NETKEIBAさんにて「重賞レース血統診断」と題して、基本的にはG1は全出走予定馬、G2G3は上位人気が予想される5頭の血統解説を書いています(毎週日曜夜更新)
今週はホープフルSの全頭解説を書いていますので、よろしければご一読ください
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=42063
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したブランノワール(牝2歳)が土曜阪神3Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父ロードカナロア
母プチノワール(Singspiel)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104839/
牝 募集価格:3500万円
プチノワールは安田記念馬アサクサデンエンと同血(父が同じで母が全姉妹)で、Much Too Riskyを1/4異系としHalo3×4のクロスでまとめた満点の配合。当クラブのローブティサージュをいきなりピックしたように繁殖としても高く評価しています。ロードカナロアとの配合はMr.Prospector4×4とNureyev≒Sadler's Wells5×4のクロス。ここまでJRAで勝ち上がったロードカナロア産駒5頭のうち4頭はSpecial血脈のクロスを持ち、4頭は母にNorthern Dancerのクロスがないか薄いです。本馬はヌレサドのクロスに加え母が非Northern Dancerクロスなのもよく、カナロア産駒としては柔らかすぎずしかもHalo的な手先の軽さも感じられ、ズバリ好マイラーの評価でいいでしょう。大人気のようですがピックせざるをえません。(望田)
【7月28日追記】
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ったローブティサージュの半妹。母プチノワールはアサクサデンエン(安田記念、京王杯SC)と同血(父が同じで母同士が全姉妹)で、Glorious SongとMachiavellianを通じたHaloクロスを持ち、Sadler's Wells(≒Nureyev)がサポートするという配合構成なので、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2回)とヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞)を産んだ名牝ハルーワスウィートと酷似しています。もっと単純化すれば、HaloクロスとMr.Prospectorを併せ持つ繁殖牝馬は成功する確率が高いといえます。コンスタントにスピードを伝えられるからでしょう。本馬の父ロードカナロアは、半姉ローブティサージュの父ウォーエンブレムと同じくMr.Prospector系。サンデーサイレンスは入らないものの母が Halo3×4で、柔らかすぎず硬すぎずちょうどいい、という感触です。いまのところFairy Kingが入ったロードカナロア産駒の活躍が目立つので、その全兄Sadler's Wellsが入る本馬も悪くないでしょう。G1ホースを出した母のポテンシャルを考えれば楽しみな素材です。(栗山)
土曜中山10R中山大障害2着 タイセイドリーム(ディープ・栗山)
土曜中山10R中山大障害3着 マイネルプロンプト(一口・望田&栗山)
土曜中山12Rノエル賞 オハナ(ディープ・望田)
日曜阪神10Rクリスマスキャロル賞 ペルソナリテ(一口・栗山)
アフター有馬はちけぞう亭で忘年会、次々と美味いツマミが出てきましたが、MVPは実家直送のししゃもかなあ…道東のししゃも美味いです(・∀・)
ブランノワールは新馬戦を見たときに「思ったより脚長でストライド型なので外回りのほうがいい」と書いておきましたが、やはり外回りで先行すれば楽でした
たぶんラストタイクーンとIn the Wingsを通じるMill Reefのクロスの影響でしょうが、パルマリアもMill Reefのクロスでタイプとしては近いものがあるかと
非サンデーで父カナロアで母母父Machiavellianで、もうサンデー系の何つけても走る仔を産みそうな牝馬です
「ここ3年の大障害は、オジュウチョウサン(母父シンボリクリスエス)、アップトゥデイト(父クロフネ)、ルペールノエル(母父Lear Fan)、エイコーンパス(父タイムパラドックス)、サナシオン(父シンボリクリスエス)とRoberto持ちしか馬券に絡んでいない」「今年は昨年の2着3着とタイセイドリーム、トーセンメリッサ、ニホンピロバロンがRoberto持ち」と書いておいたんですが、結果はRoberto持ちのワンツーも、圧倒的1人気のクロフネ産駒が落馬してしまいましたね…