『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したエイティーンガール(牝4歳)が日曜札幌11RのキーンランドC(G3・芝1200m)を勝ちました。
エイティーンガール(牝・父ヨハネスブルグ・母センターグランタス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016103143/
母母センターライジングは現フローラS勝ち。ヨハネスブルグ×アグネスタキオンはJRAに14頭が出走しテンクウなど9頭が勝ち馬と高確率で、母系にヘクタープロテクターを引くヨハネスブルグ産駒もリッパーザウィンなど3頭出走で2頭勝ち馬。ブリーズアップセールで1188万円落札なら、これは即戦力の期待。(望田)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で栗山求が推奨したテンバガー(牡2歳)が日曜小倉1Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★ジーワンサラブレッドクラブ
父モーリス
母トップセラー(スペシャルウィーク)
牡 募集価格:3600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105161/
母トップセラーはアドマイヤメイン(青葉賞、毎日杯)の3/4姉で、現役時代は芝中距離で準OPまで出世しました。2代母プロモーションはクイーンS(G3)の勝ち馬。2代父スクリーンヒーローの中距離向きスピードと瞬発力は、その母の父サンデーサイレンスと、3代母モデルスポートのTom Fool≒Spring Run2×3が鍵ではないかと思われます。また、父モーリスの非凡な能力は、その母の父カーネギー(凱旋門賞)を抜きには語れず、とくにカーネギーのBold Reason≒Never Bend3×3には注目したいところです。本馬はサンデーサイレンス4×3で、母トップセラーはTom Foolの息子Buckpasserを5×5で持ち、母の父の父マルゼンスキーはFlaming Page≒Tom Fool2×3ですから、スクリーンヒーローの鍵となる血をしっかり継続しています。また、本馬はRiverman5×5ですから、カーネギーのエッセンス(Bold Reason≒Never Bend 3×3)を強化しています。Mr.Prospectorが入ることでスピードをサポートしているのもプラス材料です。モーリス産駒としては非常によくできた配合ではないかと思います。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)
土曜小倉12R500万下 ラインオブダンス(POG・望田)
日曜新潟1R障害未勝利 ケイブルグラム(ディープ・栗山)
日曜小倉8R500万下 アーズローヴァー(一口・栗山)
土曜小倉9R英彦山特別 レッドルーヴル(一口・望田)
日曜小倉11R小倉日経オープン サラキア(ディープ・栗山)
エイティーンガールは高確率のヨハネスブルグ×アグネスタキオンで、ブリーズアップの動きも良かったのでPOGで推奨しましたが、そもそもアグネスタキオンはヘネシーとニックスで、ヘニーヒューズ×アグネスタキオンもワイドファラオなどが出てよく走ってます
●ヨハネスブルグ×アグネスタキオン
●ヘニーヒューズ×アグネスタキオン
ヘネシーとアグネスタキオンはTom FoolやBold RulerやEight Thirty≒War RelicやDipsy Doodle≒Intentといった北米血脈だけでなく、Hawaiiとリマンドのスタミナの血も脈絡しますが、今後もヘネシータキオンには注目ということで
3/31発売『一口馬主&POG攻略読本 愛馬選びはここを見よ!』(カドカワエンタメムック)では、13のトレンド配合を取り上げて解説していますが、「ディープインパクト×Unbridled's Song」を取り上げたらコントレイルが無敗の二冠達成、「サンデーサイレンス4×3」と「エピカメサンデー」を取り上げたらデアリングタクトが無敗の二冠達成、そして「Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロス」を取り上げたらショックアクションが新潟2歳Sを快勝
以下のようにStorm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬は、今のところJRAには23頭が出走し12頭が勝ち馬で2頭の重賞勝ち馬が出ており、特にマル外はほとんどが勝ち馬となっています
●Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬
●Storm Cat≒ロイヤルアカデミーのニアリークロスをもつ馬(Fastnet Rock経由)
なかでもFastnet Rockを経由する場合は上のように抜群の高確率で、Storm Cat≒Piccadilly Circusのニアリークロスのほうが(Secretariat≒Sir Gaylordの3/4同血クロスを含むため)有効なのだと考えられるし、Fastnet Rockのポテンシャルが高いのだともいえるかと
オーストラリアで大繁栄するデインヒル系のなかでも最も太い枝はRedoute's Choiceのラインで、スニッツェルなんて向こうじゃハーツクライみたいな大種牡馬待遇で驚きますが、Fastnet Rockは日本や香港でよく走ってるのでより高速馬場向きというイメージがあり、プリモちゃんを産んだモシーンがFastnet Rockの肌ですね