『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したエイティーンガール(牝4歳)が日曜札幌11RのキーンランドC(G3・芝1200m)を勝ちました。
エイティーンガール(牝・父ヨハネスブルグ・母センターグランタス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016103143/
母母センターライジングは現フローラS勝ち。ヨハネスブルグ×アグネスタキオンはJRAに14頭が出走しテンクウなど9頭が勝ち馬と高確率で、母系にヘクタープロテクターを引くヨハネスブルグ産駒もリッパーザウィンなど3頭出走で2頭勝ち馬。ブリーズアップセールで1188万円落札なら、これは即戦力の期待。(望田)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で栗山求が推奨したテンバガー(牡2歳)が日曜小倉1Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★ジーワンサラブレッドクラブ
父モーリス
母トップセラー(スペシャルウィーク)
牡 募集価格:3600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105161/
母トップセラーはアドマイヤメイン(青葉賞、毎日杯)の3/4姉で、現役時代は芝中距離で準OPまで出世しました。2代母プロモーションはクイーンS(G3)の勝ち馬。2代父スクリーンヒーローの中距離向きスピードと瞬発力は、その母の父サンデーサイレンスと、3代母モデルスポートのTom Fool≒Spring Run2×3が鍵ではないかと思われます。また、父モーリスの非凡な能力は、その母の父カーネギー(凱旋門賞)を抜きには語れず、とくにカーネギーのBold Reason≒Never Bend3×3には注目したいところです。本馬はサンデーサイレンス4×3で、母トップセラーはTom Foolの息子Buckpasserを5×5で持ち、母の父の父マルゼンスキーはFlaming Page≒Tom Fool2×3ですから、スクリーンヒーローの鍵となる血をしっかり継続しています。また、本馬はRiverman5×5ですから、カーネギーのエッセンス(Bold Reason≒Never Bend 3×3)を強化しています。Mr.Prospectorが入ることでスピードをサポートしているのもプラス材料です。モーリス産駒としては非常によくできた配合ではないかと思います。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)
土曜小倉12R500万下 ラインオブダンス(POG・望田)
日曜新潟1R障害未勝利 ケイブルグラム(ディープ・栗山)
日曜小倉8R500万下 アーズローヴァー(一口・栗山)
土曜小倉9R英彦山特別 レッドルーヴル(一口・望田)
日曜小倉11R小倉日経オープン サラキア(ディープ・栗山)
エイティーンガールは高確率のヨハネスブルグ×アグネスタキオンで、ブリーズアップの動きも良かったのでPOGで推奨しましたが、そもそもアグネスタキオンはヘネシーとニックスで、ヘニーヒューズ×アグネスタキオンもワイドファラオなどが出てよく走ってます
●ヨハネスブルグ×アグネスタキオン
●ヘニーヒューズ×アグネスタキオン
ヘネシーとアグネスタキオンはTom FoolやBold RulerやEight Thirty≒War RelicやDipsy Doodle≒Intentといった北米血脈だけでなく、Hawaiiとリマンドのスタミナの血も脈絡しますが、今後もヘネシータキオンには注目ということで
3/31発売『一口馬主&POG攻略読本 愛馬選びはここを見よ!』(カドカワエンタメムック)では、13のトレンド配合を取り上げて解説していますが、「ディープインパクト×Unbridled's Song」を取り上げたらコントレイルが無敗の二冠達成、「サンデーサイレンス4×3」と「エピカメサンデー」を取り上げたらデアリングタクトが無敗の二冠達成、そして「Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロス」を取り上げたらショックアクションが新潟2歳Sを快勝
以下のようにStorm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬は、今のところJRAには23頭が出走し12頭が勝ち馬で2頭の重賞勝ち馬が出ており、特にマル外はほとんどが勝ち馬となっています
●Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬
●Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬(Fastnet Rock経由)
