競馬総合チャンネル「血統クリニック」では毎週メインレースの有力馬の血統解説をしていますが、だいたい1500字以内でまとめてくださいと言われているので、各馬について適当に書きつづっているとたいてい字数オーバーになってしまい、泣く泣く「あまり有力とは思われない馬」たちを削っていくことになります
今日は朝からラジオNIKKEIを書いていたのですが(公開は木曜夕方)、ザッと書いてみたらアッという間に文字数が倍ぐらいになってしまったので、半分近くをバッサリ削ることにしました…
もったいないので、未収録部分はここで供養したいと思います(^ ^;)
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梅雨時の福島1800mだから、ダンスインザダーク×Kingmamboとか、Red Ransom×Fairy Kingとか、タマモクロス×ジョリーズヘイローとか、「父中距離×母父マイラー」の配合で小回りを捲れる馬が強いレースだ
コスモヘレノスはグラスワンダーにSeattle SlewとAlydarだから捲りの血統だが、母がボルキロのクロスでSeattle Slewのダラッとしたところが出ているので、福島1800mよりは中山2000mでダラッと捲るイメージだ
ジャングルハヤテはジャングルポケット×ダンシングブレーヴでCourt Martialの継続クロスだからハーツクライのような粘りがあるが、小回り1800mではスピード的に苦戦しそう
セイリオスはダイヤモンドビコーの甥で芝にも実績はあるが、牝系のAlydarやBusandaのパワーが出て力強いが硬さがあるのでダートがベター
ナイスミーチューはフライングアップルの下で、母ローザロバータは米G3ハニービーS(ダ8.5F)勝ち馬
イシノサンデーなどが出る牝系で、AlydarやTom Rolfeのパワーが入るのでキンカメ産駒でも小回り向きの機動力を兼備しているが、福島の1800mとなるとさすがに忙しい感はある
ブレイクチャンスはダイワマックワンやストロングリターンの下で、体型や走法はファルブラヴ似でマイラーというよりは粘りのある中距離馬というべきだが、兄たちに比べるとスピードや斬れで見劣るのでダートがベターか
フローライゼは母父バクシンオーが強い体型走法で距離延長はマイナスだ
メイショウツチヤマはノノアルコが出る牝系の影響でマイラーっぽい体型に出ている
2連勝はダートだけでなく1600mも合っていたのだろう
新馬戦がスタートして2週が経ちましたが、ディープインパクト産駒は3頭がデビューして3,1,1着ですか
この3頭の血統表をみると、それぞれ配合の方向性が違うしタイプも違うのですが、父の柔らかくしなやかな体質やバネのある走りは、どの馬にもちゃんと伝わっていることに驚かされますね~
たいていの種牡馬は美点より欠点を伝えてしまうもので、でないとG1馬の仔はみんなG1馬になってしまいます
まあ小柄なので仕上げやすいという側面も多分にあるでしょうし、もちろんこの3頭だけであれこれ騒ぐのは時期尚早だとは思いますが、仮にこのぐらいのごくフツーの配合でこんな産駒がポンポン出てくるとなると、これはちょっと空恐ろしいなあと…
以下、NETKEIBA「POGレース分析」より抜粋します
●サイレントソニック(牝)
父ディープインパクト、母ムーンライトガーデンズ(その父Unbridled's Song)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100343/
6/26福島・新馬(芝1200m良)1分09秒2(2馬身)
母はMr.Prospector=Search for Gold4×3・4で、自身はHalo≒Sir Ivor3・5×5ですから、ディープにアメリカンなスピードを入れまくりました…というだけの配合ですが、母の軽いスピードだけでなく、そこに父の柔らかさしなやかさがちゃんと加味されているんですよね。ミスプロとHaloとCaroで柔軽く斬れる1400mベストのマイラーで、チアフルスマイルのようなイメージかな。
B:芝ダ1200~1600
