【本日の山行】
8:10 出発
9:45 休憩所~10:15
11:00 女体山山頂
11:15 せきれい荘
11:40 御幸が原休憩~12:00
12:10 男体山山頂
12:40 ケーブルカーで下山
【撮影日:2024/03/30】
↓石岡市(茨城県)からの筑波山です。周囲に高い山がないため、単独峰となっています。
関東出身の私は毎日のように筑波山を眺めておりました。
しかし、登ったことはなかったので、この機会に登ってみたいと思います。
関東では例年にない温かさ(温暖化)により、桜がちらほら…。この時期には珍しいです。
筑波山に向かっていくと大きな鳥居が…。
筑波山は古来から神聖な山として崇拝されてきた歴史があります。
これは筑波山神社の鳥居というわけです。
もう、この鳥居のあたりから景色が抜群です。
神社近くの駐車場(1日500円)に停めることができました。(この後、満車になった…)
筑波山神社の周りは有料駐車場ばかりです。
しかも、土地が狭くて、ほとんど停めるスペースがありませんので、注意です。
なにやら、門らしきものが見えてきます。
神社の山門のようですね。
「神橋」らしきものも見えます。
あとで、じっくり観光しましょう。
神社の前まで来ました。登山前に安全を祈願していきましょう。
いやあ…、大きな門ですね。実に立派です。さすが、関東の最古刹の一角。
???山門の脇侍が仁王像じゃないですね。一体、誰でしょう???
向かって左は「ヤマトタケル」のようです。
そして、右は…???
誰???
この方…、存じ上げませなんだ…。(*´Д`)
とにかく一風変わった山門ですな。
社殿は、実に大きい以外は、きわめて普通。
いや、コレはこれで、すごいんですが。
社務所には巫女さんたちの姿も見えます。
登山口は神社の右手から。
今回は「女体山」の方面から登ります。
なにやら、ダムっぽいものが見えてきました。
沢のようです。
たしか、筑波山は水量が豊富でいくつもの川が流れていると聞いたことがあります。
……、なんか、わざわざ看板で示されているとは…。そんなに重要な情報なんですかね?
沢は小さな流れで、どんどん下流に流れていきます。
次々に登山者が向こうに行きます。普通の住宅もあるのが面白い…。
入り口らしきものが見えてきました。
なんか、切通しで狭い…。この右側のコンクリートの絶壁は一体…???(謎)
普通の登山道になってきました。
今日は、いい天気ですね。ありがたい。
案内表示も豊富で、安心して歩けます。
登山道はいくつもあるようです。
「迎場」まで行くと大きく迂回で大変なので、今回は「白雲橋コース」を行きます。
さあ、歩いていきましょう。小さな子どもも登るみたいですし、多分、大丈夫でしょう。
フツーの山道ですね。特にどうということはない、フツーです。(ここまでは)
なにやら、見えてきました。何かありげな感じ…。
???石が積まれた上に、祠???う~~ん、怪しげ!!!!( ;∀;)
わあ、パワースポットでした。しかも、金運最上級の「白蛇」ですって。パネエ。
だから、祠に「覆堂」まで。こういうのは、なかなか、ないや…。
お賽銭も供えられています。
ありがたや、ありがたや。私も拝まなくては。
(写真に光が入っていますが、この日は快晴で、逆光になっています。
決して霊的な光とかじゃありません。たぶん。)
なんだか、祠も、かなりしっかりしたものですよ。
近くには石碑がありますが、ちょっと摩耗して読めません。
さて、さらに登っていきます。だんだん、巨石が増えてきました。
手前の石はなにやら、変な模様らしきものが入っています。
なんか、今回、晴れていたせいか、すごい神々しい写真になっている気がする…。
巨石と樹木が織りなす太古の森って感じですねえ。
こんなデカい岩が中腹からゴロゴロしています。「神の山」とされるのも分かりますね~~~。
切り立った岩の上に、祠らしきものが見えます。
ほら!やっぱり!!
よくも、まあ、あんなところまで登ったものですなあ。
さらに、歩みをすすめます。わりと開けた場所もあります。
巨石が終わり、樹木帯に来ました。
この日の前日までけっこうな量の雨が降っていたので、
やっぱり、若干の水は出ていました。
ただ、登山道が濡れていたのはこの辺だけです。筑波山は水はけがすごくいいみたいです。
今度は休憩所らしき東屋が見えてきました。
これは、立派で新しいですね。
「弁慶茶屋跡」らしいです。
けっこう、登ってきました。もう8割といったところでしょうか。
かつての茶屋跡は影も形もありません。
別ルートの方たちも登ってきました。
このあと、休憩所は実に込み合い、人が座れなくなりました。どんどん登山客が増えてきます。
少しだけ、眺望も楽しめます。
悪くはありません。
(ただ、このとき、私は体調を崩し、限界状態で、このあと歩き続けます…)
なにやら、またすごそうな巨石が見えてきました。(エクトプラズムも見えるな…(*´Д`))
「弁慶七戻り」だそうです。けっこう、関東・東北に「弁慶〇〇」って多いです。
いや、すごいですよ。コレ。(この日のエクトプラズムもすごいな…(;^ω^))
上を見るとこんな感じになっています。
全体的にはこんな感じですが、このあたり、意識が朦朧としていてよく覚えていません…。
マジレスすると、こういうのって誰かが積んだとかそういうわけじゃないです。
地中に埋まっていたこういう大岩が、土壌の流失とともに地表に出てきただけです。
そのうち、周囲の小さな石は下に落ちて、結果的にこういう大岩が残っただけです。
(以前、テレビで見た)
ただ、ここに来る皆さんは口々に「どうやってこういうのができたんだろう…」って口にしているんですが、
一々教えるのも面倒なので黙っていました…。(´・ω・`)
巨石地帯は続きます。次はどんなのが出てくるのか…。
なんと、「高天原」来ました!!!!
コチラです。
岩の上にお社が見えます。
たぶん、アッチの上が「高天原」なのでしょう。
しかし、人が多すぎてとても近づけませんでした。
だんだん、だんだん、人が多くなってきます。
さらに、歩みを進めると、次のスポットが…。
次は、オーソドックスな「胎内くぐり」です!(もう、テンションがおかしい)
体の小さい私なら、行けそうですが、この時はもう、意識が朦朧としていて無理でした…。
岩の中で気を失いそう…(*´Д`)
さらに、人が増えています。
地獄なのは、小さい子どももいるってこと。
そういった小さい子(おそらく未就学児)が遅く、渋滞が発生しつつあるということ…。
なんてこったい、おっかさん…。
まあ、みなさん、家族で山歩きを楽しみたいっていうのは分かりますが…。
そのうち、フツーのスニーカーで歩いていたり、スカートで歩いている人も出てきています。
そうして、小さい子は、体力の限界を迎えたり、大きな石を怖がって、動かなくなったりします。
お母さん、大変そう…(´・ω・`)
しかし、次から次へと巨石が現れます。
「陰陽石」。つまり、アッチの形をした石かと思ったら…、
いや、そうでもないようです。
だんだん、本格的な渋滞が生まれてきました。
女体山頂を前に、狭い一本道で、今回最大の渋滞が発生しています。
もちろん、列の一番前は小さい子ども…。
下る方もいるのに、登りの方が多すぎて全く動けない地獄に…。
正直、こんな人が多い山は初めてよ…(´・ω・`)
そして、この坂を登り切った先には…、
「国割り石」ですって。さっきの「高天原」といい、ここはもう天上の世界ですか????
石が大きすぎて、全景が入りません…。
まだ、こんな奇石が…。
ここ(筑波山)って、こんなんばっかね。
こんな山上に船とか…。スゲエ…(*´Д`)
なんか、もう、祠ばっかしよ。
あれ?今度は下り???
またも巨石。山頂付近だからか、多くなっている印象です。
「北斗石」だそうです。まあ、次から次へとよくまあつけるもんです。
こういう大岩を見ても、まったく驚かなくなってきました。
しかし、おや、仏像がある…?????
な、なんと??大仏岩????
うん、確かに、大仏ですわ。これは。さっき「驚かない」と言ってましたが、早々に訂正です。
(*´Д`)
だんだん、山を巻くようにして登りがきつくなってきました。
社務所らしきところに着きました!!!「女体山」のようです。
やっぱり、神の山!神社はあるんですね!!
三角点もあります。っていうか、人が多い!!!!
狭い山頂が、人であふれかえっています。
みんなそれぞれに写真を撮るもんだから、せわしないです…(*´Д`)
関東の絶景が望めます。
さらに、ここにもパワースポットが!!!
「天浮橋」(あめのうきはし)です。岩の間に渡した橋があたかも古事記の国生みの橋のようです。
残念ながら、山頂で休憩という風情ではありませんでした。意識が朦朧としたまま、休める場所を探します。
なにやら、親子連れが大岩に小石を投げつけています。
なにやってんの、アンタら???(*´Д`)
「ガマ石」???あの有名な「筑波山のガマの油」の由来になった石ってことですか。
なんでも、投げた小石が口に入ると縁起がいいそうで…。
なるほど、よく見ると、口のあたりに小石がいっぱいです。
先ほどの親子連れは何度やっても入らなかったようです。
私は…意識が朦朧としてそれどころじゃありません…。
何やら、大きな電波塔が見えてきました。
平野の中で目立つ山はこうして山頂付近に電波塔が建てられるのが常です。
お店らしきものが見えてきました。この辺は稜線に当たるところでしょうか。
「せきれい茶屋」です。
近くにある大岩が「せきれい石」と言うそうです。
なんだか、いろいろ工事していました。
工事関係の職人さん、こんな山奥まで本当にご苦労様です。
歩みを進めると、開けた所に出てきます。
大きな広場みたいなものが見えてきました。山奥なのに??山頂なのに???