なかでもFastnet Rockを経由する場合は上のように抜群の高確率で、Storm Cat≒Piccadilly Circusのニアリークロスのほうが(Secretariat≒Sir Gaylordの3/4同血クロスを含むため)有効なのだと考えられるし、Fastnet Rockのポテンシャルが高いのだともいえるかと
オーストラリアで大繁栄するデインヒル系のなかでも最も太い枝はRedoute's Choiceのラインで、スニッツェルなんて向こうじゃハーツクライみたいな大種牡馬待遇で驚きますが、Fastnet Rockは日本や香港でよく走ってるのでより高速馬場向きというイメージがあり、プリモちゃんを産んだモシーンがFastnet Rockの肌ですね
前からやろうやろうと言ってたくりがしらスタンプの第一弾「競馬いらすと日記」が完成しました(・∀・)
評判良ければ、もっとマニアックな血統スタンプなんかも実現するかもなのでよろしくお願いします
https://store.line.me/stickershop/product/13033724
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小倉日経オープンは行く馬が揃って、少頭数の外枠で、マイルドAureole魂の▲サラキアがついにハマりそうなんですが、◎ブランノワールはマイラーではなく1800型だと書いてきたし、1800は1回しか走ったことがないんですがその夕月特別がなかなか強い勝ち方で、外差しでハマりそうなだけに人気的にも狙ってみたいです
五頭連峰はルフトシュトロームと3/4同血の良血好配合◎フランジヴェントが良なら一番斬れるでしょうが、スランプが長い丸山元気がどうも頼りないので▲リュクスポケットの前残りで遊んでみる手もあるかなあ…と思っとります
札幌は明け方からかなりの雨量で芝が重まで悪化するのはなかなか珍しく、支笏湖はダイワメジャー産駒で母系に「War AdmiralとLa Troienne」が多い◎タイセイメガロス
前走も◎にしましたが、エンパイアメーカーの肌なので少頭数外枠で気分よく走ればもう一丁
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では新潟2歳SとキーンランドCと朱鷺Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
ディープ×クロフネ×フォーティナイナーまでカワキタエンカと同じですが、母系にグルームダンサーが入るディープ産駒も以下のようにとても高確率で走っており(Alzaoとグルームダンサーがニアリーですね)、小柄な牝馬ですがここでも素質は上位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/35/ad11556cf63fe7610111b7cc821c3efe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4d/739805de2d05bd2ebebecb1b6a65e03e.jpg)
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではオホーツクSと摩周湖特別と新潟12Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/0c/19923472c042c83ce15fd8b75ee308ad.jpg)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/1b/a6822b4295dca638a95db6c6b0f08af0.jpg)
おかげさまで今期も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2020~21)」、本日望田がグリーンファーム愛馬会とYGGオーナーズクラブから1頭ずつピックしました
現在シルク(14)、ジーワン(11)、東サラ(7)、ユニオン(5)、ラフィアン(4)、ウイン(3)、ターファイト(2)、グリーン(1)、YGG(1)、ローレル(1)から計49頭ピックしています
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)」
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/6e668464efadfe6147953e340773e45a
しかしセレクションもサマーも「高く売れました(T T)」と「高くて買えません(T T)」の連続ですね…すごいすね
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で栗山求が推奨したレッドアンシェル(牡6歳)が日曜小倉11Rの北九州記念(G3・芝1200m)を勝ちました。
★東京サラブレッドクラブ
父マンハッタンカフェ
母スタイルリスティック(母の父 Storm Cat)
牡 募集価格:2800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105982/
