栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

7/17,18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2021-07-19 13:20:12 | POG

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2021)』で推奨したブラックボイス(牡2歳)が土曜函館1Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

ブラックボイス(牡・父ブラックタイド・母ソングライティング)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105276/
母ソングライティングはJRA未勝利も、その母Embur's Songは北米重賞を3勝した加古牝馬チャンピオン。ディープ×Storm Cat×Unbridled's Songはコントレイルなどが出て大成功しているパターンだが、ブラックタイド×Storm Cat×Unbridled's Songも1頭だけ出走例がありそのタケルジャックはJRA勝ち馬。これもセレクトで見ましたが、なるほどしなやかマイラーという印象でした。(望田)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で推奨したトロワエスポワール(牡3歳)が日曜福島7Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

トロワエスポワール(牡・父エピファネイア・母トロワボヌール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018104699/
母トロワボヌールはクイーン賞など交流重賞3勝。母母チューニーはクイーンCに勝ちオークス2着。イトコにゲッカコウやサンマディソンがいる。そこにエピファネイアで、サンデーサイレンス4×3、Sadler's Wells≒Nureyev4×4、Seattle Slew5×5など典型的な父母相似配合になった。母が重賞勝ち馬だけに期待できる中距離馬。(望田)

■土曜福島4R障害オープン マイネルヴァッサー(一口・栗山)
■日曜函館10R渡島特別 ルコルセール(一口・栗山)
■日曜小倉8R1勝クラス グランレイ(POG・望田)
■日曜福島10R安達太良S ファンタジステラ(POG・望田)



ブラックボイスはディープ×Unbridled's Song×Storm Catのスーパー黄金配合のブラックタイド版で、セレクトで見たときもブラックタイドにしてはしなやかな歩きをするのが良いとチェック入れてました
ディープ×Storm Cat的なしなやかさが思ったより強くて、新馬戦は最内でモタついているうちにアルナシームに抜群のピッチで捲られてしまい、一昨日はルメールがグルッと大外を回してストライドロスなく捲って、直線半ばからアクションが更に大きくなって加速したという勝ち方
何というか若いころのサトノアラジン的な、緩くて加速が緩慢なので距離はもつがバーンと爆発しきれないころのアラジンみたいやと思って見てましたが、現状は大箱1800の重賞で加算できれば…という馬ですかね





上のようにウインドインハーヘア×Storm Cat×Unbridled's Songのトライアングルは、ディープインパクトはもちろんキズナやリアルインパクトやディープブリランテやクリーンエコロジーでも成功しており、父ブラックタイドでも2頭とも勝ち馬

何回か説明しているようにSir Ivor≒TerlinguaとSir Ivor≒Incantationのニアリークロスがこの黄金配合の根拠ですが、Sir Ivor的しなやかさを増す一方でEight Thirty≒War RelicやAspidistra4×4で北米パワーも補っているという、このバランスもポイントやと思いますね





ロードカナロア産駒におけるNureyev≒Sadler's WellsやSex Appealと同じく、エピファネイア産駒において5代血統表内で有力な(名牝名繁殖の血を含む)全きょうだいクロスや3/4同血クロスを狙うならば、Sadler's Wells≒Nureyev=Fairy Kingほぼ一択となります
エピカメサンデーは成功するだろうと予言した根拠はほとんどそれだけと言ってもいいのですが、母系のNureyevの有無で産駒を仕分けしてみると以下のようになり、デアリングタクトを除いてみても(2行目)Sadler's Wells≒Nureyevの3/4同血クロスはエピファ産駒においてそれなりに効力をもつと考えられます

コメント (13)
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