土曜の芝1200mで新馬勝ちメジャーミノルはノーザンテースト≒Vice RegentとHalo≒Red GodとCrimson Satanのクロスですから相似配合的で、テースト的なスプリンター体型のスプリンターで急坂ベター
九州スポーツ杯はニンジャが引っかかって競っていったので1000m56秒8のHペースとなり、カルドブレッサの持続力ある差しがモノを言う展開ではあったんですが、やっぱりこの馬は小回りだとちょっとパフォーマンスは落ちます
日曜の芝1200mで新馬勝ちマイネルエテルネルはいかにもGone West系のスプリンターという走りで、母父もウォーニング産駒のスプリンターPiccoloでクロスがTamerett4×5ですから、Tom Foolの機動力とTudor Minstrelの粘りで走る手堅いスプリンター
日曜7Rはダノンバラードの全弟ロードハリケーンが3戦目で未勝利脱出、Halo3×3らしい無駄のない捌きで小回り向きの機動力はあるのですが、開幕週の超速馬場であの外捲りはふつうなら沈むところで、最後まで伸びきったのは持続力も兼備しているからで、ようするに兄と似たタイプなのでしょうがまだ良くなる余地は大いにありそうな
ちなみに昨年の「ディープインパクト好配合馬リスト(2011年版)」で◎評価にした10頭は、チュウキチ、マスクオフ、シェイクスピア、ヴァンセンヌ、スピルバーグ、ロードハリケーン、ディープブリランテ、トーセンシーザー、ディサイファ、フィエロの10頭で、シェイクスピアは2戦目の故障予後不良がまったくもって残念で、それでもけっきょく7頭が勝ち上がってダービーとプリンシパルも勝ったんでまあまあかなあ~とは思っとるんですが、チュウキチとトーセンシーザーは今から小一時間ほど説教するんでそこに座ってなさい
国東のハワイアンウインドは前予想で取り上げましたが期待どおりの強さ、やっぱりレイカーラとラスヴェンチュラス同着の7/15新潟最終は、500万下にしてはなかなかハイレベルやったと思いますよ~
デインヒルのパワーと粘りがONになりやすい配合で、平坦大回りよりは急坂小回りがベターかなというしぶとい中距離馬で、それだけに新潟外の上がりの競馬で強敵に食い下がったのは高く評価できたのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106378/
先週の雑感・新潟編~ハイレベル日曜最終の上位馬から目が離せない
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/877802a11334db77b190cd486a63dcb9
尖閣湾はシルクレイノルズが引っかかって1000m57秒4、フルアクセルは“胴長緩慢ヒカルアマランサス”と名付けて東京向きはたしかでも1600mは短いとずっと書いてきたので、外1800mでこれぐらいの上がりならアッサリ届いて当然
2戦目のはなみずき(阪神外1800m)で◎にしたので覚えてますがあれは直線で不利があっての僅差5着で、当時から直線長い中距離ならレッドセインツやエーシンミズーリやハーバーコマンドと互角の脚があることを示していましたから、外1800m~2000mなら(極端な上がりの競馬にならないかぎりは)昇級関係なしじゃないですか
ちなみに母アクセラレイションはコリーダ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬
佐渡は前予想で取り上げたニューダイナスティが楽々と逃げ切り、この馬は母がRoberto×Danzigなので半分グラスワンダー的なパワー加速で、だからディープ産駒でも外回りで斬れるというより内回りで捲る脚質だとすみれSの予想のときにも書きました
そしてBurghclereにFair Alycia(Alycidon+Fair Trial)とFlower Bowlを合わせてますから、ディープ産駒としてもスタミナはたしかな配合でもあり、ベストは中山2500mかなあ~と思っとります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106492/
土曜最終は尖閣湾に出てくれば◎だとしたエクセラントカーヴが快勝でしたが、内1400mなら同じダイワメジャーでHalo3×4のラパージュのほうを◎にしていたと思います(^ ^;)
言い換えればラパージュはここ数戦と同じぐらいはちゃんと走っていて、それを内1400mで並ぶまもなく差して3馬身ちぎるというのはちょっと驚きで、クイーンCで◎にしたときにも書きましたが、母系にSeattle SlewとRivermanが入って自身は「サンデー×ミスプロ×Buckpasser」のA級配合形で、ダイワメジャー産駒ながらサダムパテック的に斬れる(だからこそ東京マイルで◎を打ちたかった)脚質ですから、これは次走外1600mなら、ま~人気でしょうがガツーンと打ちたいです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105721/