3年前に推奨した全兄レッドラウディーは、542kgを記録した巨漢馬だったため脚もとの負担が大きく、高い能力を持ちながらそれを発揮しきれませんでした(最高成績は2着)。本馬は現時点で402kgと小柄で、競馬を使うころには450kgぐらいでしょうか。これなら楽しみです。父マンハッタンカフェはStorm Catと相性がよく、この組み合わせからショウナンマイティ、マッハヴェロシティ、アンシェルブルー、トレンドハンター、エーシンミズーリといった活躍馬が出ています。母スタイルリスティックはNathaniel(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)、Great Heavens(愛オークス)、Playful Act(フィリーズマイル)などの半姉にあたる超良血。トレンドハンターの母ロイヤルペルラ、エーシンミズーリの母セントルイスガールの配合構成に酷似しているので大きな期待が掛けられます。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で望田潤がダブル推奨したピンクレガシー(牝3歳)が日曜小倉4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★グリーンファーム愛馬会
父ヴィクトワールピサ
母バルドウィナ(Pistolet Bleu)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104861/
牝 募集価格:3000万円
ジュエラーの全妹、サンシャインの3/4妹、ワンカラットの半妹で、母バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。本馬の配合は、Much Too Risky(子孫にヴィクトワールピサやアサクサデンエンやローブティサージュなど活躍馬多数)とバルドウィナという名繁殖を通じて英仏のアウトサイダー血脈を密にクロスしており、特にバルドウィナが持つSupreme Court5×4にBustedの血を脈絡させている点に妙味があります(Fair Trial、Solario、Hurry On、Pretty Polly等が共通)。Supreme Courtの血を引く繁殖牝馬の仔はJRAで【勝ち馬率34%、平均賞金1317万円】ですが、Bustedの血を引く種牡馬を父に持つ場合は【勝ち馬率43%、平均賞金2151万円】。「ヴィクトワールピサ×Supreme Court持ち牝馬」の配合もJRAに7頭が出走し3頭が勝ち馬で、牝馬に限れば3頭出走しジュエラーとアンネリース(現役2勝)の2頭が勝ち馬です。ディープインパクトも母系にBustedの血を引きますが、このバルドウィナ牝系とディープインパクトとの配合は、ワントゥワン(現役5勝)、ベアトリッツ(3勝)、トップアート(2勝)と全て活躍しています。バルドウィナにはヴィクトワールピサがベストの相手と言うこともでき、ジュエラー同様“牝馬のフレンチな斬れ”を感じさせる体質や歩きをするので、この募集価格ですが妹もオープン級だろうとみてピックしました。(望田)
ピンクレガシー(牝・父ヴィクトワールピサ・母バルドウィナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104861/
ジュエラーの全妹でワンカラットの半妹でワントゥワンの叔母。母バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。いわゆるヴィクトワールピサ産駒の成功パターンの配合ではないが、バルドウィナとポインテッドパスとMuch Too Riskyが持つ欧アウトサイダー血脈の脈絡が実に絶妙で、バルドウィナの相手としてヴィクトワールピサはベストの一つ、という言い方はできる。(望田)
土曜新潟12R500万下 グルファクシー(一口・望田)
日曜札幌8R500万下 ラヴユーライヴ(ディープ・望田&栗山)
日曜小倉11R北九州記念3着 アウィルアウェイ(POG・望田)
●モーリス産駒の芝競馬場別成績
土曜のボツ予想でも書きましたが、上はモーリス産駒の芝競馬場別成績で(中山や京都や中京は出走なし)、モーリスが伝える体型体質から概ね予想された傾向ではあるのですが、直線が長くない(斬れ味勝負になりにくい)コースならば、こんなに安定して走る種馬もなかなかいないんじゃないかと
ちなみに私はこれまでモーリス産駒を4回本命にしておりますが、小回りコースで斬れ勝負にならないレースを選択しているので、以下のようにだいたい期待に応えてくれてます(・∀・)
エピカメサンデーの大成功のいっぽうで不振が目立っていたエピディープ(エピファネイア×ディープインパクト)ですが、8月に入ると[5-1-2-8]と突然の快調
エピディープは配合的にも両者のSir Gaylord的斜尻=非力な後駆や、細身で柔らかい体質が伝わりすぎるきらいがあり、たとえば出走時の平均馬体重をとってみても、エピディープは450キロ、エピディープ以外のエピファ産駒は464キロです
●エピディープの芝競馬場別成績
細身で非力なエピディープが8月に躍進した理由は一つではないでしょうが、札幌新潟小倉と全て平坦コースでの開催だったことが大きいのではないか…ということで、エピディープの芝競馬場別成績を出してみたら上のとおり
ちなみにエピディープ、ダートは[0-0-1-26]と猛烈に走りません(^^;)まあエピファ産駒自体ダートはイマイチなんですが、エピディープ以外のエピファ産駒のダート成績は[8-6-9-135]でした
最後に例によって、勝ち上がったドゥラメンテ産駒の配合分析表を更新しておきます
デビュー戦は4コーナーを曲がれなかったテネラメンテが2戦目で勝り上がったので、私がイチオシしてきた「母系にデインヒルを持ちヌレサドをクロスするドゥラメンテ産駒」は、アスコルターレ、ダノンシュネラ、テネラメンテ、フォティノースと出走4頭全て勝ち上がり(あと未出走では母モシーンのリバースレーがこのパターンですね)
西部スポニチは◎ジョニーズララバイ
コウソクストレートの下で、母メジロアリスはCaro3×3で自己主張が強く、特に本馬は母親似の印象
メジロアリスは平坦芝1200良[3-0-0-4]、ジョニーズララバイは平坦芝1200良[1-2-0-0]、前走阪神でハマらなかった後だけに狙いやすい
○ファストフォースはロードカナロア×ラッシュライフ(ファンタジーSと函館2歳Sで2着)の父母相似配合で母父バクシンオーが強いスプリンター、前走芝1200で一変は納得ですが、これを芝2400でおろしたのは納得できない(^ ^;)
小倉最終はこの人気なら◎ムジカ、小柄なエピディープ牝で平坦はいいし、もちろん大外枠もいい
▲エールヴィオレは大外枠から差し切って新馬勝ち後は低迷がつづきますが、Aureole7×6・6のタートル産駒ですから馬群は全然ダメで、ここは調教師が「思い切ったケイバを」と示唆しているので注目してます
手稲山は◎メイショウミモザ
メイショウテンゲンの妹でメイショウベルーガの娘ですが、こちらはフレンチデピュティが強くラトロ肩でいかにも夏馬っぽいスプリンター
暖かくなって1200を使うとトントン拍子で、差すケイバもできるので、池添がインを捌いてトントントン拍子とみました
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では札幌記念と北九州記念とクローバー賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では札幌記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
これモーリス産駒の芝場所別成績ですが、やっぱり大箱の斬れ勝負が合わないだけやと思うんですよね
都井岬は◎オールザワールド
若葉のシンガリ負けを見てのとおり馬群がダメっぽいんですが、この頭数なら中団から押し上げていく形で力は出せそうで、大箱向き▲アステロイドベルトが内で動けずで他に抜けないかと(笑)
宮崎は難しいですが、今なら1800がよさそうな▲ナイトバナレットが差し届く展開にならないですかね…なんか穴人気してますけどね…
札幌日刊スポーツは◎ビーマイオーシャン、エピファネイア×ディープインパクトはサイズが問題になる配合ですが本馬は482キロ、TT×TTですから長いところ向きの体質になりやすい配合でもあります
◎が大人気なので、馬券的には▲ホウオウエーデルあたりが絡んでほしいところですが…
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では日本海Sと新潟12Rと新潟3Rを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では新潟12Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
おかげさまで今期も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2020~21)」、本日栗山がウインレーシングクラブから2頭ピックしました(1頭は望田とのダブルピックなので計3頭のピックとなります)
現在シルク(14)、ジーワン(11)、東サラ(7)、ユニオン(5)、ラフィアン(4)、ウイン(3)、ターファイト(2)、ローレル(1)から計47頭ピックしています
この後はグリーン、タイキ、キャロット、京サラという順になりますかね、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)」
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/6e668464efadfe6147953e340773e45a
札幌に越してきてから十数年経ちますが、まあこんなに来客のない夏は初めてて、お盆はちけぞう宅の屋上でバーベキューやって軽い熱中症になり、あとは某GC解説TM&某関越Sワンツー生産者とふるさとで一杯やったぐらいかな
『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で栗山求が推奨したサトノアーサー(牡6歳)が日曜新潟11R関屋記念(G3・芝1600m)を勝ちました。
