「有壁」は駅があります。
東北本線ですが、無人駅です。
まあ、実にひっそりとしたものです。
駅前はこんな感じです。
大きな宿屋が往時をしのばせます。
国道4号に面して大きな酒屋(酒蔵)があります。
この辺にある看板が、観光地であることを示していますが…、
距離にして有壁宿は500mほどもありません。非常に短い区間です。
歩いてみますと、幟(のぼり)があったり、
標識が埋められたりしていますが、
いたって普通の住宅街です。
「宿場町」の風情を残しているかというと、……特にそんなこともなく、
あまり古い建物、仕舞屋(しもたや)、町屋なども見られません。
道の端にはこういう宿場の境界を示す南端の木戸跡(おそらく再現)があり、
かつては井戸があったようです。
もう一方の端にも木戸跡があります。
こちらにはお寺があります。
歴史のありそうな大きなお寺です。
裏手には
お堂があります。
さして、古い建物も残っていない有明宿ですが、
江戸時代の建物、「本宿」が現存しています。
コチラです。
これだけ重厚な建物。
立派です。
明治天皇も立ち寄ったとされるこの本宿。中を見学できれば良いのですが、
残念ながら、見学は出来ません。
「災害復旧工事」とありますが、いつの災害の復旧なのか…?東日本大震災(2011)のことなのか…?
もう12年も前のことなのですし、たぶん復旧させる気はないようです。
周囲の高い壁がネックになり、中を伺うことはできません。
本当に残念です。せめて、この本宿だけでも見学できればいいものを…。
【撮影日:2023/04/01】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます