のように、個人の事が分るだけではなく、人類文明全体や国家のような、「天」に属する事柄まで分る方法を説明します。
 さらに「子平方位」「子平風水」への応用法を説明し、子平の「命卜相」が完成に至ります。

 

 
掛川掌瑛編著
 子平修密無学訣大全
(上・中・下巻セット)
 
 
 
改訂新版 ¥76,000(税込)

旧版をお持ちの方は、
差額¥13,000(税込)にて
交換致しますのでお申し込みください。

(「改訂新版序言」より)
  『子平無学訣大全』を発表してから二年近くになり、少しずつ間違いや不足を見つけては加筆・修正してきたのですが、中でも日時の変化干合が反映されていない箇所が数多くあることが判明し、今回『子平修密無学訣・全解』の完成に合わせ、題名も『子平修密無学訣大全』と改め、「改訂新版」を発売すること致しました。
 何分にも『無学訣大全』の命式数は一万通りに上り、文字数は百万字に達するもので、これを一人で執筆・校正までするのは容易な事ではありません。
 今回、二百箇所程の加筆・訂正を行いましたが、発見できたのも熱心な読者からのお問い合わせがヒントになったもので、読者の皆様におかれましては、お気づきの点がありましたら、ご遠慮なくご指摘いただき、今後さらに完成度を上げて行きたいと考える次第です。  何卒ご愛読、ご利用の程よろしくお願い申し上げます。

(序言より抜粋)
「無学」とは、仏教用語で、学び尽くしてこれ以上学ぶべきことがない境地を意味します。つまり「子平無学訣」を学べば、もうこれ以上「子平」を学ぶ必要がありません。
「子平」のような学問を「命理」と言います。
「命理」とは、時間が運命に与える影響を見る学術であり、「子平」が他の「命理」に優れるのは、時間記号である「干支」によって、あらゆる判断ができるところにあります。その「干支」の並びだけに焦点を絞ったのが「子平無学訣」なのです。
本書『子平無学訣大全』は明澄派五術の秘伝書『子平修密無学訣』の〈解説書〉です。四干の組み合わせは、十の四乗、つまり一万通りあり、本書ではそのすべての組み合わせについて、ひとつひとつ解説します。

(本文より抜粋)
つまり『無学訣』においては、「五行」や「干関係」などを超越して、「干支」の組み合わせだけで、命式を判断できるパターンが存在する、ということになります。
「時間」につけた「記号」である「干支」の並びだけで判断できる、ということは、「時間」と「運命」との関係を直接観察することにより近づくものであり、「作盤」のような、根拠不明の方法からは、より遠ざかることを意味します。
 「作盤」や「五行」を排除する、などと言うと、まるで伝統に反逆するかのようですが、実は「五術」においても、「五行」や「易卦」などに基づかない分野も、昔から存在するのです。
 例えば「風水」において、「理気」は確かに「五行」や「易卦」の理論に基づいて構成されているのですが、「巒頭」だけは、「竜」「穴」「砂」「水」とい う、地形そのものを類型化し、分類して、その土地の「貴賤」「吉凶」「壽夭」「富貴」を判断できるようにしたものです。
「巒頭」の理論でも「干支」や「易卦」などが使われていますが、これはただ、形態分類上の記号として使われているだけで、地形そのものが「五行」の作用を持っているというわけではありません。
 これに対し「理気」はどうかと言えば、家や墓石が、どの八卦方位を向いているとか、水流がどの十二支方位から来ているか、などという、ある種の約束事に基づいて判断を行うもので、地形そのものを見る「巒頭」の見方とは全く異なるものです。
 この「巒頭」と「理気」の関係を「子平」に当てはめてみると、「干支」の並びをそのままで判断できる「無学訣」の方法が、「巒頭」の見方と同様であり、 「干支」を「五行」で分類して、その「強弱」で判断する方法が、「理気」の見方と同様、と考えることができます。そして、風水の判断において、「巒頭」の 占める割合は80%と言いますから、「子平」においても、「干支」の並びだけで、80%の判断ができる可能性があるはずです。

「無学訣」でも「強弱」や「格局」を考慮する場合がありますが、それは四干が、ある特殊な並びになる場合の対処法として説明されており、やはり、「風水」 の「巒頭」のように、「子平」の判断も、80%は「干支」の並びだけで決まっている、と考えることができます。 『無学訣』を完全に理解できれば、あらゆる命式を、誰もが、あるがまま的確に判断できるようになり、これ以上「子平」を学ぶ必要のない「悟り」の境地に達することができるのですが、修得には長い持間を要し、なかなか生きているうちに「子平」を使うことができません。
 本書が書かれた目的は、「無学訣」の示す「干支」の並びによる推命、即ち、時間が運命に与える影響を、時間記号である「干支」の並び方そのものから、誰 でも読み取ることができるようにするためであり、「子平」における「無学」の境地を全人類と分かち合うためのロードマップとして、一万通りに上る四干すべ ての組み合わせについて解説します。

 

掛川掌瑛 著作目録 密教姓名学・三式風水大全

 

張明澄師 南華密教講座 DVD 有空識密 智慧と覚悟

張明澄講義《員林学》講座 DVD 儒 道 易 禅 経世済民

張明澄講義<命卜相>DVD 明澄五術・張明澄記念館

張明澄 占術特別秘伝講座 DVD 風水・無学訣・ 宿曜・太乙・工門

 

    お申し込み先

日 本 員 林 学 会  

代表 掛川掌瑛(東海金)

☎Fax 0267-22-0001

E-MAIL    showayweb◎msn.com 

        ◎→@

 

           


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山本由伸もドジャース! 大... | トップ | 上皇陛下・上皇后陛下 造命... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

五術」カテゴリの最新記事