◎サトノアーサー(牡・母キングスローズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105887/
セレクトセール1歳で落札価格1億9500万円。母は新豪香で通算23戦8勝。NZ1000ギニー(G1・芝1600m)、WHストックスS(豪G2・芝1600m)など6つの重賞を制した。母はNorthern Dancerの濃度が濃く(4・5×3・5・5)、Danzig、Nureyev、Lyphardを経由しているので好ましい。母方の3代目にデインヒルとNureyevを並べる配合はミッキーアイルと似ており、Redoute's Choice+サンデー+Nureyevなのでフルーキーっぽいテイストもある。Alzao≒Dancing Show 3×4は、Dancing Showと似た配合構成の Shareef Dancer、Green Desert、Touch of Greatnessを入れたパターンが成功しているので楽しみが大きい。母はマイラーだったが2000mの重賞も2勝しており、ミッキーアイルやフルーキーよりも距離の融通性はあるはず。(栗山)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で望田潤が推奨したバルバレスコ(牝3歳)が土曜札幌6Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父ロードカナロア
母ローマンエンプレス(Sadler's Wells)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105663/
牝 募集価格:3000万円
母ローマンエンプレスはブランドフォードS(愛G2・芝10F)2着、ヨークシャーオークス(英G1・芝12F)3着。母の3/4同血の弟Imperial Monarchはパリ大賞典(仏G1・芝2400m)に勝ち、Mount AthosはメルボルンCで3着。母系にはスタミナとアウトサイダー血脈が強く、自身はナスペリオン的な斬れでまとめた配合になっていて、実馬もステルヴィオを更に渋く距離適性長めに寄せたイメージです。カナロア産駒は現3歳が初年度産駒ですが、古馬になって本格化するような中距離馬もこれから出てくるでしょう。5歳についに愛知杯制覇、のイメージでピックしました。(望田)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で望田潤が推奨したフェルマーテ(牝3歳)が土曜新潟7Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
★ジーワンサラブレッドクラブ
父ゴールドシップ
母カルマート(シンボリクリスエス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105089/
牝 募集価格:1800万円
プリサイスマシーンなどが出る牝系で、母カルマートはOP紫苑SなどJRA3勝。そこにゴールドシップが配された本馬は、サンデーサイレンス3×4をはじめ、ノーザンテースト≒The Minstrel5・5×5・6、Roberto6×4、Princely Gift6・6×6、パーソロン6×6など、なかなか密な父母相似配合になりました。相似配合は競走能力の高い母のほうが成功しやすいし、馬体や動きを見ても父と母の良さが上手くミックスされた印象。上級~オープンで渋い活躍が期待できる芝中距離馬でしょう。この募集価格ならばオススメできます。(望田)
フェルマーテ(牝・父ゴールドシップ・母カルマート)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105089/
新種牡馬ゴールドシップからも一頭選んでみた。本馬はプリサイスマシーンの姪で、母カルマートは紫苑SなどJRA3勝。自身はサンデーサイレンス3×4、ノーザンテースト≒The Minstrel5・5×5・6、Roberto6×4、Princely Gift6・6×6、パーソロン6×6などなかなか凝った父母相似配合になっている。父も母も芝中距離で能力を示したから期待していいだろう。狙うは紫苑S母娘制覇。期間外ですね(^ ^;)(望田)
土曜小倉10R西部日刊スポーツ杯 ポタジェ(ディープ・栗山)
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種牡馬ロードカナロアは非常に配合に素直で、短距離馬との配合では短距離馬を出し、中距離馬との配合では中距離馬を出し、Nureyevやトライマイベストの3/4同血クロスでクラシックタイプの大物を出し、フジキセキやフレンチデピュティをもってきてWar Relic≒Eight Thirty的な血を増幅すると途端にダートや短距離に振れます