●ヒラボクインパクト(牡)
父ディープインパクト、母ドリームカムカム(その父メジロライアン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100579/
6/27福島・新馬(芝1800m良)1分52秒5(1/2馬身)
母は芝1200mのオープン特別3勝のスプリンターでしたが、仏オークス馬デュネットの孫で血統は重厚な欧中距離型。サイレントソニックとは配合の方向性が真逆で、しかもこちらは牡ですからディープ×ライアンのイメージ通りの芝中距離馬に出ました。3角から外を捲り上げるときの柔らかな身のこなしが父ソックリで、くどいようですがこの体質が確実に伝わっているのがとにかく驚きです。
B:芝ダ1800~2200
サイレントソニックはミスプロ×Halo×Caroの牝馬=チアフルスマイルやレッドチリペッパーなんかのイメージで、ヒラボクインパクトはディープ×ライアンのイメージ通りの中距離馬で、大外から捲るときの身のこなしが父ソックリで、どちらもレース映像と血統表を見ながらスラスラと解説が書けてしまうのですが、このように血統のイメージ通りの馬を出してくるということは、血統の美点をちゃんと引き出しているということですから、これはやっぱりすごいことなのです
たぶん配合をみる人なら、サイレントソニックは「スピード多すぎやん」、ヒラボクインパクトは「スタミナ多すぎやん」という感想を抱くと思うんですが(私も血統表だけみればそう思います)、真の一流種牡馬は、スピード過多な牝馬との配合でマイラーを出し、スタミナ過多な牝馬との配合で中距離馬を出しと、ようするに血統的な美点を引き出しながら2000m近辺にちゃんと寄せてくるんですよね~
ディープインパクトの父がそうだったように…
阪神10R 宝塚記念
◎16.アクシオン
○17.ナカヤマフェスタ
▲9.ロジユニヴァース
△5.ナムラクレセント
△8.ブエナビスタ
×2.アーネストリー
×10.ジャガーメイル
注18.ドリームジャーニー
これまでブエナに◎を打たなかったのは内回りの有馬と秋華だけ。ここも内回りでしかも道悪となると◎は打たない。ドリームは大阪杯のように430キロを超えると動けない傾向があり、今回は坂路中心の調整で、好調時に比べると少し余裕がある体つきに見える。ロジは道悪のダービーを勝ったが母方にはマイルの名血が強く、ネオユニにスピードを入れた配合だから本質的には小回り向きの先行馬だろう。距離も2000mぐらいがいい。追い切りはまさに叩き一変の動き。激走があるならここか。ナカヤマフェスタは「サンデー×リファール×ハイインロー的スタミナ」の配合形だから、前受けで粘りを発揮するタイプだとデビュー当時から書いてきた。前走のような競馬ならG1でも面白い。ナムラは新潟で逃げたときが折り合い完璧でやけに強かったし、ジャガーはジャンポケだから距離短縮を重で相殺できそうだが、ここは“サンデー最後の大物”アクシオンに期待した。母系をハイペリオン的スタミナで固めたサンデー産駒だからパワーと粘りで走る晩成の中距離血統。仕上がり途上だった前走を度外視すれば本格化してからは底を見せてないし、中山金杯など重め残りでも勝ちきってしまった。パワー型で急坂コースは向くし、内回りを器用に捌く脚もあるし、ここ2週のハードな追い切りで本調子に戻れば狙いは十分立つ。
函館8R 遊楽部特別
◎1.ナリタシリカ
○10.メイショウマリア
▲4.ニシノマドカ
△3.レインボーダリア
△7.ヒラボクビジン
×6.イイデエース
注5.ナムラボルテージ
◎は血統通りのパワー小脚型で、小回り(内回り)芝1800mは(2.1.0.2)、着外2回はG3フラワーC4着と急仕上げだったルスツ特別だけ。降級のここは逆らえない。逆転があるとしたら▲で、血統や走りからはジャンポケの中距離馬に見える。
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また京都から同級生がきてるので、日曜は一緒に競馬やってそのまま朝まで飲んだくれてました~