あと決着がついてからですがヤサカオディールの追い込みも目をひくものがあり、父メイショウボーラーのCaerleon≒Storm Catに対してエリシオをもってきてNorthern Dancerとナスキロラトロの組み合わせをクロスし、ナスキロ柔く斬れるのでこれも外1600mならもうちょっとパフォーマンスが上がりそう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009104505/
日曜1Rは15人気のクレバーチャームが2着に粘って穴をあけましたが、メイショウサムソン産駒は土曜札幌2Rメイショウアカフジも叩き2戦目で連対しており、そもそもサムソン自体がデビュー3戦目に勝ち上がったように産駒は叩き良化型が多そうだし、このクレバーチャームとメイショウアカフジに共通する「ひと叩きで大幅馬体減+距離延長」のパターンはちょっとマークしておいたほうがよろしいかと
先々週の雑感で「ウォーエン×サドラーは黄金配合か」と書いたら、そのときにも取り上げたチャードリーが日曜6Rで未勝利を脱出し、これで母系にSadler's Wellsを持つウォーエンブレム産駒はシビルウォー、ローブティサージュ、ラクリモーサ、チャードリーと全て勝ち馬となりました
なぜ黄金配合なのかは下記エントリで書いてます
日曜7Rは叩いたパッションダンスが3番手から抜け出し素質の違いをみせつけましたが、この馬のように母系にLyphardを持つ=つまりLyphardのクロスを持つディープインパクト産駒は、ジェンティルドンナ,ディープブリランテ,スマートロビン,トーセンラー,ドナウブルー,パララサルー,スピルバーグ,ラスヴェンチュラス,プランスデトワール,ディープサウンド,ミッキーオーラ,パッションダンス,ハブルバブル,ダヴィンチバローズ,サトノオー,クランモンタナ,マスクオフなどこれまで中央に35頭が出走し、その成績をTARGETの脚質分類で分けてみると
逃げ・先行[32.13.11.20]59%
中団・後方[19.20.15.123]22%
ちなみにLyphardをクロスしないディープインパクト産駒の場合は
逃げ・先行[133.78.64.252]40%
中団・後方[106.111.107.731]21%
となり、やっぱりディープのLyphardクロスは(ジェンティルドンナのように瞬発力で追い込む馬もなかにはいるけれど)前受けしたほうが勝ち味がある…と私は思っています
釜山に行く前に特別登録をみて名前をあげておいたのは、佐渡のニューダイナスティ、豊栄のダノンウィスラー、九スポのスマイルバラッド、国東のハワイアンウインド、石狩のシャンボールフィズ、羊ヶ丘のストレイトガール、そして血統クリニックのアイムユアーズ
スマイルバラッドは引っかかったニンジャに絡まれ超Hペース、ストレイトガールは皇成のコメントにあるように馬群の中で脚を余してしまい、だからこの2頭は敗因が明らかなのですが、ダノンウィスラーはこちらの見立て違いというかまだここで通用するほどではなかったですね~
何が言いたいかというと、たとえば土日で勝負レースが7つあったとすると、そのうち2つや3つは不利があったり展開が違ったり乗り役がミスったり体調が悪かったりで思惑通りにはならないもんで、ま~それぐらいは競馬にはつきものなので仕方ないとして、思惑通りにいった4つ5つについては完敗をゼロにしたいなあ~と、ほとんど馬券に絡むぐらいにしたいなあ~と、そういう意味でダノンウィスラーだけは失敗というか見込み違いでした
ディープにミスプロとナスキロですから外回り向きの差しなのはたしかでしょうが、マイラーというよりは1800mタイプなのでここまで時計が速いとスピード負け…という解釈はしていますが…
NSTのスマートシルエットは戦績どおり直線長い1800mがベストでここは順当、マーメイドは内2000mでしかも外伸び馬場ですから人気にするほうが悪いです
ドリームバスケットは先行の利があったとはいえシルクアーネストやアスカトップレディに先着は立派で、しかもこの馬はノーザンテースト≒Night Shift3×2の体質の硬さがありますから戦績どおり東京より中山向きで、たとえばこのメンバーで中山1600~1800でやったら、たぶん私はこの馬に◎を打ちますね~
先週の雑感・中京&函館編~ウォーエン×サドラーは黄金配合か
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f742e583a8e7d6d9475afc4c67371bc9