バルバレスコの場合は母がブランドフォードS(愛G2・芝10F)2着の芝中距離馬で、3/4Northern DancerクロスをNureyev≒Sadler's Wells5×2で締めるというオーソドックスな好形で、まあこういう配合はだいたい芝中距離になりますね
アールスターの母ウェーブクイーンはサッカーボーイの娘で現役時代は芝1800で勝ち鞍があり、その全兄に東京大賞典(大井2800)などに勝ちダートのステイヤーとしてならしたキョウトシチーがいます
ロードカナロア産駒で2000m以上の重賞を勝ったのは以下の4頭
アーモンドアイ=母フサイチパンドラはエリザベス女王杯勝ち
サートゥルナーリア=母シーザリオはオークス馬
キングオブコージ=母ファイノメナはGalileo産駒で欧10戦2勝(芝11~12F)
アールスター=母アールスターはサッカーボーイ産駒でJRA1勝(芝1800)、その全兄にキョウトシチー
サラブレッドの配合とは2000を根幹とする揺り戻しなので、ディープインパクトやハーツクライのような2400で活躍したサンデー系中距離型種牡馬は、しなやかさ≒緩さをよく伝えるがゆえに、Storm CatやデインヒルやMachiavellianやOrpenやAmerican Postのようなマイラーの肌に配するのがセオリーといえ、中距離の肌だとマリアライトやワールドプレミアやジャスタウェイのように完成が遅くなりがちなんですよね
いっぽうロードカナロアやダイワメジャーのようなマイラー種牡馬の場合は、スペシャルウィークやハーツクライやオペラハウスやトニービンやMediceanといった中長距離の肌で大物を出しているのは当然で、マイラーやスプリンターの肌だとだいたいダノンスマッシュやイベリスやナックビーナスやエピセアロームみたいになります
2歳世代も好調なエピカメサンデーですが、これも中距離×中距離の組み合わせなので、3歳春に完成しきるには母母のところに頑強マイラーの血がほしいところで、デアリングタクトの母母デアリングハートは桜花賞2着のDanzigっぽいマイラーでした
ディープインパクトとハーツクライが母父として現状イマイチなのは、その緩さを締めることができる非サンデーの頑強マイラー種牡馬にあまり恵まれてこなかったから、そういう種馬がグループに少なかったから、という見方もできるのではないかと(その意味でもドレフォン×ディープやニューイヤーズデイ×ハーツが成功するか注目してます)
種牡馬モーリスに対するノーザンの期待が膨れ上がっていったのは、産駒がみんな坂路を力強く真っすぐ駆け上がってくるからというだけでなく、緩いディープ肌やハーツ肌を締めることができて、2000に揺り戻せるマイラー種牡馬が待望されているという事情もあると思うんですよね
そんなわけでモーリス産駒がなかなか勝てないのは誤算でしょうが、モーリスはスクリーンヒーロー×カーネギーですから血統は中距離で、モーリス×ディープも実は完成はそんなに早いわけではなくて、坂路で動くしいちおう仕上がったから早めにおろしてみた…という馬が多いんじゃないかと私はみています
それ以上にカナロア×ディープという最強であるはずの組み合わせ、最強マイラー×最強中距離馬の組み合わせが、Secretariat≒Sir Gaylordのクロスになるために細身で非力でサイズが出ないために大物が出ていないのが、ノーザンにとってはより大きな誤算といえるのかもしれないですね
ロードカナロア×ハーツクライ一覧(JRA出走)
その点ハーツクライはSir Gaylordを引かないので、上のようにカナロアとの配合で高確率で成功しており(他にも豪G1ブルーダイヤモンドSのTagaloaが出ている)、日曜新潟のヴェイルネビュラもなかなか強い勝ち方でしたね
三面川特別はファンディーナの妹でMachiavellian=Coup de Genie3×3で3戦2勝の◎クードメイトル、ディアデラマドレの娘でエピカメサンデーで4戦2勝の○クラヴェル、この2頭が素質上位なのはまあ疑いないところ
クードメイトルは追い切り後で570キロぐらいあるらしいので結論はパドック見てからですが(^ ^;)、現時点ではこの印で3番手は大箱1800ベストの△ミッキーパディーラ
藻岩山は◎イルマタル
シンボリクリスエス×ゴールドアリュールというのはダートに振れそうな配合ですが、本馬はRoberto3×5にHail to Reason4・7×5・6、3代母オークツリーがBramalea≒Beautillionの3/4同血クロス3×4、Robertoの血脈構成を増幅したRobertoらしい馬で、手先の強さと小回りのコーナリングが光る馬です
ゴールドアリュールの肌だけに逃げたら強かったという前走ですが、○シャフトオブライトは番手でOKなので、主張して行ききればなかなかしぶといんじゃないかと思うし、行ききれなくても馬券に絡めば美味しい9人気
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では関屋記念と小倉記念とUHB賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
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