「御幸ヶ原」(みゆきがはら)です。
大きな広場です。お店もあるし、展望台のような施設も見えます。
何より、こんな平らなスペースがこんなところにあるなんて本当にびっくりです。
向こうの山が男体山のようです。
随分巨大なコンクリートの建物と、電波塔が見えます。神社らしきものもあります。
けっこう近そうに見えます。
あの展望台は屋上まで登れそうです。
土産物屋も賑わっています。
どうやら、ケーブルカーの乗り場はこっちのようです。
天気もいいし、体調がよければ、生ビールなんて飲みたいところですが…。
まあ。こんな感じになっています。
人が多いですが、休めなくはなさそうです。
適当な日陰を見付けてしばし休憩します……。
ちょこっと御幸ヶ原を見て回ります。
昭和天皇の歌碑がありました。すっげ。
だから「御幸ヶ原」なんだ…。
珍しい「道程元標」です。「道路元標」は道路の起点となるものですが…「道程」とありますね…。
なんでしょう???
景色は絶景です。晴れているので、関東平野がよく見えます。
皆がここに登ってくる理由がよくわかります。
少し休んだら、行けそうな気がしてきました。
男体山山頂まで短いようですし、残りわずかの体力でもなんとかなるでしょう。
いざ、登り始めます。
狭い山道ですが、途中にベンチもあります。
しかし、行く手を阻むのは岩の壁。
しかし、このくらい、兜明神や鳥海山に比べれば、なんてことはありません。
あの辺はマジで、殺人的なので…。
手すりもあるのはありがたいですね。
お社が見えてきました。
どうやら、あそこが男体山の頂上で間違いないようです。
お社の下には一枚岩。滑りやすいので、足元に注意が必要です。
記念撮影はこの標識の前で。
折角ですので、参拝しましょう。
(女体山では参拝したかどうか、意識がアレだったので覚えていない…)
堂々たるお社です。
山頂からの眺めも最高。
南に、かろうじて霞ヶ浦が見えます。
遥か南西には東京。
西には茨城から栃木への関東平野が広がります。
冬の方がもっと眺めはいいかもしれませんね。
それから、御幸ヶ原から見えたのはこの建物です。
気象観測所のようです。だいぶ歴史がありそうです。
ちょっと、意匠が凝っていますね。
レトロチックです。
歴史を感じさせますね。
さて、ここまでくれば、もう満足しました。
帰りを徒歩で降りる体力はもうないので、ケーブルカーで帰ります。
ケーブルカーはとても楽です。満席で立ち乗りでしたが、それでも歩くより、何万倍も楽です。
お子様連れは、絶対こっちの方がいいです。片道500円ちょっとですし。
あとは土産物屋でも覗きましょうか。
「ガマの油」なんて買ってみます??
せっかくなので、神社の方ももっとぶらぶらしてみたいと思います。
拝殿の前の神木は歴史を感じさせます。超、巨大!!!
ん?さっきからなにやら聞こえます。あの神木の前あたりから…?
なにかやってますね。あれはまさか…!!
「ガマの油」の実演販売じゃないですか!!!アツい!!ι(´Д`υ)アツィー こんなところで見られるとは!!
いやあ、ラッキー! おじさんがやっているのがポイント高いですね!!!うさん臭くて。
時は今、桜が咲き始めるころです。(3月末日)
今年の桜は早いですね。
ここ、筑波山神社にも春の訪れとともに、人が押し寄せてきています。
本当に地元で愛されているんですね。
神社から関東平野が望めます。まさに絶景。いいところに神社を構えたものです。
あれは、神橋!
正面に回ってみましょう。
(また、エクトプラズムがっ!!!)
↓こっちが正面です。
う~~ん、実に堂々としたたたずまい。すごい立派です。
東照宮を彷彿とさせる意匠ですな。
やっぱり、徳川家ゆかりの……。
ちなみに、ここまで来て気付いたのですが、鳥居と参道(神橋)と神社、それと山頂が一直線になってませんか?
ほら! 鳥居から見るとそれがよくわかります!!!
なんてこった!パワースポットですね。こいつぁ!!!Σ(・□・;)
いや~~、堪能しました。ありがとう、筑波山。
子どものころ、毎日眺めていた筑波山に登ることができて満足です。
(上の写真は筑波山の東、下妻市あたりからの写真です)
拡大すると、神社付近のホテルや門前町の建物が見えます。
(平坦部をほとんどお店やホテルにしているから、駐車場がないんだ……)
山頂付近です。おそらく右の高い部分は男体山だと思われます。女体山が低く見えるのは奥だからでしょうか。
(実際の標高は男体山871m 女体山877mらしい…)
次に登るのは、人が少ない冬とかがいいですかね。関東だから雪は降らないでしょうし。
(終わります)
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
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