このところ買い目的にはズレたりヌケたりすることはあっても、ずっと◎は納得のところに打てているなあ~と、これはまあまあ悪くないリズムやなあ~と思っていたのですが、肝心の宝塚で痛恨のヘボ予想をやらかしてしまいました…
ダービーで◎にしたように、私は中距離ならナカヤマフェスタが世代ナンバーワンだとずっと主張してきましたし、実際直前までアクシオンかナカヤマフェスタかで迷っていたのも事実です(kuwaさんちのブログを見たら印がほぼ同じだったので笑ってしまいましたが…)
でも言い訳がましいのを承知で言わせてもらえば、この「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の黄金配合は、「肉を斬らせて骨を断つ的」な先行捲りでこそ持ち味が活きる…というのが常日頃の私の主張ですから、柴田善臣という大一番でも未勝利戦でも同じように無難な騎乗をする人が鞍上に決まった時点で、「エビショウに捨てられたナカヤマがかわいそうや~、ヨシトミじゃダメなんよ~、ヨシトミの捲りじゃあ宝塚は勝てないと思うんよ~」と、メタボ博士に毎日ボヤいていました
蛯名だったら気合いで捲りきると信じて◎を打てたのに、それで筋を通せたのに、ヨシトミを信じきれなかったばかりに、ナカヤマフェスタと歩んできたあの一年間をも無駄にしてしまった…という悔恨が後から後から湧いてきて、安いワインですっかり悪酔いしてしまいました…
でも実際、私が想像した通りの中団外からのぬる~い捲りで、ああいうマイルドな捲りでは2着か3着だろうと読んだわけですから、そこも予想としては失敗で、ナカヤマフェスタにも柴田善臣にもこの場を借りて詫びを入れるしかないですね…
あと栗山さんも言ってましたが、フォゲッタブルやリーチザクラウンやセイウンワンダーやトライアンフマーチやイコピコやシェーンヴァルトなんかのイマイチ感をみていると、そもそもこの現4歳牡世代はあまり強くないんじゃないか?と思えてきたのもあります
ブエナビスタは東京と外回りではずっと◎で、内回りではずっと◎を避けてきましたが、実際内回りでは(未勝利勝ち以外は)勝ってないわけですからその見立ては間違ってはいないと思います
しかしながら、小回りコースで好位を取って脚を小出しに使うという、この馬の持ち味を100%引き出した乗り方ではない(でも有馬や宝塚を勝ちにいくにはこれしかないとは思います)にもかかわらず、それでも必ず2着を死守するのがもう凄いとしか言いようがなくて、ウオッカやドリームジャーニーなんて不得手なコースじゃ平気で凡走するのに、そういうところが本当にエライ馬やなあ~と改めて思います
アクシオンはまだ本調子にはないと藤田はコメントしていますが、外枠でカベを作れずちょっと行きたがっていましたね~
捲りにかかって見せ場は作りましたが、あれも押さえきれないから仕方なく行かせた感の強い捲りでした
アーネストリーは前にも書いたように、安易にHaloの力を借りなかったという点で、グラスワンダー代表産駒のなかでは最も父似の体型走法が伝わっていると思いますが、それでもやっぱり、父と比べるとちょっと柔肉でちょっとソフトなんだよなあ…
だからサクラメガワンダーぐらい走るだろうとはイメージできましたが、父のようにねじ伏せるように勝てるかというとそこまでのイメージは湧いてこなくて、そこらが佐々晶師のいう「もう一つガツンとくる部分がない」というところではないかと…
サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(8)~ステイゴールド産駒編
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1c73af539bae9d99b183b2effe9d3abb
Halo的なグラスワンダー産駒たち
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/380409dc853aa07d2e0f92f2b85b9a0a
阪神10R 宝塚記念
◎???
○???
▲???
△???
△8.ブエナビスタ
×???
×???
