ツキはまだ続いていた。

前回のラッキーな解禁釣行から一週間。日曜日は仕事だったので、前日の午後の寸隙を縫って渓に向かう。

この日は正味１時間と、前回以上に時間がないので、自宅から一番近い小渓を目指す。
この渓は漁協の管理下にはないので、当然アマゴも少なく、サイズも小振り中心なのだが
手軽に行けることと、そこそこ楽しめるのでシーズン中は数回は訪れる。

いつものところに車を停めてそそくさと渓に降りてみたが、
この日は水量が少なく、かなり厳しそうな感じ。

予想通り良さそうなプールでも全く反応がないし、アマゴの姿も確認できない。
無反応のまま３０分、４０分と時間が過ぎてゆく。

そしていつもなにかしら反応のあるポイントにたどり着く。
しかしかなり埋まってしまい渓相が違うのでやっぱり難しいかなと半信半疑でいつものシロパラをキャスト。
流れはゆっくりなのでフライ先行で流すと、
黒い影がゆっくりとフライを咥えた。

なんとこんなサイズのアマゴだった！

この渓では最大級といっていいだろう。
自分もここでは新記録だ。
時期的に少しやせ気味なのは仕方ないが、尾鰭のオレンジがあざやかな美形アマゴだ。

たった一度だけの反応だったが、十分に満足！

そしてその直後、上流で工事でもしているのだろうか、一気に川が濁り始めた。


どう考えても、ツイテイルとしか思えない。
このツキ、できるだけ続いてほしいものだ。

帰り道、満開の緋寒桜を見つけて思わず写真を。

渓に春が訪れるのも間もなくかな。

そしてこの日の夜は釣り仲間と今シーズンの作戦会議をいつもの安倍藁で。

　

最初はいつものカルパッチョだが、今回はなんとカンパチ。
炭焼きの新タケノコとそら豆も旨い。

　

乾杯のビールは、地元のサッポロビールでつくられたふじのくに限定の静岡麦酒。
なかなか旨かった。
そして後半は鮎の骨酒、シーズンに入ればイワナの骨酒も出てくるが、
これはつい飲みすぎてしまう。

というわけで昼夜ともに充実の一日だった。

みなさん、お疲れ様でした。