注18.ドリームジャーニー
これまでブエナに◎を打たなかったのは内回りの有馬と秋華だけ。ここも内回りでしかも道悪となると◎は打たない。ドリームは大阪杯のように430キロを超えると動けない傾向があり、今回は坂路中心の調整で、好調時に比べると少し余裕がある体つきに見える。となると…(以下略)
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宝塚の買い目はワイドでも万馬券になるような組み合わせばかりなので、自分の馬券はあまり欲張らずに馬連ワイドでいこうかなあ~と思っとりますが、しかし余裕があれば調子こいて3連単も買っちゃうんだろうなあ…(^ ^;)
ヒラボクインパクトは大外から捲りにかかるときの、柔らかくしなやかな身のこなしが父に重なりましたね~
しかし昨日のサイレントソニックといい、この程度の…といっては失礼ですが、ごくごく普通の配合でこんなに父似の柔い馬が出てくるとは、これはちょっと上方修正の必要アリかもですな~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100579/
福島11R テレビユー福島賞
◎4.エーブダッチマン
○12.メイビリーヴ
▲5.ショウナンアルバ
△1.ウルトラボルケーノ
△8.エーシンビーセルズ
×2.ベイリングボーイ
×3.ファルクス
注9.エフテーストライク
注15.キタノリューオー
◎は重賞の前走も◎で狙ったがノメりっぱなしでレースにならなかった。女傑ノースフライトの孫で奥のあるスプリンターではないかとみており、良で準オープンならモノの違いを見せつけるはず。単調な逃げが揃ったので差し馬へ流し。
阪神9R 京橋特別
◎11.ヤマニンウイスカー
○2.トゥリオンファーレ
△1.エナージバイオ
△5.ドリームキューブ
×4.グッドバニヤン
注8.ロードアルファード
注9.フィッツロイ
◎は血統通りのステイヤーだが、フェアトアイアル的な小脚を使うので脚質的には小回り向き。小回り(内回り)では(3.3.0.3)で、着外は不利があった大原Sと若葉Sと、仕上がり途上だったデビュー戦だけ。中京1800mでイコピコのクビ差2着、京都内2000mでリクエストソングのハナ差2着があり、小倉2000mでモエレビクトリーに完勝している。降級で内回りなら実績通りの評価でいい。
函館8R 仁山特別
◎1.セイウンシェンロン
○4.フィドルプレイヤー
▲6.リキサンシンオー
△7.ポールアックス
△8.スペシャルブレイド
×11.ヴンダーゾンネ
×12.ボタニカルアート
注9.メイショウサバト
注10.モリトアヤメ
▲は新馬を勝ったときにバクシンオーの大物スプリンターだとほめたぐらいで強いのはわかっているが、そんな馬がなぜまだ500万下にいるのかというと馬群を嫌うところがあるからで、実際逃げたときは2戦2勝でどちらも5馬身以上のぶっちぎり。しかしダッシュがあまり速くないので外からかぶせられると一旦下げて外を回すしかなく、前走を見ての通りイン伸びの函館でその策はロスが大きい。モアザンレディは米短距離重賞を4勝し産駒もセレスダイナミックのような早熟なスプリンターばかりで、全16勝中14勝が1400m以下で、15勝が2,3歳時のもの。つまり4歳以降は1勝しかしていない。◎も今が旬のスプリンターで、ここ2走は骨っぽい相手に食い下がっており、先週の芝1200mの3歳旋風を思い起こせば食指が伸びるし、この枠で勝浦がインを離すとも思えない。
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今日も◎はだいたい納得のところに打てたと思うんですが、ヤマニンウィスカーが思った以上に道悪が下手だったのだけが誤算でした
リキサンシンオーは外に持ち出せず馬群を割ろうとしましたが、馬があそこには入っていかないんですよね~
しかしショウナンアルバは折り合えばやっぱりタダモノではないというか、これも難しい馬ですがポテンシャルは相当高いと改めて実感させられました
あとはディープインパクト産駒サイレントソニックの新馬勝ちですか
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100343/
母ムーンライトガーデンズがMr.Prospector=Search for Gold4×3・4で、自身はHalo≒Sir Ivor3・5×5で、まあ米スピードに走っただけの配合ですが、へえ~こういう配合をすればやっぱりアーリーロブストみたいな馬が出るんだ…ということがまた一つわかりましたね~
種牡馬ディープインパクト(2)~アーリーロブストに学ぼう
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ba85869734f84dd5307536383be2f210
種牡馬ディープインパクト
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9b77c8f961f4892f57f7bcfa0a2d6f31
勝てばアッサリで3連単では頭でも買いますが、たぶんハナにはいけないと思いますね…
土曜は福島メインが勝負かなあ…と
阪神は明日の昼まで降り続くようで、道悪の宝塚になりそうですなあ…
仁山特別に出てくるリキサンシンオーはバブルガムフェローなんかの近親で母系の奥には代々重厚頑健なHyperion血脈が重ねられていて、これはバクシンオーの大物スプリンターが出る黄金配合ですから、新馬を勝ったときにAをつけて将来が楽しみだとほめました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006105020/
しかしパドックや返し馬で異常にイレ込む気性のせいで出世が遅れ、その後は去勢の効果もあってだんだん安定して走れるようにはなってきたのですが、3走前の福島500万下平場の圧勝をみての通り理想はハナで、しかしダッシュが鈍いので内枠だとモタモタしているうちに前に入られてしまうので、そうすると未だにちょっと馬群を嫌うようなところがあるだけに、けっきょく一旦下げて外に持ち出して捲るしか手がなく、外から一番いい脚で伸びているのに届かない…の繰り返し
このややこしい気性は、祖母の父がVaguely Nobleだからでしょう
Aureoleという血はHyperion系屈指のスタミナと底力と成長力を誇りますが、いっぽうで難しい気性もよく伝え、そういったAureoleらしさを最も体現していたのがAureole4×5のメジロパーマーでした
リキサンシンオーもハナを切ったときは2戦2勝で、それも2着に6馬身、5馬身差をつける問答無用の圧勝です(福島で勝ったときは同日の1000万下特別より時計も速い)
4角で先頭に立ちさえすればしめたもので、その形なら後ろがくればくるほど伸び続けるでしょうが、その形になかなか持ち込めないのがもどかしい限りですなあ…
それとオースミスパークの回避で逃げ馬がいなくなってしまったので、いろいろと練り直しですなあ…
NETKEIBAの「POGレース分析」で毎週勝ち上がった2歳3歳の評価を書かせてもらっていますが、今年の2歳から「評価A」の基準を少し下げることにします
今まではG1級に育つ可能性があると思った馬にしかAをつけていませんでしたが(だいたい年平均5頭ぐらい?)、もう少しハードルを下げて、これなら将来立派なオープン馬になるだろう…というぐらいの素材にはどんどんAをつけていこうかな…と
というわけで、初っぱなからA出てます~(笑)
●アヴェンチュラ(牝)
父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー(その父サンデーサイレンス)
6/20阪神・新馬(芝1600m良)1分35秒7(3馬身1/2)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103078/
フサイチホウオー・トールポピーの全妹で、ジャンポケ×サンデーはジャガーメイル、アプリコットフィズ、トーセンキャプテンなどと同じ。この5頭のうち4頭はデビュー戦を勝っており(トールポピーだけが2→1着)、早くから素質をみせたジャンポケ×サンデーはクラシックに乗ってきます。祖母ムードインディゴがTom Fool4×3で、Hyperionで固めた頑健なジャンポケにサンデーとともに柔らかなスピードを補っていますが、兄姉と比べてもこの馬が一番Tom Fool的というか、身のこなしが柔らかく手先が軽いのがいいですね。Tom Fool的ということはセンスが高くて何でもできるということでもあり、兄姉を超える期待もかけてみたくはなります。
A:芝ダ1800~2200
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シュプリームギフトはディープインパクトのデビュー一号ということで、なんか注目されすぎてかわいそうでしたね~
前にも書いたとおり体型に伸びがないし、Halo的な俊敏さと器用さはあるのですが、私なら外1600mじゃなく内1400mか1200mで降ろすのになあ~と思ってみてました
まあでも、Halo的ニアリークロスを重ねたらHalo的な要素が伝わるということが確認できたわけで、つまりHalo≒Sir IvorがちゃんとONになって伝わっているという確認はできましたね~
ブエナビスタとレッドディザイアの関係は、ウオッカとダイワスカーレットとか、アドマイヤグルーヴとスティルインラブとかと似ていて、外回りではストライドの大きいほうが、内回りでは小さいほうが先着する…という図式ですね~
秋華賞では「ブエナに勝てるとしたらここしかない」とレッドに◎を打ちましたが、いちおう今回も同じ理屈は通るんですよね~
まあもう2,3日、いろいろ考えてみます
そういえば昨年も、ディープスカイとドリームジャーニーについて似たようなことを書いてるなあ…(下参照)
ところで今GCで宝塚の過去のリプレイをやってますが、毎年なかなか面白いレースで、やっぱり競馬って、直線が長すぎないほうが面白いんじゃないですかね~
宝塚雑感
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/caa5e18f01b2f4f9abb4a79a8ca43bd7
ピッチv.sストライド
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ec47bc51a55912bd39a8bab1a8689156